キャベツの収穫が始まりました (^o^)

朝晩の冷え込みが少しずつ増している今日この頃ですが、例年と比較して暖かめに推移していますかね。ただ雨が多い印象です。家庭菜園では、基本的に雨は歓迎です。ただ多すぎるというのは、日曜日などに作業出来ないリスクがあるので、その点が難点といえば難点ですかね。(^o^)

 

 今年の秋冬野菜は、久しぶりに有機肥料のみで栽培することにしました。土も肥えてきたので、生育不良などになる可能性も無いと思います。今年成功すれば、これから秋冬野菜はずっと有機栽培とする予定です。

 

 エン麦は6月02日に鋤き込みました。

秋冬野菜専用畑 9.3m×5.6m=52.1㎡(15.7坪)

(※エン麦播種範囲は7.9m×5.6m=44.2㎡)

 

平成30年秋冬野菜専用畑の施肥記録 

『貝化石』 総量20kg(平米383g)

『粒状苦土石灰』 総量4kg(平米76g)

『有機100%5-5-5』 総量40kg(平米767g)(※有効38g/平米)

『くん炭』 総量1000リットル(平米19リットル)

『腐葉土』 総量900リットル(平米17リットル )

※原則追肥無しですが、草勢によっては液肥を散布する可能性もあります。

 

 

播種・定植の記録

【定植】8月19日実施

ブロッコリー 『緑帝』 20株定植

キャベツ 『しずはま1号』 20株定植

 

【播種】9月02日実施

ダイコン(1) 『耐病総太り』

 

【播種】9月09日実施

ニンジン 『向陽二号』 

 

【播種】9月17日実施

ダイコン(2) 『耐病総太り』

エン麦 『ヘイオーツ』

ハクサイ 『秋の幸』

 

 

キャベツの収穫が始まりました。(^o^)

f:id:nakazawa-s:20181124140833j:plain【キャベツ『しずはま1号』の現在の様子です】

キャベツが無事に収獲に至りました。1株のみ生理障害が発生しまして、生育がストップしていますが、他は同等レベルで収獲となりました。(^o^) 

 

 

 

f:id:nakazawa-s:20181124140853j:plain【キャベツ『しずはま1号』の現在の様子です】

ご覧のように外葉も綺麗な状態が多いです。結球部が食害を受けた株はありません。

  

 

 f:id:nakazawa-s:20181124140955j:plain【ブロッコリー『緑嶺』の現在の様子です】

ブロッコリーも順調です。ご覧のように大きく繁茂しています。脇芽も沢山出ているので、主花蕾収穫後も楽しみですね。(^o^) 

 

 

 

f:id:nakazawa-s:20181124141016j:plain【ハクサイ『』の現在の様子です】

ハクサイも順調です。間引きを遅め遅めにしていますから、ご覧の段階でも、まだ二株ずつ植えられています。間もなく一穴一株にする予定です。 

 

 

 

f:id:nakazawa-s:20181124141051j:plain【ダイコン(1)『耐病総太り』の現在の様子です】

ダイコン(1)も順調です。ネットで被覆してありますから、シンクイムシの攻撃も毎年防げています。 

 

 

 

f:id:nakazawa-s:20181124141118j:plain【ニンジン『向陽二号』の現在の様子です】

ニンジンも順調ですね。ニンジンは遅めの播種ですが、問題なく収獲に至ります。 

 

 

 

f:id:nakazawa-s:20181124141136j:plain【エン麦『ヘイオーツ』の現在の様子です】

エン麦も無事に発芽しました。ご覧のように、一部土がみえている部分がありますが、病気が発生していますね。気温がかなり高めに推移している関係だと思われます。ただ毎年病気はでるので、それほど心配していません。 

 

 

 

 

 

f:id:nakazawa-s:20181124141221j:plain【アゲハチョウの幼虫の様子です】

遊び畝に50株以上パセリの株が植えられています。あちこちの空いている場所にパセリは植えられているので、天敵の攻撃を受けても、全部回れないはずですから、天敵の攻撃から漏れた場所の幼虫はアゲハになる確率が高くなります。 

  

 

 

f:id:nakazawa-s:20181124141352j:plain【アゲハチョウの幼虫が蛹になる様子です】

間もなく蛹になる段階のキアゲハの幼虫を見つけました。場所は秋野菜のダイコンの畝の防虫ネットです。地面から15センチぐらいの高さしかありません。その為ご覧のように、土がネットに付着しています。早速地面にレンガを敷き、これ以上雨による土の付着を防ぎました。 

 

 

 

f:id:nakazawa-s:20181124141407j:plain【アゲハチョウの幼虫が蛹になった様子です】

無事に蛹になりました。蛹の足下附近にあるのは脱ぎ捨てた自身の殻ですね。これ以降毎日観察を続けましたが、天敵である寄生バチ等が入れ替わり立ち替わりやって来るのを目撃しました。少なくとも二種類の小蜂を見ました。蛹は卵を埋め込まれたら大変と、かなり大きく身体を動かすのですね。蛹は三点で支持固定されていますが、その状態で可能な範囲でクネクネと身体を動かして小蜂による卵の埋め込みを阻止していました。

  

 

 

f:id:nakazawa-s:20181124141429j:plain【忽然と消えたアゲハチョウの蛹の様子です】

ある朝見たら蛹が忽然と消えていました。鳥対策としてご覧のように棒を刺しておいたのですが、それでは防げなかったようです。来年からは更に厳重に対応したいと思います。

 

 

 

f:id:nakazawa-s:20181124141306j:plain【アゲハチョウの幼虫の様子です】

今年自宅に柑橘系の木を5本植えました。勿論ミカンなどの果実は食べますが、アゲハチョウの幼虫を育てるのが主目的です。写真は柑橘系の木に居る3零幼虫です。

 

 

 

f:id:nakazawa-s:20181124141327j:plain【アゲハチョウの幼虫の様子です】

柑橘系の木に居るクロアゲハの終齢幼虫です。間もなく蛹になるのですが、カマキリを頻繁に目撃しますので、蛹になれるかどうか…。自然界の食物連鎖に介入しすぎないようにしていますので、この幼虫を守る手立ては施しません。無事に蛹になってくれることを祈るばかりです。 

夏野菜の収穫が最盛期を迎えています。また秋冬野菜の準備を開始しました (^o^)

今年は天候に恵まれていますね。昨年のような渇水状況はほとんどありませんでした。適度の量、適度の間隔で雨が降り、野菜たちもご機嫌で育ち続けました。

故福岡正信氏が語っていたように、私達人間は野菜を一ミリだって育てる事はできません。そうした意味で私達は野菜を育ててはいません。ですからミャー菜園における野菜栽培の最大の眼目は、「野菜たちに居心地の良い環境を提供する」という点に尽きますし、それが最大の目標です。という事で私達が操作できない気象環境が良好なのは、何よりも有り難いという気持ちにさせてくれます。

 

 ミャー菜園では、夏野菜と言えばトマトです。トマト『麗夏』の収穫が開始されました。早春から大変な時間を投入して野菜栽培に取り組んで参りましたが、今年も無事にトマトの収穫が開始されましたので、これまでの苦労も全て吹き飛んでしまいました。それではトマト他、沢山の夏野菜の収穫が始まりました。順に見て参りましょう 。(^o^)

 

 

f:id:nakazawa-s:20180623142959j:plain【ミャー菜園の現在の様子です】

まずはミャー菜園全体の風景です。写真手前は秋冬野菜専用畑ですね。エン麦がすでに鋤き込まれており、雨に恵まれ腐熟が進行しているという状況ですね。奥の方には順調に成長が続く夏野菜が見えます。

 

 

トマトの収穫が始まりました。(^o^)

f:id:nakazawa-s:20180623142351j:plain【トマト『麗夏』の現在の様子です】

第一段果の収獲が始まりました。雨よけ栽培でない事もあり、今年は雨が多いので一段果からひび割れが発生していますが、自家用ですからね、特に問題にはなりません。樹上で完熟したトマト…。家庭菜園ならではの贅沢な味わいではないでしょうか。しかも無農薬なら安心してガブッと食べられますね。(^o^)

今年は第一段果に尻腐れ果が出てビックリしましたが、収穫開始の時点で尻腐れ果は三個ありました。この程度なら許容範囲ですね。今年は適宜散水してみました。それが功を奏したようです。今のところ全株順調に育っています。しかしながら毎年梅雨に入ると疫病は確実に発生するので閉口していますが、株ごと抜かなければならないほど激発はしないので、その点は安心して見守ることが出来ます。

 

 

ナスの収穫が始まりました。(^o^)

f:id:nakazawa-s:20180623142413j:plain【ナス『千両二号』の現在の様子です】

7株植えられているナスも、全株順調に育ち収獲期を迎えました。支柱の枠組みはご覧のように完成していますが、間もなく四本仕立ての支柱を立てる予定です。ナスもトマトと同じように毎年病気が発生します。皆様もご存じの半身萎凋病ですよね。しかしながら病葉を摘葉する程度で、病気の勢いを削ぐ事が可能となっており、そうした手法で毎年乗り切っていますので、今年もそうなる事を祈りながらの収獲&管理作業が続きます。

 

 

トウモロコシの収穫が始まりました。(^o^)

f:id:nakazawa-s:20180623142455j:plain【トウモロコシ『おひさまコーン7』の現在の様子です】

トウモロコシも無事に収穫が開始されました。果実には結構虫が入っていると思われます。無農薬ではそれは普通ですよね。トウモロコシの皮むきを妻に任せると、台所から悲鳴が聞こえることになるので、トウモロコシの皮むきは私の仕事です。(笑)

実はまだ少し早い収穫開始です。完熟する前に収穫するのは、妻のリクエストがあるからで、少し早めのトウモロコシは、甘みこそ少し弱いですが、プチプチと弾けるように食する事が出来ますよ。

ですからトウモロコシについては、我が家では三回食べ頃があると言えるでしょう。一回目はヤングコーンと呼ばれる間引きしたトウモロコシです。二回目は少し早めに食してプチプチ感を味わい、そして三回目は完熟した甘い甘いトウモロコシを食するという流れですね。(^o^)

 

 

蔓ありインゲン(1)の収穫が始まりました。(^o^)

f:id:nakazawa-s:20180623142512j:plain【インゲン『ケンタッキーワンダー』の現在の様子です】

蔓ありインゲンも無事に収穫が開始されました。少し小さめのサヤは何よりも美味しいというのは、家庭菜園をされている方ならご存じですよね。

そして嬉しいのは、今年はアブラムシの発生が無いことです。結果として蟻もいません。ですから恐らく長い収獲期間となるでしょう。

 

 

オクラの収穫が始まりました。(^o^)

f:id:nakazawa-s:20180623142549j:plain【オクラ『ベターファイブ』の現在の様子です】

オクラも無事に収穫を迎えました。ただアブラムシの発生が見られます。激発していると言えるレベルです。ただ幸いなのですが、今年のミャー菜園では、アブラムシの発生はこのオクラのみとなっています。

