エン麦をすき込みました、また大根の収穫が始まりました (^o^)

ミャー菜園のメインイベントであるエン麦すき込みを実施しました。(^o^)

エン麦の中に住み込んでいる昆虫類を道連れにしないために、前段としてエン麦は前の日に刈り払い機で30分ほどかけて刈り倒しておきました。

 

このエン麦すき込み作業は、加齢と共に相当な重労働になってまいりましたが、ミャー菜園の基幹作業でもありますから、身体が元気なうちは頑張ってエン麦すき込みに取り組んでいく予定です。

エン麦すき込みの重点ポイントは過去日記をご紹介しますから、そちらを参照して頂ければと思いますが、最も重要なポイント二点のみ、ここに掲載させて頂きます。

1,エン麦すき込みは天地返しも兼ねており、土を180度しっかり返す。

2,重労働ですから、高齢者は筋肉パワーではなく重力を利用して作業する。

 

1番について、ミャー菜園ではエン麦すき込みという作業がありますから天地返しを兼ねて行いますが、例えばエン麦すき込みがなかったとしても、ミャー菜園では年に一度はスコップにより天地返し作業を行うでしょう。

不耕起栽培に取り組む人は別として、慣行農法で野菜栽培に取り組む場合は、年に一度ないし二度の天地返しは必須であると思えます。

2番について、若いうちは天地返し作業も筋肉パワーで押していって良いでしょう。しかしながら筋肉が衰え始める40歳代以降は、高年齢化するに従い筋肉パワーで作業を進めたら身体が壊れてしまいます。(^^;)

自然の理に逆らわないで重力や作用反作用を利用しながら、またスコップを右に左に交互に持ち替えながら、筋肉負担の分散に努めたり…等々の工夫を重ねながら作業を進めることが大切です。詳細は紹介する過去記事を参照下さいませ。

今年6月16日に掲載した過去記事でのエン麦すき込み作業の重点ポイントです。

 http://saien.hatenablog.com/entry/2012/06/16/102605

 

今回も作業をしていて、いくつかの作業改善点を発見するなど、新しい作業ノウハウを取得しました。エン麦すき込み作業はすでに20年以上実施している作業ですが、これだけ長くやっていても新しい改善点が発見され続けているのが実情です。

これはおそらく嫌々作業をしていたら、こうした新発見とは無縁でしょう。いつの時も家庭菜園に於けるすべての作業の重要性を認識し、注意力を維持しながら作業を進めることこそが、作業能率を改善し、栽培環境を向上させ、“野菜たちにとって居心地の良い環境” 構築に欠かせないノウハウの取得に資するでしょう。

 

 

ミャー菜園ではエン麦すき込み作業時に、野菜屑・剪定屑も同時にすき込みます。下の写真をご覧下さいませ。 

 

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【半年間集積を続けた野菜屑・剪定屑の山です】

これはミャー菜園の一角に集積してある野菜屑・剪定屑です。

実際に見ると写真よりもかなりボリュームが多いです。剪定屑は昨年剪定したものを今年使うという流れになっています。

この野菜屑・剪定屑は、自家発生したものだけではなく、他の人からたくさんいただいています。ネコブ病などの伝染が心配ですが、多様性こそが大切と思えますから、どのような病気になった野菜屑でも受け入れるようにしています。

この野菜屑の中には、家庭から出る台所ゴミいわゆる生ゴミも入っていますが、植物由来のものだけを厳選して畑に入れています。肉や魚などの動物由来の生ゴミは畑には入れないようにしています。ただし貝殻・卵の殻はオッケーとしています。

この野菜屑・剪定屑は、スコップで一列ごとに掘るたびに一輪車で運んで、各列三カ所カ所ぐらいに置いていきます。あまり分散させるとミミズ君たちにとっては生活しづらいのでは無いかと思えるからです。ミミズ君たちに引き続き野菜屑等を食べてもらい、しっかりと糞をしてもらう事が土壌改良に繋がるわけですからね。

 

 

 それでは本日のエン麦すき込み作業を、皆様に解りやすいように具体的に算数の数式で表してみましょう。(^o^)

 

 

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II

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【エン麦すき込み作業終了後の様子です】

見事にエン麦と野菜屑・剪定屑が消えて無くなりましたね~~~。(^o^)

ゆっくり作業するなら、どなたでもこのようなレベルに持って行くことが出来るでしょうが、一日とちょっとの時間でこの作業をここまで綺麗に終えるというのは、日本広しと言えども、ミャー菜園園主以外には居ないのではないかと…。それぐらいこの職人技に自負と自信を持っていますよ。あっ、それから「この年齢で」を加えても良いかもしれません。

繰り返しますが、天地返しは180度しっかりと土の天地をひっくり返す事が大切です。不耕起栽培を除き、エン麦を栽培するしないに関わらず、全ての菜園で年に一度は天地返しをすることを推奨したいですね。(^o^)

 

 

  

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【収穫が始まった大根『耐病総太り』の現在の様子です】

大根も無事に収穫に至りました。特に害虫の発生も無く、草勢も強いままを維持して、全株無事に成長してくれました。(^o^)

 

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【白菜『耐病中生75日型白菜』の現在の様子です】

白菜は害虫に少し入られてしまいました。(^^;)

初めて見る害虫です。少し油断がありました。

 

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【玉葱『OP黄』の現在の様子です】

無事に活着してくれました。(^o^)

すでに三株ほどネキリムシにやられましたが、捕植して事なきを得ました。ネキリムシも全員逮捕しました。まだしばらくはネキリムシの攻撃があるので、注意深い観察を続ける予定です。

 

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【収穫したサツマイモの様子です】

サツマイモも本日収穫しました。(^o^)

あまりにもサツマイモらしくない姿だったので、妻に持ってもらい撮影してみました。今年は天候に恵まれこんな大きなサツマイモがゴロゴロ収穫できました。

 

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【害虫専用キャベツの現在の様子です】

害虫専用キャベツは二株ありましたが、一株は爆発したので収穫しました。ご覧の一株はまだ爆発しそうにないので、まだ当分このままにしておく予定です。

害虫専用キャベツ二株に合計30匹以上の害虫を放ちましたが、激しい食害に耐えてキャベツはご覧のように結球しました。結球部右側に少し穴が開いていますが、中に害虫のサナギが入っていました。間もなく巣立っていくのでしょう。

 

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【人参の葉に住み着いたアゲハの幼虫です】

人参の葉には、現在10匹以上のアゲハの幼虫が住み着いています。無事に巣立つことを願っていますが、日に日に寒さが強まっていますから、無事に蝶になれるかとても心配しています。

ここ埼玉県も先週金曜日に軽い初霜がありました。今後は霜が降りる日も多くなるでしょう。幼虫のうち一匹は葉にとりついたまま死んでいますが、おそらく寒さにやられた可能性が高いです。

幼虫君たち、遠慮しないでどんどん葉を食べて、一日も早く巣立ってね。(^o^)