ブロッコリー・キャベツの収穫が始まりました (^o^)

4月の低温傾向に続きまして、5月に入っても上空に寒気が入るのか雷が鳴り響いたり、また暑かったり寒かったり冬型の気圧配置であるかのように冷たい北風が吹いたりと、早めにビニールトンネルを撤去するミャー菜園では、気象状況に翻弄される状況にあります。

と言いつつも、ブロッコリーそしてキャベツの収穫が始まりました。(^o^)

今のところ全ての野菜が順調に育っています。低温傾向による成長の抑制で、管理作業も例年のように忙しくバタバタとやる必要もありません。また今年は雨も多いですね。そのために散水する機会も少なめです。定植時に散水すると後は大概雨が降ってくれるので、そうした点でも今年は楽ちんな栽培となっています。(^o^) 

 

 

 播種・定植の記録

 

【定植】4月25日実施

ナス『千両二号』 7株 (フローラ黒田園芸)

ニガウリ『ほろにがくん』 4株 (ビバホーム)

ピーマン『ちぐさ』 10株 (フローラ黒田園芸)

唐辛子『万願寺とうがらし』 1株 (フローラ黒田園芸)

トマト『麗夏』 20株 (種七農芸園)

スイカ『紅大』 8株 (種七農芸園)

キュウリ『ときわ333』 20株 (種七農芸園)

 

【定植】4月26日実施

枝豆(1) 『ビアフレンド』(タキイ種苗/ビバホーム)

 

【播種】4月19日実施

ダイコン(2) 『おいしい春大根』 (アタリヤ/ビバホーム)

 

【播種】5月03日実施

蔓ありインゲン(2) 『ケンタッキーワンダー』 (サカタのタネ/ビバホーム)

 

4月26日 ブロッコリーの収穫が始まりました。(^o^)

f:id:nakazawa-s:20200502111741j:plain【4月26日撮影 収穫を開始したブロッコリー『緑嶺』の様子です】

ブロッコリーの収穫が始まりました。残念ながら今年も抽苔してしまいました。定植する時節は、とても冬とは思えない程の暖かい日が続いていたので、「今年は抽苔しないかも」と強く思って、ついつい例年通りの日時で定植してしまいました。しかしながら抽苔するも四分の一ぐらいの株は抽苔せず、通常の花蕾になっています。

写真をご覧ください。一番手前左側は抽苔した事により収穫が通常よりも早まった株です。その右側はまだ花蕾が見えていません。枝葉の展開具合から見て、この右側の株は抽苔してない通常のペースで成長しているものと推測されます。

考察するに、抽苔もレベルがあって早期に抽台すると花蕾はもっと貧弱なものとなりますね。抽苔写真の花蕾の大きさからして、このブロッコリーの抽台は正常にほど近い状況での抽台と言えるかもしれません。

といいますのも、ミャー菜園では抽台だと認識した以降も、日中についてビニールトンネルの内部空間の温度を上げるように努めています。夜間の低温で誘起される花芽分化は、日中25度以上の高温に当てることにより花芽分化の誘起が打ち消される、という作用を利用して対応しています。可能な限り長くビニールトンネルでの被覆を続ける‥‥。そうした温度に関わる管理を行うことにより、抽台はしたものの大きく成長を続け、正常花蕾に近い状態に近づいているのではないかと推測しています。そうした推測は、ブロッコリー枝葉の大きく展開した草姿からも納得がいきますね。

過去に経験がありますが、かなり早い段階で抽苔してそのまま放置されると、枝葉全体はすごく小さい貧弱な草姿のまま抽台して、そのあげく小さな花蕾が先端につくという悲惨な草姿になるのが常ですね。この花蕾が極端に小さくなるという現象は、バトニングと呼ばれる生理現象だと思われるので早期抽台とはその原因に相違がありますが、生育初期の低温遭遇という共通点がありますね。

 

 

 

f:id:nakazawa-s:20200508090433j:plain【収穫を開始したブロッコリーブロッコリー『緑嶺』の現在の様子です】

やはりツブツブが少し大きいですね。しかしながら十分に枝葉が展開していますので、子供の花蕾も沢山ある事から、主花蕾を収穫した以降も長く楽しめそうです。(^o^)

 

  

 

f:id:nakazawa-s:20200502112400j:plain【収穫を開始したブロッコリーブロッコリー『緑嶺』の花蕾の様子です】

白いのは朝露による水滴ですから、その点は除外しても、抽苔するとツブツブが少し大きいですね。そして緑の薄い部分が点在しています。ちなみに続々と子供の花蕾が出来ていますが、不思議と花蕾のツブツブは抽苔の度合いをそのまま引きずっていますね。こうした点で抽苔すると商品価値はかなり落ちそうです。勿論自家で食べるのですから家庭菜園の場合は価値が落ちるとかは無いと思えます。