 

 

タマネギの収穫が始まりました。(^o^)

f:id:nakazawa-s:20180623142619j:plain【タマネギ『OP黄』の現在の様子です】

タマネギも無事に収穫期を迎えました。昨年の台風による冠水の影響か病気が発生してしまい、通常の半分ぐらいの収穫量となってしまいました。タマネギが病気になったのは初めての経験です。よい教訓になりました。

 

 

スイカの収穫が始まりました。(^o^)

f:id:nakazawa-s:20180623142754j:plain【スイカ『紅大』の現在の様子です】

大玉スイカも順調に育っています。少し早いのですが、株元から50センチほどの所にあるスイカが食べ頃を迎えました。スイカは一度に登熟すると食べきれないので、なるたけ分散して登熟するのが望ましいと考えていますから、その意味ではこの時節に食べられるのは大歓迎です。

今年も一切受粉作業をしませんでしたが、撮影後食べる予定のスイカも含めて、現時点で15個着果しています。この段階では孫蔓の摘心も徐々に終わりとし放任に移行していきます。

写真では見えませんがミャー菜園の害獣対策は、スイカ畑の四隅に支柱を立て、周囲に二本の防鳥糸をグルリと張ります。防鳥糸の高さは1メートルの高さと2メートルの高さです。あと対角線上にも一本ずつ糸を張ります。この措置だけで、これまで何年もカラスによる食害はありません。ハクビシン等の地上の害獣による被害はこれまで体験していないので、特に措置はしていないのが現状です。(^o^)

 

 

 

 

その他のミャー菜園の様子をご覧下さいませ。(^o^)

f:id:nakazawa-s:20180623142657j:plain【蔓ありインゲン(2)『ケンタッキーワンダー』の現在の様子です】

蔓ありインゲン(2)も順調に育っています。蔓が伸び始めていますね。(^o^)

 

 

 

f:id:nakazawa-s:20180623142715j:plain【ニガウリ『ほろにがくん』の現在の様子です】

ニガウリも順調に育っています。蔓先端が支柱交差部まで達しました。作業が遅れていますが、早急に棚を作成しなければなりません。畝の両側に半間ほどの棚を作成する予定です。(^o^)

 

 

 

f:id:nakazawa-s:20180623142737j:plain【キュウリ(1)『ときわ333』の現在の様子です】

収獲が継続されているキュウリ(1)です。蔓の先端は支柱先端部に達しています。適宜下葉落としを開始していますし、収獲と同時に蔓も一緒に切除していますので、見た目スッキリとしています。風通しを良くするとベト病の発生も抑制できる可能性が増しますからね。と言いつつベト病やうどん粉病は毎年栽培後半で発生しますから、基本キュウリの病気は放任にしています。(^o^)

 

 

 

f:id:nakazawa-s:20180623142912j:plain【キュウリ(2)『夏すずみ』の現在の様子です】

キャベツの収穫を終えた畝に定植されたキュウリ(2)です。雨に恵まれ無事活着しまして成長を再開しています。管理作業としては、五節までは脇芽や果実は切除していきます。

 

 

 

f:id:nakazawa-s:20180623142813j:plain【エダマメ(1)『サッポロミドリ』の現在の様子です】

エダマメ(1)も順調に育っています。害虫による多少の食害を受けていますが、家庭菜園では無視できるレベルです。(^o^)

 

 

 

f:id:nakazawa-s:20180623142831j:plain【エダマメ(2)『サッポロミドリ』の現在の様子です】

エダマメ(2)も順調に育っています。雨が多いので少し徒長ぎみですが、許容範囲ですね。(^o^)

 

 

 

 

6月2日にエン麦の鋤き込み作業を実施しました。ミャー菜園での豊かな作柄の源泉は、このエン麦の鋤き込みにあると言っても過言ではありません。足腰が元気な内は続けていきたいと念じています。(^o^)

 

f:id:nakazawa-s:20180623143118j:plain【エン麦『ヘイオーツ』の現在の様子です】

仕事が忙しくなかなか着手できませんでしたが、ご覧のように穂が固くなりそうな段階になりましたので、これ以上先送りできません。

今年は播種量を畑全体で900グラム(19.8グラム/㎡)に押さえた結果、ご覧のように倒伏が一切無いという理想的な姿となりました。来年以降もこの数値を参考に播種量を検討していきたいと思います。

f:id:nakazawa-s:20180623143044j:plain【野菜屑置き場の現在の様子です】

野菜屑とか剪定屑が山のように積まれています。これらのほとんどをエン麦鋤き込みと同時に土中に埋めていきます。これらの多様な素材が、土中の微生物の多様性を保証してくれると言っても過言ではありませんね。(^o^)

II

f:id:nakazawa-s:20180623143026j:plain【エン麦『ヘイオーツ』の鋤き込み作業が完了した様子です】

無事に鋤き込みが完了しました。日程的に例年よりも少し早いので、それほど酷暑の中での作業にはなりませんでした。少しビックリしたのは、エン麦が全く倒伏していないという事と関連していると思われますが、スコップで掘り返した塊が、一度たりとも崩れることがありませんでした。これにはビックリです。30年近くエン麦の鋤き込みをしていますが初めての体験だと思えます。

倒伏しなかった事により、根がしっかりと土中に展開したという事でしょうね。来年以降もしっかりその辺を加味して観察を続けます。(^o^)

 

 

 

 

 無農薬の畑に集う虫達の様子です。ミャー菜園における野菜栽培の最大の眼目は、「野菜たちに居心地の良い環境を提供する」という点に尽きますと、冒頭に書きましたが、そうした環境は害虫と呼ばれる虫達にも居心地が良いのだと思わずにはいられません。

 そうした意味で、アブラムシの激発には対処しますが、その他の害虫の発生は基本ノータッチです。虫達はそれぞれの餌場で存分に食べまくり、蝶や蛾そして昆虫などの成虫となって自然に帰っていきます。

 

 

f:id:nakazawa-s:20180623143157j:plain【畑の虫達の様子です】

テントウムシの幼虫ですね。

 

 

 

f:id:nakazawa-s:20180623143217j:plain【畑の虫達の様子です】

ナミテントウムシです。オスメスがHをしているところでしょうか。(笑)

 

 

 

f:id:nakazawa-s:20180623143236j:plain【畑の虫達の様子です】

キュウリの葉にウンチが…。

 

 

 

f:id:nakazawa-s:20180623143255j:plain【畑の虫達の様子です】

上を見ると一枚の葉がしおれて枯れかかっています。

 

 

 

f:id:nakazawa-s:20180623143314j:plain【畑の虫達の様子です】

しおれた葉をめくってみると居ましたね~犯人が。ウリキンウワバです。成長点付近なら下の方の葉に強制移動させますが、途中の葉だったので逮捕拘束はせず無罪放免にしました。(^o^)

 

 

 

f:id:nakazawa-s:20180623143330j:plain【アゲハチョウの幼虫の様子です】

アゲハチョウの幼虫です。珍しい場面に遭遇しました。写真は脱皮が完了したところを捉えています。脱皮を終えると、古い皮は幼虫が食べると言われていますが、これまで見た事がありませんでした。ずっと観察を続けていましたら、幼虫は古い皮を全て食べました。自然界の不思議さを垣間見た思いがしました。(^o^)

 

 

 

f:id:nakazawa-s:20180623143352j:plain【畑の虫達の様子です】

ナスの葉にも毛虫が居ました。どのような蝶になるかは、ちょっと不明ですが、無事に成虫になってもらいたいので、そっとしておきます。(^o^)

キュウリやニンジン、ダイコン(2)の収穫が始まりました (^o^)

前回の記事にも書きましたが、ミャー菜園は昨年10月23日(月曜日)未明に、関東地方を通過した台風21号による大雨で、70センチぐらい高さで数時間水没が続きました。水の深さ70センチの水圧は相当な浸透圧でしょう。勿論水没している間は呼吸も出来ないでしょう。ですから水没により土中に住む微生物や昆虫類はほとんど死滅してしまったのではないか…。

つまり結果として土中の生物相が破壊・壊滅し、月の土みたいに生き物のいない無機質な台地になっていたらどうしようと、水没した以降はそればかり心配していました。しかしながら春野菜の成長をここまで見守ってきて、その心配は杞憂であったようです。ミャー菜園の葉菜類、果菜類そして根菜類のいずれも、例年通りの成長ぶりを見せてくれていますよ。(^o^)

 

昨年の今頃は渇水でほとんど雨が降らず、野菜たちも土がカラカラに乾いて大変な状況でしたが、今年は日照は十全にありますし適度の間隔で雨が降っていますね。今のところ気温がかなり高めに推移しているという点と、曇り空が少なく日照のある日が多いという点で、野菜の成長ペースが格段に早くなっているので、これまでの経験による作業ペースでは追いつかないという戸惑いを感ずる事もありますが、贅沢は言ってられません。全体的にはまずまずの恵まれた気象状況であると思います。

ただ毎年一度や二度はある話ですが、5月19日の夕方から西から北にかけての冷気を伴う強烈な風が吹き、トウモロコシの過半が倒れましたし、キュウリや蔓ありインゲンなどの葉がかなりダメージを受けてしまいました。こうした冷気を伴う強烈な風は、梅雨入りするまでの期間で前線の通過時などで発生しますので要警戒です。 

 

 

 

 

今回は新たにキュウリ、ダイコン(2)そしてニンジンの収穫も始まりました。早春から今日まで断続的に播種や定植が続いていますが、すでに収獲を終えた畝もあり、そうした畝では二回目の播種や定植が実施されたりもしています。播種や定植の記録は次の通りです。 

 

 播種・定植の記録

【播種】5月06日実施

エダマメ(2) 『サッポロミドリ』(花の木)

蔓ありインゲン(2) 『ケンタッキーワンダー』(花の木)

 

【定植】5月19日実施

 

モロヘイヤ 10株 (ビバホーム)

 

キュウリの収穫が始まりました。(^o^)

f:id:nakazawa-s:20180523161900j:plain【収穫を開始したキュウリ『ときわ333』の現在の様子です】

ご覧のようにキュウリは全株順調に育ちまして、無事に嬉しい収獲期を迎えました。ご覧下さい、葉が一枚一枚大きいですよね~。(^o^)

ただ先日の強烈な北風により、葉がかなりダメージを受けました。葉は何枚か吹き飛ばされてしまいました。日が経過するにつれて傷んだ葉が茶色くなってきています。写真ではそうした茶変した葉がよく見えると思います。また一株は強風により成長点がポキッと折れてしまいました。強風により成長点が折れるというのは初めての体験です。強風のピークは私達が寝ている夜間だったので実感が湧きませんが、想像を超えるかなりの強風だったと思われます。

