再びキアゲハの幼虫が忽然と消えた (T_T)

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【パセリに居たキアゲハの幼虫が消えた。居場所を示した青い棒がむなしく立つ】

 

悲劇は再び起こった…。

ニンジンの6匹に続き、またしてもパセリに居たキアゲハの幼虫6匹が忽然と消えた…。

本当に自然界は厳しいね~~~。(T_T)

私はこれまで自然界の食物連鎖への介入をためらってきましたが、やはりキアゲハを大空に飛び立たせるには、一定の人為的な飼育管理が必要なのか…。

 

 

 

そんな事を考えながら、しばしパセリに視線を落としていると…。

となりの菜園主が私に声をかけてきた。

 

「中澤さん、パセリに居たでかい害虫を全部退治してやったよ (^o^)」

 

 

 

 

 

 

私は一瞬息が止まった…。

「が~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ん (T_T)」

 

 

 

 

 

となりの菜園主は「全部退治した」と、誇らしい表情で語りかけてきた。

私が感謝の言葉を返してくれると期待しているのは明らかだった。

 

確かに普通なら、

「ほんとですか。パセリに害虫が居たなんて気がつかなかったな~~。ホントだ、よく見れば葉が食べられている。よく見つけましたね~~。ありがとうございました。(^o^)」

というような会話の流れになるのだと思う。

 

私は笑顔の菜園主に対し、善意の行為たる “害虫” 駆除措置と、年配者である彼のプライドを傷つけまいと、慎重に慎重に言葉を選びながら、キアゲハは自然界から極端に減少しており、それを憂慮している私は、キアゲハの幼虫を菜園で飼育し、羽化させることに真剣に取り組んでいる…。旨を伝えました。(^^;)

 しばし気まずい空気が流れましたが、そこは大人同士、うまく会話を交互に回して一件落着に持って行きました。

菜園主もまずまずプライドを保持し、気分を害すること無く、今後はミャー菜園に害虫が居ても、“善意” の手を差しのべることなく見守ってくれるはずです。

私は菜園主がキアゲハの幼虫を踏みつけて殺したという通路の地面を見つめ、かすかに残る死骸の残渣に向かってお詫びをした。

「ごめんね。誰もが通る通路のすぐ横にパセリを植えたのが失敗だった。来年からは、君たちが住み着いたら、一定の防護措置を施すからね。」