  

 

5月06日 キャベツの収穫が始まりました。(^o^)

f:id:nakazawa-s:20200508091412j:plain【収穫を開始したキャベツ『』の現在の様子です】

キャベツの収穫が始まりました。今年は子ども食堂が中国から放たれた武漢テドロスウイルスによりお休みになっている事から、全株自家消費しなければならないので、少し早めの収穫開始となりました。

二週間ぐらい前に防虫ネットを撤去しました。防虫ネット撤去後、早速モンシロチョウの幼虫が産み付けられたらしく、現在幼虫は2センチぐらいの大きさになっています。収穫が始まってこの状況なら、キャベツ結球部に致命的なダメージを受けることもないので、幼虫は特に排除することはしません。

※畝左側中央部になにやら違った葉が展開しています。なぜか大根の芽が出てきたのです。抜くのも可哀想なので、そのままにしてあります。こんな事があるんですね。(^o^)

 

 

 

f:id:nakazawa-s:20200508091428j:plain【収穫を開始したキャベツ『』の現在の様子です】

この株を撮影後収穫しました。まだ小ぶりですが、今から食べ始めないと春キャベツは爆発という事態が待っていますからね。(笑)

 

 

 

 

トマトの短期雨よけ栽培

f:id:nakazawa-s:20200508091450j:plain【トマト『麗夏』の現在の様子です】

ミャー菜園におけるトマトの短期雨よけ栽培の様子です。ご覧のように通常のトンネルよりも一段大きなトンネルになっています。定植時は通常のビニールトンネルでしたが、すでにトンネルに成長点が当たるようになったので、一段大きなトンネルに切り替えました。

トンネル上部にビニールが束ねてありますが、雨が降った際はその束ねられているビニールを展開し換気穴を塞ぐことにより、トンネル内部に雨水が入らないようにしています。雨よけ栽培という訳ですね。現在のトンネルは高さ80センチぐらいあるので、成長点が当たるまで、あと二週間ぐらいはこのまま成長を続けます。

 

 

 

f:id:nakazawa-s:20200508091508j:plain【トマト『麗夏』の現在の様子です】

トマトに被覆されたビニールトンネルの大きさが、他の通常のビニールトンネルと比較すると、その大きさが解りますね。(^o^)

 

 

 

f:id:nakazawa-s:20200508091528j:plain【トマト『麗夏』の現在の様子です】

比較的短い時間の雨が降った際に撮影した様子です。雨が株元に届いていないのが見て取れます。このように株元の湿り気を若干ですがコントロールできるという訳です。

 

しかしながら、今年のトマトは失敗しそうです。(T_T)

まず購入苗に花が咲いていませんでした。また通常蕾を通路側にして定植する訳ですが、その蕾も小さくて、茎のどちら側についているのかさえ判別出来ませんでした。また苗は肥料をたっぷり吸っているらしく、緑色が濃かったです。草姿も三角形が良いのですが円柱と呼べるようなずんぐりむっくりでした。

苗は種苗店で購入しますが、種苗店に野菜苗を卸している苗生産農家さんを知ってもいます。何度が訪ねて野菜苗を生産するビニールハウスに入り、苗を直接購入した事もありました。毎年立派な野菜苗を生産する農家さんです。ある意味感動的なレベルで野菜苗を生産されていると感ていましたから、今年のトマト苗の草姿については動揺しましたし意外でもありました。ちなみにトマト苗以外の野菜苗は草姿も良くて例年通りの立派な苗でした。

今年は何十年に一度あるかないかと言えるレベルの暖冬に加えて、3月後半の桜が咲く頃から4月に入ると今度は一転予期せぬ低温傾向で、例年通りの栽培手順・手法に迷いが生じたのかもしれません。プロ農家さんでも、今年のような気象状況では管理が本当に大変であったと推察する次第です。今年は雨も多いです。多雨のなかでミャー菜園のように元肥がたっぷりと入っている畑にトマトの若苗を定植するとどうなるか‥‥。しっかりと体験するつもりです。悪い意味で。(^^;)

いずれにしても、トマト苗は予約購入なので返品する事も出来ません。少し待って花が咲いてから定植すれば良いのですが、草姿をみて愕然としてしまった私はそのまま定植してしまいました‥‥。多分茎太になり枝葉が暴走すると思います‥‥。(T_T)