ちなみにキュウリについては、昨年は渇水で成長点付近の新葉の周縁部が枯れるというアクシデントが発生しましたが、今年はそうした事もなく順調に育っています。

キュウリは五節までの脇芽や花は全てカットしましたから、収獲は六節目からという事になります。すでに脇芽もグングン育ち一節での切除を続けています。上段にいくほど二節三節と伸ばす節を増やしていく予定です。草姿としては菱形を縦にしたようなイメージですね。また収獲を終えた節から下の葉は適宜切除していきます。

嬉しい事に、今のところうどん粉病やベト病は発症していません。ミャー菜園ではうどん粉病が出たら、農薬は使えませんから重曹を用います。重曹ではうどん粉病を消す事は出来ませんが拡散を抑制する効果はありそうです。

それからある一株に面白い現象が現れました。現在高さ80センチぐらいなのですが、成長点が無いのです。こんなのは29年間野菜栽培をしていて初めてです。勿論子蔓が伸びるので、成長は続きますが、どのような展開を見せるのかよく観察していきたいと思います。(^o^) 

 

 

ダイコン(2)の収穫が始まりました。(^o^)

f:id:nakazawa-s:20180525081224j:plain【収穫を開始したダイコン(2)『春まきあまうま大根』の現在の様子です】

ダイコン(2)も特に問題なく全株同等レベルで収獲に到りました。強風による葉のダメージも最小限度でしたから、収量に影響するようなレベルではありません。また葉については、若干の食害を受けてはいるものの、キスジノハムシ等の攻撃もなく順調に生育を続けました。

一つだけ難を言えば、ダイコン(1)では強い日照と高い温度により、とにかく成長が早くて、収穫開始からあっという間に、巨大なダイコンになってしまいました。あまりにデカいと人様に差し上げるのにもためらいが生じてしまいます。

 

 

ニンジンの収穫が始まりました。(^o^)

f:id:nakazawa-s:20180523162035j:plain【収穫を開始したニンジン『向陽二号』の現在の様子です】

ニンジンも無事に収獲に到りました。間引きが終了して以降は特に作業が無いので放任に近い状況でしたが、特に問題も発生せず無事な収獲に到りました。まだ小ぶりですが台所からのリクエストにより収穫を開始しました。

畝の側面に水色の棒が刺してありますが、これはキアゲハの幼虫の居る場所を表示してあるのです。畝の両面に刺してあります。キアゲハの幼虫は、例年この時期にはまだ居ない事も多いのですが、今年は早くて28匹まで数えました。時間が無いので畝の全てを精査していませんので、総数としてあと数匹は加算されると思います。ニンジンの収獲に際しては、葉に幼虫がいるかいないかしっかり確認してから抜く事になりますね。

一つ発見がありました。ニンジン畝の隣はトウモロコシとナスですが、トウモロコシ側に幼虫の三分の二が居ました。飛翔してきたキアゲハが、幼虫が蛹になる場所に困らないよう、或いはすぐに見つけられるようにトウモロコシ側に、卵を産み付けた可能性も考えられます。(^o^)

 

 

 

f:id:nakazawa-s:20180523162056j:plain【ニンジンの葉を食べるキアゲハの幼虫の様子です】

キアゲハの幼虫ですね。幼虫は卵をこのニンジンの葉に産み付けられてから、およそ28日前後をニンジン畑の中で過ごします。写真の幼虫は五回目の脱皮を済ませた終齢幼虫ですから、間もなく蛹になる段階という事になります。この段階まで無事に来たね。あと一息だよ。(^o^)

ニンジンの隣はトウモロコシとナスの畝ですから、蛹になる場所はしっかり確保されています。ちなみにキアゲハの幼虫を食べる天敵も、やはり生きているわけですから、ニンジンの畝に防虫ネットを張って幼虫を守るような事はしません。大自然の食物連鎖の流れを人為で大きく歪めてはならないと考えています。キアゲハの幼虫が天敵に食べられてしまうのもまた自然なのですからね。

 

 

 

f:id:nakazawa-s:20180523162115j:plain【ニンジンの葉を食べるキアゲハの幼虫の様子です】

これらもキアゲハの幼虫ですね。まだ鳥の糞のような模様ですから、四齢までの段階にあるという状況です。葉を沢山食べてドンドン大きくなってね。(^o^) 

 

※今年のアゲハチョウの幼虫の飼育方針

昨年はパセリだけを植えた畝を作り、そこで幼虫を育てました。多いときで40匹ぐらい居ましたが、やはり天敵に集中的に狙われてしまい、この方式では天敵に幼虫という餌を提供しているような状況になってしまいました。

一方昨年まで自宅でもプランターを用いてパセリを育て、そこでキアゲハの幼虫を育てましたが、場所が玄関先の為に日当たりが不十分な環境であるせいか、幼虫がウイルスにより死んでしまう事が少なからずありました。畑ではウイルス感染は見た事がありませんから、玄関先の環境に問題があったと思われます。こうした経緯で自宅におけるプランターでの育成は断念しました。

そこで今年はパセリを畑で分散して育てる事にしました。ミャー菜園では「遊びの畝」という、試験をしたり珍しい野菜を植えたり、余った苗を植えたりと自由気ままに管理している10メートル×1.5メートルの畑が二枚あります。文字通り色んな野菜が植えられていますから、そのそびえ立つ野菜の間隙にパセリが植えてあるというイメージです。かなり分散していますから、幼虫の天敵も全て食べ尽くすには、かなりの距離を移動しなければなりません。それは不可能と思えます。

という事で、「遊びの畝」には全部で55株のパセリが植えられています。すでに何匹かの幼虫がパセリで育っています。この「パセリの分散作戦」により、今年はキアゲハとして飛翔してくれる数が増えるのではないかと期待しているところです。

また別途自宅の庭には、ユズや清美オレンジなど柑橘類の木を4本植えました。これによりキアゲハ以外のクロアゲハやモンキアゲハなどが、その4本の木から飛び立つようになる筈です。ミャー菜園では大規模なモンシロチョウやアゲハチョウ増殖作戦が開始されたようです。(^o^) 

  

 

 

 

その他のミャー菜園の様子をご覧下さいませ。(^o^)

f:id:nakazawa-s:20180523162152j:plain【ミャー菜園の全景です】

東側から撮影したミャー菜園の様子です。(^o^)

一番手前はスイカですね。スイカの蔓は収獲を終えた結球レタスの畝に伸びてきていますが、よく見るとまず防草シートを敷いた上に稲ワラをしいてあるのが見えますね。そして稲ワラが風などで飛ばないように鉄の棒を重しとしておいてあります。また防草シートは風に飛ばされやすいので注意しなければなりませんが、レンガブロックを置いて対応しています。

 

 

 

f:id:nakazawa-s:20180523162219j:plain【ミャー菜園の全景です】

西側から撮影したミャー菜園の様子です。(^o^)

 

 

 

f:id:nakazawa-s:20180523162248j:plain【トマト『麗夏』の現在の様子です】

畝の西側から撮影しました。トマトは一段目が開花を始めた苗を購入するように努めています。今のところ全株順調に育っています。疫病の発生も見られません。一段果は全株無事に着果しました。トマトトーンなどの着果促進剤は用いていませんので、もしかしたら種苗メーカー側でそうした措置をしているのかもしれません。一つの推測ですが。

脇芽は順次欠いています。手で取るのが多いですが、花が付いている部分の上の脇芽は遅れると良く欠けません。それどころか茎にダメージを与えかねませんから、そうした場合はカッターの刃を用いて切除します。勿論カッターの刃は一回一回折って使用します。

5月上旬に四日間雨が降り続くという、トマトにとっては受け入れがたいアクシデントがあり、栄養成長がぶり返してしまい、大分茎が太くなってしまいましたが、一方で果実の肥大も並行して進んでいるので、まずまずの成長状況です。

ところで初めての経験ですが、第一果の一個が尻腐れ果になってしまいました。それだけ土が見た目よりも乾燥していたという事でしょうかね。 

 

 

 

f:id:nakazawa-s:20180523162306j:plain【トマト『麗夏』の現在の様子です】

畝の東側から撮影しました。今週末から次の週にはトマトの畝周りに、動物避けのネットを掛ける予定です。手前に写っているのは、ブロッコリーです。子どもの花蕾が次から次へと出てきますので、食べきれないという状況です。このブロッコリーもモンシロチョウや蛾の幼虫が沢山住み着いています。可能な限り多くのモンシロチョウなどが巣立ってほしいので、可能な限り長く畝に置いておくつもりです。 

 

 

 

f:id:nakazawa-s:20180523162322j:plain【ナス『千両二号』の現在の様子です】

ナスは接ぎ木苗を定植しました。7株植えられていますが、全株順調に育っています。定植以降氷点下になる日はありませんでしたし、大きく冷え込んだという日もなかったので、ナスにとっては良好な気象状況だったと思います。下葉が青いままであるのがその証です。ただ先日の強風で若干葉が茶変していますので、若干のダメージは受けたようですね。

ナスの畝には稲ワラが敷かれていますが、チェーンで稲ワラの飛散を防いでいます。稲ワラは風で飛ばされると厄介な事になりますからね。稲ワラは株元には敷きません。株元がしっかり見えるような措置を行います。ナスにアブラムシが発生した場合、蟻が関わっているか判別しなければならないからです。

第一花は開花前に切除しました。栄養成長を促進させる意味で、開花してからよりも開花する前の方が良いような印象を持っています。現在は第二花が咲き出しているという段階です。ナスは今年も四本仕立てで取り組む予定です。 

 

 

 

f:id:nakazawa-s:20180523162341j:plain【スイカ『紅大』の現在の様子です】

大玉スイカである『紅大』は8株植えられていますが、全株順調に育っていますね。五節で主枝を摘心しました。終日晴れるという日を選び、朝一番で摘心を実施します。摘心に際してはカッターの刃を用いて一回折って病気の伝染を防ぎます。

今年は蔓の総数を、昨年よりも少し減らしました。収獲個数が若干減りますが、その分風通しが良くなると期待しています。蔓は収獲を終えた結球レタスが植えられていた畝部分に向けて、グングンと伸びています。蔓は見事に同じ方向に向いています。写真を見ると長さ10センチ程の丸太が置いてありますね。その丸太で蔓の向かう先をコントロールしていきます。(^o^) 

ところで子蔓の整枝剪定作業を行っている時に、伸ばす予定の子蔓を誤って二本切断してしまいました。若い頃はこんな失態はしませんでした。年を重ねるとはこういう事なのですね~。注意しなければなりません。(^^;)

このスイカと上掲のナスについては、途中で液肥を数回ジョウロで供給する予定です。

 

 

 

f:id:nakazawa-s:20180523162815j:plain【トウモロコシ『おひさまコーン7』の現在の様子です】

雄穂の展開が始まりましたね。トウモロコシは間引きが終了するとほぼ放任栽培となります。この段階ではまだ害虫の侵入は見られませんが、無農薬栽培でのトウモロコシは、一定の食害は覚悟しなければなりませんね。 

 

 

 

f:id:nakazawa-s:20180523162402j:plain【トウモロコシ『おひさまコーン7』の現在の様子です】

トウモロコシの株元をご覧下さい。少し解りにくいですが、先日の強烈な北風で半分ぐらいの株が転倒してしまいました。ここまで成長しての転倒ですし、もうすぐ動物避けのネットで囲いますから、応急措置として株元に石のブロックを置いて転倒を直しました。 

 

 

 

f:id:nakazawa-s:20180523162937j:plain【エダマメ(1)『サッポロミドリ』の現在の様子です】

ご覧のように順調に育っていますね。白い小さな花も開花し始めました。草ボケしていないので、まずまずの収獲になると思われます。

このエダマメ(1)については、移植に際し、うっかりですが根を太陽光線に当てて乾燥させてしまい活着にかなり時間がかかりました。遮光ネットを用いて回復に努めましたが中々回復しませんでした。注意せねばなりませんね~。年を重ねるとこうしたうっかりミスが増えてきますね。(^^;) エダマメの移植は草ボケを抑制する為に実施していますが、根を乾燥させるほどダメージを与えてはならないという教訓を得ました。 

 

 

 

f:id:nakazawa-s:20180523163001j:plain【エダマメ(2)『サッポロミドリ』の現在の様子です】

本葉も出始めたエダマメ(2)です。四日前に移植しました。勿論この場所で発芽させたものを、同じ場所に植えたものです。一部違う品種を育てています。品種名は「はやみどり」で、二つの品種を比較栽培して来年に生かす予定です。

 

 

 

f:id:nakazawa-s:20180523163028j:plain【オクラ『ベターファイブ』の現在の様子です】

オクラも順調に育っています。ただアブラムシの発生が一定レベルであります。オクラとインゲンにはアブラムシがどうしても発生してしまいますよね。暇があれば手で潰したり、成長点付近はガススプレーを吹きかけて飛ばしています。成長の勢いが出てくれば、少々アブラムシの発生があっても問題ありません。成長の勢いがつくまであと一息です。

株元をよく見ると土が盛ってありますね。これは先日の強烈な風により、全てのオクラが倒れてしまったための措置なのです。 準備してある石やブロックはトウモロコシを起こすために全部使ってしまったため、急遽ホームセンターで土を買ってきて株元に団子状に土を寄せてオクラを起こしました。オクラの倒伏は根を切断した可能性が高く、回復に若干時間が掛かるかもしれませんね。

 

 

 

f:id:nakazawa-s:20180523163057j:plain【蔓ありインゲン(1)『ケンタッキーワンダー』の現在の様子です】

先日の強烈な北風により、最もダメージを受けたのが、この蔓ありインゲン(1)です。ご覧のように葉がかなりダメージを受けてしまいました。もしかしたら収穫量にも影響を与えるほどのダメージを受けたと言えるかもしれません。しかしながら順調に育っていたので、早期に草勢が回復して豊かな収穫をもたらしてくれるかもしれません。インゲン君の今後の頑張りに期待しましょう。(^o^) 

ちなみに蔓ありインゲンは、毎年アブラムシの発生に苦しめられましたが、今年は全くアブラムシの発生は見られません。その理由は不明です。(^^;)

 

 

 

f:id:nakazawa-s:20180525081251j:plain【蔓ありインゲン(2)『ケンタッキーワンダー』の現在の様子です】

蔓ありインゲン(2)も強風による葉のダメージを受けましたが、背が低かった為に大きなダメージは受けなかったと感じます。写真を見て頂くと、葉が少々茶変しているレベルである事が見てとれますね。これからの成長に期待しましょう。(^o^)

 

 

 

f:id:nakazawa-s:20180523163334j:plain【ニガウリ『ほろにがくん』の現在の様子です】

ニガウリも順調に育っていますね。7株植えられています。ニガウリは蔓ありインゲンと同じように、寒さに弱く特に冷気を伴う強風に弱いというイメージがありましたが、ご覧のように蔓がかなり伸び上がって強風に晒されたにも関わらず、強風によるダメージは一切感じられません。実に不思議な現象です。

ちなみにニガウリの整枝・剪定については、まず主枝の五節で摘心しまして、子蔓を4~5本伸ばします。ご覧のようにすでに子蔓が50センチ程に伸長していますね。子蔓は麻紐で結束してネットに固定していきます。麻紐は一回しか縛っていませんから、成長につれて茎が太くなっても、自然に緩くなり締め付ける問題は発生しません。またすぐに再使用します。下の方で使用した紐を解いて上の方で再使用しますから、効率よく蔓をネットに固定していけますよ。(^o^)

 

 

 

f:id:nakazawa-s:20180523163213j:plain【エン麦『ヘイオーツ』の現在の様子です】

ここまで順調に育っています。赤さび病も若干発生したというレベルで収まりました。昨年よりも播種量を減らしたこともあり、現時点で倒伏している場所はありません。これはエン麦の刈り取り時がとても楽ちんであるという事です。

穂が形成され始めました。間もなく開花という段階になりますので、例年よりも早く鋤き込む事になりそうですね。(^o^)

 

 

 

f:id:nakazawa-s:20180523163233j:plain【野菜屑や剪定屑の様子です】

野菜屑や剪定屑が山と積まれています。これらは秋冬野菜専用畑に鋤き込まれることになります。6月に鋤き込みますから、暑い時節の作業となりますが、土中に微生物を増やすために頑張ります。(^o^) 

所で写真を写してから解ったのですが、写真奥の方にトンネルパイプが写されていますので説明しますが、ミャー菜園では三種類の長さといいましょうか、大きさのパイプを使用しています。一番量の多いのが普通サイズです。真ん中のパイプが大きく育つキャベツ・ブロッコリー専用です。一番大きなパイプがトマトの早期雨よけ用ですね。(^o^)

 

 

 

f:id:nakazawa-s:20180523163252j:plain【遊び畝・研究畝の現在の様子です】

遊び畝に植えられている虫達の為のキャベツとブロッコリーです。全部で12株あります。すでにキャベツは爆発していますね。葉は無数の虫達により食べられて穴だらけです。近づいて見ると沢山の幼虫が居ますよ。ここから何十匹か何百匹の蝶や蛾が巣立ってくれることを願っています。(^o^) 

結球レタス・ブロッコリー・キャベツ・ダイコンの収穫開始。果菜類を定植しました。(^o^)

季節の移ろいは本当に早いですね。ごく僅か前に播種や定植を行ったばかりだと思えるのに、結球レタスやブロッコリー、そしてキャベツの収穫が始まりました。(^o^)

ミャー菜園は昨秋の台風襲来により、深さ70㎝ぐらい水没しました。妻の話ではかなり長時間水没し続けたとの話ですから、「もしかしたら土中の昆虫や微生物はほとんど全滅かも‥」との不安が頭から消えませんでしたが、各野菜の生長具合も例年と変わりなく、また畝に植えられた苗の生長もきちんと揃って大きくなるなど、水没の影響を感じること無く収穫を迎えられたというのが一番嬉しいです。(^o^)

しかしながら今年は早春から気温が高めに推移しており、どの野菜についても例年より成長が早いですね。頭の中は脳裏に染みついた例年通りの成長ペースで思考していますので、どうしても作業の細かい点で後手後手に回ったりと小さなミスが続出しています。例年よりも成長ペースが早いという点について、注意を怠らず慎重に取り組みたいと思います。 

 

 播種・定植の記録

【播種】4月15日実施

エダマメ(1) 『サッポロミドリ』(花の木)

蔓ありインゲン(1) 『ケンタッキーワンダー』(花の木)

 

【定植】4月21日実施

トマト『麗夏』 20株 (種七農芸園)

ピーマン『京光』 6株 (種七農芸園)

スイカ『紅大』 8株 (種七農芸園)

キュウリ『ときわ333』 20株 (種七農芸園)

オクラ『ベターファイブ』 20株 (フローラ黒田園芸)

ナス『千両二号』 7株 (フローラ黒田園芸)

ニガウリ『ほろにがくん』 7株 (フローラ黒田園芸)

 

結球レタスの収穫が始まりました。(^o^)

f:id:nakazawa-s:20180501164859j:plain※4月15日撮影【収穫が始まった結球レタス『エクシード』の現在の様子です】

昨年よりも一週間早く収穫開始となりました。

結球レタスは株間30㎝で30株ずつ二畝で合計60株植えられていますが、全株無事に収獲に到りそうです。一つ新しい発見がありました。収穫開始時点でラグビーボール型になったのは60株中の8株だけでしたが、今回は収穫期間を長くとりましたら、ラグビーボール型になった株も最終的には普通の結球した草姿になりました。早め早めに収穫していたものですから、その大切な点に気づきませんでした。という事で、来年からはラグビーボール型云々という話は無しにします。(^o^)

  

 

 

f:id:nakazawa-s:20180501164929j:plain※4月15日撮影【結球レタス『エクシード』を上から撮影した様子です】

60株あるので少し早めの収穫開始です。結球部はまだ小さめですが、これから大きくなりずっしりと重くなるでしょう。(^o^)

  

 

 

f:id:nakazawa-s:20180501164952j:plain※4月15日撮影【結球レタス『エクシード』の現在の様子です】

これは普通に結球したレタスです。 

 

 

 

f:id:nakazawa-s:20180501165007j:plain※4月15日撮影【結球レタス『エクシード』の現在の様子です】

これはラグビーボール型に結球した様子です。今年初めて気づきましたが、結球初期にラグビーボール型をしていても、最終的には普通に結球する事を確認しました。(^o^)

  

 

ブロッコリーの収穫が始まりました。(^o^)

f:id:nakazawa-s:20180501165106j:plain※4月15日撮影【収穫が始まったブロッコリー『緑嶺』の現在の様子です】

ブロッコリーは残念ながら抽台してしまいました。結果として本葉の数も少なくて草姿も小ぶりです。抽台の原因が寒さにあるのかストレスにあるのか…。家庭菜園を29年続けていても判然としません。(^_^;

 

 

 

f:id:nakazawa-s:20180501165157j:plain※4月15日撮影【抽台した花蕾の様子です】

抽台してしまうと花蕾のツブツブが大きくなってしまいます。拡大写真にして見るとより鮮明にその状況が解りますが、自家消費するには味も変わりませんから、特に問題ありません。しかしながら人様にプレゼントするには腰が引けますね。(^_^; 

 

 

キャベツの収穫が始まりました。(^o^)

f:id:nakazawa-s:20180501165317j:plain※4月30日撮影【収獲が始まったキャベツ『金系201号』の現在の様子です】

10日ぐらい前に防虫ネットを撤去しました。雨不足の中でもキャベツ君たちは頑張りました。(^o^) 

 

 

f:id:nakazawa-s:20180501165453j:plain※4月30日撮影【キャベツ『金系201号』の結球部の様子です】

春のキャベツ栽培は、防虫ネットさえ掛けていれば、ご覧のように食害痕はゼロで収獲に到りますね。(^o^) 

 

ダイコン(1)の収穫が始まりました。(^o^)

f:id:nakazawa-s:20180510104042j:plain※5月05日撮影【収獲が始まったダイコン(1)『春まきあまうま大根』の様子です】

高温で日照が強いという気象状況でグングンと成長を加速させましたね~。ダイコンは発芽から収穫まで全くの手間いらずで、間引きだけ手を加えたという感じです。シンクイムシ等の攻撃も一切ありませんでした。(^o^)

 

 

  

f:id:nakazawa-s:20180510104058j:plain※5月05日撮影【ダイコン(2)『春まきあまうま大根』の様子です】

ご覧のように、すでに間引きを完了しています。こちらも順調に育っていますね。(^o^)

 

 

 

 

f:id:nakazawa-s:20180510104126j:plain※5月05日撮影【虫専用キャベツの現在の様子です】

虫達の為に、キャベツ6株・ブロッコリー6株が植えられています。すでにしっかり結球して普通に食べられるサイズになっていますね。かなり食害を受けていますが、結球部を食べる虫達は毎日満腹になっているのではないでしょうか。(笑)

この虫専用キャベツ・ブロッコリーから、数十匹数百匹の蝶や蛾、そして昆虫類が巣立ってくれることを期待しています。(^o^)

 

 

  

f:id:nakazawa-s:20180510104140j:plain※5月05日撮影【キュウリの葉の上で活躍するテントウムシの様子です】

キュウリ二株に若干のアブラムシが発生しています。よく見るとテントウムシ2匹がアブラムシを食べに駆けつけてくれました。(^o^)

ちなみにミャー菜園では、アブラムシは手でこそぎ落とします。またテントウムシが居る成長点付近にアブラムシが付着している場合は、手で触ると成長点にダメージを与えてしまいますから、カメラのレンズを清掃する際に使用されるガススプレーを使って、アブラムシを吹き飛ばしてしまいます。無農薬栽培に取り組まれている方にとっては、この方法はかなり効果的ですからお勧めですよ。(^o^) 

 

 

◇ 

 

 

f:id:nakazawa-s:20180501170342j:plain【キングサリの蜜を吸いに来たクマンバチの様子です】

朝外に出てみるとブンブンとうるさく音がするので、音源に近づいてみるとキングサリという花の周りで、クマンバチが蜜を吸っているところでした。近年はミツバチをほとんど見かけなくなりましたが、このクマンバチもまず見かけなくなりましたから、記念に撮影しました。毎年我が家の庭でキングサリが咲くので、来年も蜜を吸いに来てね。(^o^)

 

 

 

f:id:nakazawa-s:20180501170404j:plain【咲き誇るバラ『カクテル』の様子です】

我が家で咲き誇るバラ『カクテル』が満開に近づいていたので撮影しました。全部で5株アーチにした空間で咲いていますので、結構見事な咲き映えがしますよ。(^o^)

マルチを敷き、播種・定植が始まりました (^o^)

今年も最初の記事を書けることを嬉しく思います。冬眠があまりに心地よかったので、書き始めが少し遅れてしまいましたが、時節は待ってくれません。今年も適正に作業を進めていきたいと思います。(^o^) 

 

春夏野菜専用畑に肥料をすき込みました。(^o^)

 2月25日に施肥しました。幸い吹く風も微風程度でした。年によっては強風が吹き荒れる場合もあり、そうした場合は貝化石を散布してもほとんど飛ばされてしまう状況になってしまうので、施肥・耕耘を延期せざるを得ないという年もありました。

ただ少し問題だと感じたのは、雨の翌日に施肥を実施したため、耕運機で土を練ってしまった印象を免れません。しかしながら日曜日しか出来ないので、リスクを感じながらも強行しました。

施肥以降三回耕耘して、二週間後にマルチ敷きになります。耕耘と耕耘の間に雨が降ればベストです。今年は三回の耕耘の中で二回雨が降り絶好のタイミングで耕耘が出来ました。化学肥料や有機肥料のどちらを使うにしても、また管理機やスコップのどちらを使うにしても、マルチを敷く前に「施肥した肥料を雨に当てる」事がとても大切だと感じます。

 

春夏野菜専用畑 10.65m×5.2m×2面=110.76㎡(33.5坪)

『貝化石』 総量50kg 平米450g

『粒状苦土石灰』 総量16kg 平米144g

『有機100%5-5-5』 総量40kg 平米360g

『くん炭』 総量1400リットル 平米12.6リットル

『腐葉土』 総量1800リットル 平米16.2リットル

以上が施肥の全量です。元肥一発で追肥はありません。しかしながら活着に苦労していたり草勢が弱いと判断した場合は、散水時に液肥を混ぜる事もあります。

昨年も渇水により生育が芳しくなかったので何種類かの野菜に液肥を散布しました。ただこれらは継続的な散布ではないので、管理人の精神的安心感を得る為の気休め程度の追肥になっていると思われます。

 

 

 播種・定植の記録

【定植】3月11日実施

結球レタス 『エクシード』 60株定植 (島忠ホームセンター)

キャベツ 『金系201号』 20株定植 (島忠ホームセンター)

ブロッコリー 『緑嶺』 20株定植 (島忠ホームセンター) 

 

【播種】3月12日実施

ニンジン 『向陽二号』(ペレット種子/タキイ通販)

ダイコン 『春まきあまうま大根』 (島忠ホームセンター)

 

【播種】3月19日実施

エン麦 『エクシード』(種七農芸園) 900グラム

 

【播種】3月23日実施

トウモロコシ 『おひさまコーン7』(種七農芸園)

 

 

 

f:id:nakazawa-s:20180407094843j:plain【収獲が始まったニラの現在の様子です】

早春からグングンと成長が再開され、3月17日に初収穫となりました。早春のニラは柔らかいし美味しいですよね。

7株購入して定植したニラですが、定植して三年目となりました。随分と大株になりましたし草勢があるので、今春は三回連続で収獲する予定です。経験的に例えば写真の右端から食べ始めて左端に到達する時点で、右端のニラは収穫出来るレベルまでグングン成長しますから驚きです。

三回連続で収穫し、その後は十分に養生してもらいます。ただ秋に様子を見ながら収獲するかも知れません。5年目が株分けの目安ですから、今年はまだ株分けはしない予定です、早くても来年株分けでしょうかね。

 

 

 

f:id:nakazawa-s:20180407094908j:plain【春夏野菜専用畑の全景です】

春夏野菜専用畑の全景です。今年は気温が高めに推移していることから、すでにほとんどの畝で、ビニールトンネルから防虫ネットに切り替わっています。また自然のペースで育ってほしいので、意図的に早めにビニールトンネルを外すようにしています。

  

 

 

f:id:nakazawa-s:20180407094936j:plain【ミャー菜園の防寒対策の様子です】

ミャー菜園の防寒対策の様子を表した写真です。ビニールトンネルの最上部に、何やら洗濯ばさみで挟んである物が見えますが、サニーコートという商品名で売られている、少し厚めのビニールシートを挟んでいるのです。

夜が明けて出勤前に、写真の様にビニールシートを束ねて写真の様に結束します。そして夜帰宅すると、畑に出向き結束を解いて伸ばし、ビニールトンネルの換気穴部分を塞ぐという手順を毎日繰り返します。

サニーコートを使用しても、ビニールトンネル内外の気温はそれほど変わりませんが、ビニールトンネルの換気穴から一晩中強烈な北風を浴びるリスクを確実に遮断できますので、防寒効果は確実にあると自認しています。(^o^)

 

 

 

f:id:nakazawa-s:20180407095007j:plain【キャベツ『金系201号』の現在の様子です】

3月11日に定植したキャベツ20株です。無事に活着し順調に育っていますね。春キャベツは全くの手間いらずで、防虫ネットで被覆した後は収獲までほとんどやることがないですね。葉が大きくなりすぎた場合は、トンネルを一段大きな物に変える予定です。

  

 

 

f:id:nakazawa-s:20180407095027j:plain【ブロッコリー『緑嶺』の現在の様子です】

3月11日に定植したブロッコリー20株です。ブロッコリーは残念ながら抽台してしまいました。厳しい寒さに当たると抽台してしまうと言われています。今年は気温が高めに推移していたので大丈夫かなと思っていましたが、氷点下まで下がった朝が二度ほどありましたかね。

毎日ブロッコリーを観察していると、抽台が始まると成長にばらつきが発生してきます。このばらつきで抽台の可能性が高まったことを知ることとなります。そして抽台すると花蕾に栄養が行くので枝葉の成長が抑制されます。

ブロッコリーの抽台するかしないかで、毎年ハラハラドキドキするのはもう止めにしました。来年からは桜が咲く頃に定植することにします。

ブロッコリーの株元に赤っぽい石が置いてありますが、先日強烈な北風が吹いてブロッコリーが倒れてしまったので、石を株元に当てて起こしたという訳です。ブロッコリーの茎部分に強い力が掛かるので茎が傷まないように、レンガ等の角張ったものではなく、ご覧のような丸みを帯びた石を使用しています。

 

 

 

f:id:nakazawa-s:20180407095057j:plain【結球レタス『エクシード』の現在の様子です】

3月11日に定植した結球レタスです。60株植えられています。すでに四分の一ぐらいの株が結球を開始していますので、この時点での草姿としては適正だと思えます。ただ二株だけ、すでに「僕はラクビーボール型で結球するよ」と宣言しています。(笑)

ですから58株の動向に注目するという状況です。これまで長年にわたりビニールトンネルで加温し続けた為に結球が上手くいきませんでしたが、ビニールトンネルから早めに防虫ネットに切り替える事により不結球を防げることが判明しましたので、今年もそうした観点で対応していますから、全部ではないにしても多くが結球に到る確率は高まっていると思います。

ただミャー菜園は元肥一発ですから、結球レタスに限らず葉菜類や根菜類にとっては、生育序盤から過剰施肥状態にあるわけです。そうした状況下で生育するわけですから、例えばトマトの生育序盤で肥料が多すぎたり、散水を過剰にすると栄養成長段階で暴走してしまうのと同じよなう現象が結球レタスに発生してしまい、葉数ばかり増えて結球しなかったりラグビーボール型のレタスになってしまう可能性もなきにしもあらずです。

結球レタスの不結球問題で解ったのは、人は知らずと癖のある栽培法、或いはこだわりのある栽培法で取り組んでいるという事ですね。それが良い結果に結びつく場合もあるし、悪い結果に結びつく場合もあると思えます。ブロッコリーの早期抽台も、何か癖のある栽培法でやっているから そうなると言えるかもしれませんから、引き続きそうした視点で解決方法を見いだせるように取り組んでいきたいと思います。

 

 

 

f:id:nakazawa-s:20180407095126j:plain【ニンジン『向陽二号』の現在の様子です】

3月12日に播種したニンジンも無事に発芽しました。発芽するまでは不織布で蔽ってありましたが、発芽を確認した時点で不織布は撤去しました。コート種子で播種しましたが、普通の種子と比較して発芽が難しいように感じます。実際に今年は数株で発芽ゼロが発生してしまいました。普通の種子の場合は欠株は無いのが普通でしたから、コート種子では適正に発芽させるための土中水分管理が難しいと感じています。

 

 

 

f:id:nakazawa-s:20180407111509j:plain【ダイコン(1)『春まきあまうま大根』の現在の様子です】

3月12日に播種したダイコン(1)の様子です。問題なく発芽しました。ダイコンは間引き菜として重宝しますので、沢山播種してあります。(^o^) 

 

 

 

f:id:nakazawa-s:20180407095143j:plain【トウモロコシ『おひさまコーン7』の現在の様子です】

3月23日に播種したトウモロコシも無事に発芽しました。早春のトウモロコシの発芽は失敗しやすいので、雨の降った翌日播種し、以降一切水やりはせず対応します。

また播種以降に雨が降ったらビニールトンネルの換気穴も、他のビニールシートで塞いで、播種面が濡れないように対応しています。 

 

 

 

f:id:nakazawa-s:20180407095207j:plain【エン麦『エクシード』の現在の様子です】

3月19日に播種したエン麦も無事に発芽しました。エン麦は雨の前に蒔く方針を貫いています。今年も明日から四日間雨部降り続くという絶好の天気予報でしたので、月曜日の朝早く畑に出向き出勤前に播種しました。

畑の面がデコボコしていますね。理由は播種した後に靴で播種面を踏んで回ったのです。そうする事により鳩による食害を防げる可能性が高まります。鳩は土をくちばしではね除けて土の中にあるエン麦種子を探すので、靴で踏みつけることにより、少なくとも靴で踏んだ場所は鳩の食害を回避出来る事は間違いありません。

実際に数日間鳩の激しい食害を受けましたが、鳩が探し回った場所の発芽状況も、被害を受けなかった場所と同等に発芽したと感じます。鳩は円形の形で集中的に種を探すのがとても特徴的です。

畑全面に均一に播種したのに、写真を見ても靴で踏んだところからの発芽が多い事が見てとれますね。踏んだ場所は確実に鳩の食害を免れているようです。来年は頑張ってもっと踏みつけよう。(^o^) 

 

 

 

f:id:nakazawa-s:20180407095536j:plain【遊び畝・研究畝の現在の様子です】

この畝は遊び畝・研究畝です。自由に楽しむため、或いは試作してみる畝です。すでに一本ネギが植えられていますし、トンネルも見えます。トンネル内には、キャベツ・ブロッコリーが合計12株植えられていて、桜が咲き蝶が飛び回るようになったら、防虫ネットを外して、蝶が自由に産卵できるようにする予定です。 

左側に仕切りパネルが見えますが、仕切りパネルから左側は他の人に貸してある場所でして、すでに里芋等が植えられているようです。

ありがとう (^o^)

大晦日の日に「ありがとう (^o^)」のブログ記事を書くのが恒例となっていますが、歳を重ねると一年が早く過ぎ去っていきます。一年に一度の「ありがとう (^o^)」記事を、あの世に旅立つまでにあと何回書けるかな~。(笑) 

 

◇ 

 

今年のミャー菜園での出来事を振り返ってみますと、私は家庭菜園での野菜栽培をこれまで28年続けてきましたが、この歳月の中で最大のショッキングな事態が、今年10月23日(月曜日)未明に発生してしまいました。

関東地方を通過した台風21号による大雨で、我が家の近くを流れる「江川都市下水路」から河川水が住宅街に溢れ出し、新聞記事によれば床上浸水238戸、床下浸水227戸という大規模な浸水被害が発生したのです。

我が家は幸いに浸水しませんでしたが、自宅から500メートル離れた場所にある野菜畑や、道具類を入れておく畳三畳ほどの大きさである自作倉庫が高さ70㎝ぐらい浸水しまして、床上浸水の想像を超える悲惨さをミニ体験したのでした。

 

ミャー菜園の運営において、一方でまた嬉しい動きもありました。(^o^)

 「子ども食堂」という言葉を聞いた方も多いでしょう。子供達がいろんな事情で食事が食べられなかったり、一人或いは子供達だけで寂しく食事をしなければならなかったりする場合において、「子ども食堂」という名で、一定の会話を伴う作りたての暖かな食事を提供するボランティア活動が全国的に行われているという現況を、メディアで見聞するようになりました。

日本では一人親世帯で貧困が多いとされています。一見社会は誰もが豊かであるように感じますが、孤立した親や子は社会からは見えずらいのでしょう。こうした世帯では、社会との接点が少ないまま、親は仕事などに追われて子供は一人寂しく “孤食” に追いやられている可能性が増します。そうした中で「子ども食堂」は、地域で子供を支え合うという理念を包含する素晴らしいシステムであると感じます。

ミャー菜園園主の妻も元保育士であった関係で、昔の保育士仲間が子ども食堂を立ち上げるとの話を聞き、妻もお手伝いする事となりました。結果としてミャー菜園でもその尊いボランティア活動に対して、家庭菜園の規模ですから少量ではありますが野菜を提供させて頂く事になりました。

お届けできる野菜のボリュームは小さいものの、無農薬栽培の野菜を調理するその日の朝に収穫して届けるので、とても新鮮な野菜を食べてもらう事が可能です。子ども食堂に集う子供達のためにミャー菜園の野菜が役立つという、思いもよらない事態に生産者として心から喜びが沸き上がりました。いつの時代でも未来を担う子供達は国の宝ですからね。ここに至って、そうした子供たちの成長に少しばかり関与できる事を嬉しく思います。(^o^)

こうした一翼を担うという細やかなレベルではありますが、「子ども食堂」に野菜を提供するという予期せぬ事態に、マンネリ化しつつあった野菜栽培でしたが、作った野菜を喜んで食べてくれる方々が居るという事で、やる気とモチベーションが俄然アップした一年となりました。 野菜栽培をされている方なら、この私の嬉々とした胸の内をご理解頂ける事でしょう。(笑)

 ミャー菜園でも野菜提供などでご協力している当該団体のホームページやブログ、Facebookがあるのでご紹介します。埼玉県三芳町近隣にお住まいの方々で、野菜の提供は勿論、作業のお手伝いやスペース等場所の提供、そしてご寄付まで、何かお手伝いできる分野があればぜひご協力下さいませ。

当該団体のホームページやブログを拝見していますと、組織を束ねるリーダーの高い志と価値観を共有するスタップメンバーの融合が醸し出す能動的な強いエネルギー発散を目の当たりにすると共に、目的意識を明確にして行動しているグループの持つ勢いといいましょうか、言葉にしなくとも伝播する空気がとても優しく、そして雰囲気が明るさと未来志向に満ちあふれているのに驚きます。

これはきっと周囲への独りよがり的な善意の押しつけではなく、支援スタッフ自らも子供達と一緒に楽しんで活動しているからこそ醸し出す雰囲気であると感じます。

「三芳おなかま子ども食堂」に集う子供達は、スタップである  “他者のために汗を流すという志を持つ尊い人たち” に触れる中で、知らず知らずに背中を押されて、人として最も大切な心根を無意識のうちに学ぶに違いありません。

 

地域に根付き、地域と共に成長する「三芳おなかま子ども食堂」。長く続いてほしい奉仕活動ですよね。(^o^)  

 

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 今年はもう一つ嬉しい出来事がありました。(^o^)

家庭菜園で大変お世話になっている先輩の話です。先輩の名をAさんとしましょう。Aさんはサラリーマンを引退後、ご存じの方もおられるでしょうが、EM菌を使った農法、いわゆるEM農法に取り組んでおられる方です。

ミャー菜園では、今後もEM農法に取り組む予定はありませんが、無農薬有機栽培を志向しているという点では価値観を共有していますので、私にとりましても色々と参考になる話をして下さいます。

実はAさんは、若い頃から喫煙していて、ヘビースモーカーの範疇に入るほどのタバコ好きな方なのです。そしてまた他の喫煙者と同じように、昔からタバコを止めたがっていたのでした。そうした状況の中、先日久しぶりにお目に掛かると、なんとタバコを止めて三ヶ月になるというのです。

私はAさんがタバコを止めるのは、死ぬまで “絶対に絶対に絶対に絶対に” 無理だろうと思っていた私は、ビックリしてその経緯を聞いたのでした。

タバコを止めた経緯を聞いてみますと、止めることが出来たのは一冊の本を読んだからだというのです。その本の題名は、「読むだけでぜったいやめられる禁煙セラピー」著者アレン・カー/出版社KKロングセラーズ/ (平成8年)1996年初版本です。

Aさんは、この本を読み進み最終章を待たずにタバコと縁が切れたそうです。そして「禁煙できたのも、90パーセント以上はこの本のお陰」と話します。続けてこう話します。

「大概の人は親切心で、タバコを止めた方がいいよと言うけど、具体的な表現でタバコの害を言う人は少ない。この本には嫌悪感を持つほどにタバコの害が書き連ねてある。実際にタバコを止めてみると、なぜもっと早く止めなかったのか不思議だ」と笑いながら語ります。世に中にはタバコを止められずに苦しんでいる方が大勢おられるのに‥。

実は私も社会人になり始めた頃タバコを吸い始め、そして禁煙に成功した一人でもありますから、Aさんの禁煙成功を自分の事のように嬉しく受け止めたのです。

私の喫煙の経緯を少し紹介しますと、タバコを吸い始めた動機は至極簡単です。大人になって周りを見たら誰もがタバコを吸っていたからです。たばこを吸って初めて大人になった気分にもなりました。

私が一番好きなタバコは「ショートホープ」でした。次に好きだったのは「チェリー」かな。両者ともに結構強いタバコに属すると思いますが、一日40本近く吸っていました。そんなタバコ好きな私も風邪を引いたことが契機となって、5年ほど喫煙しましたが止めました。

しかしながら、タバコを止めるに際しては七転八倒の苦しみを味わいました。それでも幸いに一度で禁煙に成功してタバコとは縁が切れました。手が震えるほどの苦しみを経た末の禁煙成功という経緯があるので、「読むだけでぜったいやめられる禁煙セラピー」にどのような事が書かれているのかとても興味が湧き、本を購入して読んでみました。

とても印象深い本でした。著者であるアレン・カー氏も喫煙者であり、禁煙を志して何度も挫折した人だったのですね。今まで禁煙に挑戦し何度も挫折した方で、幾ばくかでも禁煙に再挑戦したいという想いを抱いている方にぜひ読んでほしい本です。

私が禁煙に際し七転八倒の苦しみを味わったのは、一言で言えば 精神力で止めようとしたから‥。というのが良く理解できました。あの禁煙を決意した当時にこの本があったら、すごく簡単に止められたはずだと思わずにはいられません。

さあ禁煙に何度も失敗している皆さん。千円札一枚でお釣りが来る金額で、禁煙を手中に出来ますよ。だまされたと思って、この本を手に新しい切り口で、もう一度禁煙に挑戦してみて下さいませ。もしかしたらAさんと同じく成功するかもしれませんよ~。(^o^) 

 

 

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一年を終えるにあたり、恒例となっていますが、思いつくままに感謝の意を「ありがとう」の言葉で書き綴ってみましょう。私達は生きているだけで、毎日毎日宇宙の星の数ほどに「ありがとう」に囲まれて生活をしています。

人生全般の「ありがとう」を書き連ねるのは、大晦日の一日だけではとても不可能です。あまりに膨大すぎて手が出ません。絞りに絞って家庭菜園にまつわるありがとうに限定して記載してみますからね。

 

まずは何よりも先に、妻にありがとう。(^o^)
今年一年野菜栽培を愛する人々、すなわち生命を慈しむ人々と交流できたことが、一番嬉しかったです。皆様、本当にありがとうございます。心から感謝致します。(^o^)

苦情を一言。台風21号さん、ちょっと暴れすぎだったよ。迷惑した人が一杯居るよ。来年は自重してね。!!!!!

そして自分自身の健康にありがとう。 腹筋背筋、手足の筋肉さんありがとう。 腰さん、いつも酷使してごめんね。 私が管理する菜園52区画の “愛菜家” メンバーの皆さんありがとう、来年もよろしくね。 もう一つの管理菜園メンバーの皆さんありがとう、来年も楽しく野菜栽培を楽しみましょうね。 有機肥料さんありがとう。 腐葉土さんありがとう。 貝化石さんありがとう。 苦土石灰さんありがとう。 野菜屑・剪定枝葉さんありがとう。 耕耘機さんいつも頑張ってくれてありがとう、来年も頼りにしているよ。 井関農機さん耕耘機のメンテナンスありがとう。 ガソリンさんありがとう。 オイルさんありがとう。 土さんありがとう。 微生物さんありがとう。 耕土を支える更に下の土さんやマグマさん達ありがとう。(^^;) ビニールマルチさんありがとう。 スコップさんありがとう。 角スコップさんありがとう。 草取りホーさんありがとう。 重しとして利用する石さんたちありがとう。 懐中電灯さんありがとう。 電池さんありがとう。 草取り専用長靴さんありがとう。 刈り払い機さんありがとう。 種さんありがとう。 春菊の種さんは小さすぎて年寄りには摘まむのが辛いので、もう少し大粒になってね (^^;)。 各種苗さんありがとう。 種苗会社さんありがとう。 苗生産者さんありがとう。 地元の種屋さんありがとう。 沼田市の種屋さんありがとう。 花屋さんありがとう。 花苗さん、いつも綺麗に咲いてくれてありがとう。 ホームセンターさんありがとう。 水さんありがとう。 ジョウロさんありがとう。 ポリタンクさんありがとう。 虫除けネットさんありがとう。 トンネルパイプさんありがとう。 トンネルビニールさんありがとう。 ビニール固定プラさんありがとう。 棚スチールパイプさんありがとう。 キュウリネットさんありがとう。 温度計さんありがとう。 間引き苗さん、本当にごめんなさ~~い m(_ _)m。 エン麦さんありがとう。 稲ワラさんありがとう。 ミミズやミツバチ、蝶などの益虫さんありがとう、来年も大歓迎だよ。 アオムシやヨトウムシ、ネキリムシなどの害虫さん、来年は来ないでね (^_^;)。 支柱さんありがとう。 針金さんありがとう。 作業手袋さんありがとう。 ゴム手袋さんありがとう。 長靴さんありがとう。 麦わら帽子さんありがとう。 ハサミさんありがとう。 カッターさんありがとう。 空気さんありがとう。 太陽さんありがとう。 風さんありがとう。 霧さんありがとう。 雨さんありがとう。 ところで雨さん最近怒りっぽくなったのか雨脚が強い時が多いよ。もう少しやさしく降ってね~ (^^;)。 台風さんには参ったよ、来年は少し自粛してね (^^;)。 野菜を買ってくれた皆さんありがとう。 買った野菜がとても美味しかったと語ってくれた皆さんありがとう。 ボーダー花壇の四季折々の花さん達ありがとう。 その花壇の花を手入れして下さっている近所のおばさん達ありがとう。 その花壇の花を綺麗だと褒めて下さる通行人さんありがとう。 雑草さんありがとう。 畑の通路さんありがとう。 野菜屑置き場さんありがとう。 杭さんありがとう。 仕切りロープさんありがとう。 ビッツさんありがとう。 駐車場さんありがとう。 大きな物置小屋さんありがとう。 小さな倉庫さんありがとう。 自宅の倉庫さんありがとう。 アスパラガス畑のパイプさんたちありがとう。 一輪車さんありがとう。 防草シートさんありがとう。 台車さんありがとう。 秤さんありがとう。 マルチ穴開け金物さんありがとう。 チェーンさんありがとう。 クマデさんありがとう。 箒さんありがとう。 チリトリさんありがとう。 野菜屑置き場のコンポストさんありがとう。 ビニールゴミ袋さんありがとう。 スーパー袋さんありがとう。 ターンバックルさんありがとう。 パイプ接続金具さんありがとう。 ガスボンベさんありがとう。 バーナーさんありがとう。 鎌さんありがとう。 収穫カゴさんありがとう。 豊かな大自然さんありがとう。 ふじみの市さんありがとう。 埼玉県さんありがとう。祖先や先人の皆様にありがとう。 日本国にありがとう。 銀河系と太陽にありがとう~。

 

そして最後にもう一度、妻にありがとう。ペコリ (^o^) 

 

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 つたない文章であるにも関わらず、今年も多くの皆様がこの菜園ブログを訪ねて下さいました事を心より感謝申し上げます。誠に有り難うございました。(^o^)

 

皆様の菜園ライフが益々豊かなものになりますよう祈念いたします。

佳いお年をお迎えくださいませ。(^o^)

河川の氾濫により町が水没してしまいました~ (>_<)

床上・床下浸水された皆様に心よりお見舞い申し上げます。m(_ _)m

10月23日(月曜日)未明に、関東地方を通過した台風21号による大雨で、我が家の近くを流れる「江川都市下水路」から河川水が住宅街に溢れ出し、新聞記事によれば床上浸水238戸、床下浸水227戸という大規模な浸水被害が発生しました。最も深く水没した地域は1.5メートルに達したそうです。それは乗用車の屋根がかろうじて見える程度まで水没したという事であり、これらの地域はボートにより50名ほどが安全な場所に避難したという話です。

一戸建の住宅が整然と並ぶ、第一種住居専用地域である我が家を含むこの地域は、40年前から宅地化整備が進められた閑静な地域ですが、当初から住んで居られるというご老人によれば、「40年住んでいてこんなことは初めてだ」と話す方が複数人居られました。長年住んでいる方々の話をお伺いしましても、この度の床上・床下浸水はとても深刻でショッキングな出来事であったと容易に想像できます。

特に本当にお気の毒に思えるのは、一戸建ての建物を新築してから一年が経過していないというピカピカの新築なのに床上浸水してしまった…。という悲惨な家が私の知る範囲ですが十軒近くあります。また新築五年以内という家についても二十数軒あります。これらの新しい家の内部がいきなり泥水の海になった事に思いを馳せると、本当にお気の毒で慰める言葉も見つかりません。

我が家はどのような状況だったかと言いますと、私は朝5時55分に家を出るのですが、玄関を出てみると、まず道路が川の様になっていたのでビックリしました。目測で30センチほど冠水しているという状況でした。長靴を履いても中に水が入ってくると思われる水位という事になります。我が家から30メートル離れだ場所まで移動すれば、そこからは傾斜面になっており冠水が一切無い場所になります。幸い我が家は駐車場も冠水していないので、建物伝いに移動して駐車場に置いてある自転車に乗り、靴が濡れないように自転車を上手くスタートさせて、無事に30メートル先の冠水していない場所に到達し、そのまま無事に出勤する事が出来ました。

ちなみに私が出勤した後、更に水位が上がったと妻から連絡がありましたが、結果として床下浸水にもならないレベルまでの増水でした。

我が家については、自宅は大丈夫でしたが、歩いて数分の所にある菜園や菜園の為の納屋・倉庫が完全に水没しました。つまり生育途上にある各野菜が全て水没してしまったのです。納屋や倉庫の冠水した部分の高さを測定しましたら、70センチほど冠水した事が判明しました。しかしながら今次災害で床上浸水238戸、床下浸水227戸の方々が苦難に遭われた中で、納屋が冠水したからと被害をアピールするつもりはありません。

私はこれまでの人生で床上浸水の被害を体験したことがありませんでしたから、納屋や倉庫が浸水した事により、床上浸水というものが如何に悲惨な事態になるかという追体験が出来た次第です。これは貴重な体験となりました。

水よりも軽い資機材は納屋の中で全て移動したりひっくり返っていました。また納屋や倉庫内には細かい作業道具や色んな荷物が入っているのですが、その全てが泥水で汚れています。またバケツのような容器には満タンに泥水が貯まっています。靴や衣類など吸水性の物はタップリと泥水を吸ってしまい、捨てる以外に手は無いように思えます。

狭い空間である納屋や倉庫で、こうした悲惨な状況なのですから、人が住む一戸建の建物が床上浸水した場合の深刻さは、言葉ではとても言い表せないレベルとなるでしょう。例えば畳ですよね。浮いてしまう場合もあるそうです。勿論浸水後は使い物にはなりません。床上浸水で最も深刻な点は、浸水した水には下水も含まれる汚染水という点です。大腸菌等も含めて衛生上の対応は必須という訳です。実際に浸水地域には伝染病が発生しないように、殺菌剤を散布する携帯用ポンプを持った消毒班の方々が頻繁に家々を回って作業をしていました。

そして建物は浸水した部分について深刻な影響を受けます。例えば外壁には断熱材が入っているのが普通ですが、これら断熱材内部にもくまなく汚水が入り込みます。僅か10㎝床上浸水しただけでも、壁面内では断熱材や合板を通じて天井面まで汚染水が上がっていきます。また断熱材を含む構造部全てが水に浸かった場合、蒸発以外に水が無くなりませんし、ごく僅かの隙間や狭い部位については、元通り完全に乾燥するまでには何年もの期間を要するでしょう。その長い期間水気に触れ続ける金属部は腐食してしまう可能性が高いです。という事で床上浸水の場合は天井面までの壁面の全てをやり直すのが必須という厳しい現実に直面する事態となるのです。

洗濯機や冷蔵庫などの家電製品が水没すると故障して使い物にならなくなるのはよく知られていますが、電気的な配線の多い金属製の乗用車が水没すると更に深刻な事態になるでしょう。水没レベルにより修理や修繕では回復不能のケースも多いと聞きます。

浸水被害の翌日から、水没した家々では家族総出で、そうした家財道具の廃棄処分に追われている光景があちこちで見られました。皆さんがショックを受けられたのでしょう、多くの方が同じように暗い顔をして作業されている姿に、見て通り過ぎる私も心が暗くなってしまいました。

 

 

 

 

このブログ記事は23日未明の浸水被害発生から5日経過した28日(土曜日)に記事にしました。明日か明後日に再び次の台風22号が関東地方にやって来る可能性が高まったので、この28日から江川都市下水路の氾濫した際に破壊された護岸等の緊急工事をするという市内放送がありました。

我が家は直接的な被害には直面しませんでしたが、この度の浸水事故を自分が住まう地域の問題として深刻に受け止めた私は、何が原因で大規模浸水事故が発生したのか、災害後初めての休日という事もあり、緊急工事が始まるという氾濫現場を歩き観察をして、私なりに考察を加えてみましたのでご覧下さいませ。

 

まずは今朝の新聞記事からご覧下さい。 

 

台風22号へ江川緊急工事 川越市

【産経新聞 平成29年10月28日(土曜日)】

 

川越市は27日、台風21号による浸水被害が出た同市寺尾地区で、台風22号が29日にも本州に接近する恐れがあるとして緊急工事を実施すると発表した。雨水などを新河岸川に流す江川都市下水路の蓋を外し、排水の流れを円滑にし、浸水被害を防ぐ狙いがある。

市防災危機管理室などによると、22、23日の台風21号で、25日午後2時現在、床上浸水238戸、床下浸水227戸を確認。このうち、寺尾地区は場所によって1.5メートル以上も水位が上昇したとされ、床上浸水232戸、床下浸水196戸を占め、被害が集中した。

同地区は新河岸川の水位が長時間上昇したままとなり、同川に雨水などを排水する江川への逆流を防ぐため、23日午前1時16分から約9時間樋門を閉鎖した。その結果、江川の水が行き場を失い、同地区の水位が上昇した。江川に雨水を排水する中島雨水ポンプ場も配電盤が冠水して24日夕までポンプが使えず、被害が拡大したものとみられる。

江川の緊急工事は、約340メートル部分の蓋を撤去する方針のほか、安全確保のため、台風21号の影響で崩れた護岸約240メートルにフェンスを張ったり、一部を通行止めにする。作業は29日までに完了させるという。

浸水被害を受けた家屋の消毒依頼は市内で508軒あり、寺尾地区を除き29日までに終了する見込み。

 

それではご一緒に緊急工事が始まったという河川氾濫現場を見て回りましょう。撮影は午前11時から開始しました。雨が降るという天気予報でしたが、11時時点ではまで雨が降り出してはいませんでしたが、途中で雨が降ってきました。

 

 

 

f:id:nakazawa-s:20171104143116j:plain【浸水被害により廃棄された家財道具】

浸水被害の翌日からこの場所には、連日山盛りにゴミが捨てられているそうです。本日は10時くらいに清掃局が全ての粗大ゴミ等を搬出したそうですが、11時時点で再びこれだけのゴミが集積されました。

この付近の被害の様子を聞こうと、粗大ゴミを捨てているご婦人に声を掛けたら、偶然にもその昔同じ家庭菜園区画で、隣り合って野菜栽培をしていた方でした。「私の家はあそこよ」と指さして教えてくれました。そして床上浸水は50センチぐらいであったそうです。今日は内装工事屋さんに入ってもらってるの…とも話していました。詳細は書けませんが、やはり浸水被害に合うと、今日まで対応に追われ本当に大変だったようです。心よりお見舞い申し上げますと伝えるのが精一杯でした。

 

 

 

f:id:nakazawa-s:20171104143142j:plain【浸水被害により廃棄された家財道具】

洗濯機や冷蔵庫も沢山出ていました。回路部分が浸水すると使えなくなるようですね。まだ新しそうな商品も見られました。

 

 

 

f:id:nakazawa-s:20171104143210j:plain【江川都市下水路です】

江川都市下水路に到着しました。写真は江川都市下水路の水上側を見ています。川らしくありませんね。ここは間違いなく川なのですが蓋がされているのです。人工芝のような物が貼られている部分が川となっているとイメージして下さい。写真奥の方から手前側に水は流れてきます。

撮影した場所から水上側はほぼ普段通りの風景ですね。但しこの人工芝は完全に水没したようです。人工芝が茶変している事からも、この辺りは全て水没した事がうかがえます。実際に写真奥にあるセブンイレブンは床上浸水となり、多くの商品が水に浸かりまして、全商品を搬出して店内の内装工事を夜遅くまで連日されていました。

ちなみに江川都市下水路は、河川の長さとしては1.5キロメートルぐらいです。その源流は、なんと私が野菜栽培しているミャー菜園の横にある側溝と言えるかもしれません。川の長さは短いのですが、地域の地形が傾斜面になっていますから、想像以上に広域の雨水が江川都市下水路に流れ込むと推測されます。

 

 

 

f:id:nakazawa-s:20171104150309j:plain【江川都市下水路です】

江川都市下水路の水下側を見ています。ここから下流は護岸ブロックや蓋が破壊され被害が発生しているようです。

やはり蓋がされていて水の流れている川が見えませんね。今回の河川氾濫では、この蓋が破壊され流されて、より深刻な浸水事態を引き起こしたと推測されます。

ではなぜ川に蓋がされているのか…。すでにお気づきの方も居られるかも知れません。この川の名称は「江川都市下水路」という名称ですから、その昔は下水が垂れ流されていたそうなのです。下水道が整備された現在では下水の垂れ流しはありませんが、その昔は要するに「臭くてたまらん」という近隣の不満が高まり、行政としては放置しておく事は出来ず、河川に蓋をしたという訳です。新聞記事では、蓋がされていた部分は340メートルと書いてありますが200メートルぐらいです。 

 

 

 

f:id:nakazawa-s:20171104143236j:plain【氾濫した現場の様子】

陸橋の上から撮影しています。私と同じように見学に来ていて、自宅が浸水したという方の話では、外れた蓋が折り重なっているこの場から川の水が住宅街めがけて流れ出たという話です。外れた蓋が水路を塞ぎ水があふれ出たという様子が理解できる写真です。

 

 

  

f:id:nakazawa-s:20171104143303j:plain【氾濫した現場の様子】

左側の護岸ブロックは、写真に写っている範囲の全てが倒壊しているのが見てとれます。護岸ブロックが横滑りしたように面として倒壊しているのは、想像を超える引張力が加わったものと思われます。

 

 

  

f:id:nakazawa-s:20171104143321j:plain【氾濫した現場の様子】

こうしてみると、蓋の部分で人工芝が張ってある板面が水をせき止める事に一役買ったというのが解りますね。

 

 

 

f:id:nakazawa-s:20171104144247j:plain【蓋を構成する各部材の様子】

蓋の様子を撮影しています。ここからは蓋の構造を観察・検証してみましょう。木材で作製されているのに驚きました。予算的な制約があったにせよ、水利をコントロールする部分に水よりも軽い、つまり浮力が発生する木材を使用している事に驚きを隠せません。

  

 

 

f:id:nakazawa-s:20171104143951j:plain【蓋を構成する各部材の様子】

写真一番下の部分は護岸ブロック部分です。護岸ブロックの上に地下工事で多用されるH鋼を横に寝かせて、その上に蓋を被せたという構造になっていました。ここの護岸は少し動いただけで破壊は免れています。結果として蓋部分も大きく損壊せずに残されていましたから、構造を観察する事が出来ました。

蓋の部分は60センチほど右側に動いてしまっています。蓋の端部は固定されていますが、ご覧のように固定金物から外れています。

台風による大雨により、新河岸川にある樋門を閉じる前の段階で、雨水はこのH鋼の高さまで達していた可能性が高いです。なぜならそうでなければ、蓋が破壊されるなどと言う事はあり得ないからです。

 

 

  

f:id:nakazawa-s:20171104144013j:plain【蓋を構成する各部材の様子】

幅60センチの蓋は両側の護岸に、ご覧のような金物で一カ所ずつ固定されていたようです。厚さ2センチに満たない板片で連結されていました。固定はボルトナットでされていますが、板片は本体蓋になんと木ネジ2本ずつで固定されていました。唖然とするばかりです。

 

 

 

f:id:nakazawa-s:20171104144247j:plain【蓋を構成する各部材の様子】

二枚前の写真をここでもう一度掲載します。蓋が破壊された原因として、一番に考えられるのが、この蓋の構造にあると思えます。増水した水は新河岸川の水位レベルの影響を受けながらH鋼の高さに達していたとすれば、この蓋の下半分は水に浸かり、下流に向かう強い水圧に晒されました。水圧を面で受ける場合は、想像を超えた圧力が掛かります。テレビ映像などで、コンクリートや鉄骨で作られた橋が、台風により増水した為に橋桁などが流されるというのは見た事があると思います。

木材で構成された柱部分と梁の上下部分は蓋の重みを支え構造を維持する為に幅の広い板が使用されています。これら柱と梁に相当する部分に強い水圧を受けて、両岸で固定されてはいるものの、貧弱な固定方法であったために、蓋は容易く固定場所から外れて、流されてしまった…。という可能性が最も高いです。ですから蓋を鉄骨で構成すれば、水圧を受ける面積は半減できますし、H鋼に同じ固定方法であったにしても、水圧に対する耐力は倍加したと思わずにはいられません。 

一つ断言できるのは、この蓋を設計・施工した行政担当部署は、「臭いから蓋をしろ」という住民の声に応えて、臭いが漏れない構造であるよう配慮はしたかもしれませんが、H鋼の高さまで増水した場合は蓋を構成する木材部分に強烈な水圧を受け、せん断力に耐えられず容易く流される可能性があるという観点が欠落していたのは間違いないと思います。

 

 

 

f:id:nakazawa-s:20171104143437j:plain【更に下流に来ました】

写真奥の方に陸橋が見えますね。あそこから住宅街に水があふれ出た現場です。そこから100メートルほど下流に来ました。ここはすでに蓋が撤去されていますので、ふたがどのようになっていたのかは不明ですが、護岸ブロックが引きずられるように倒壊しています。蓋の破壊に伴い引きずられるように護岸ブロックが倒壊した…。そんな雰囲気です。

  

 

 

f:id:nakazawa-s:20171104143637j:plain【水没した家庭菜園】

江川都市下水路に隣接して家庭菜園があります。ここはかつて農家の畑でしたが、今年から家庭菜園として貸し出されたものです。ここも全て水没しました。午前11時過ぎなのに誰も居ませんでした。浸水被害発生から5日しか経過していませんので、野菜達も心なしか元気がありません。

  

 

 

f:id:nakazawa-s:20171104143611j:plain【水門近くの様子】

江川都市下水路はここで終わりです。次の写真でご紹介しますが、手前に樋門があります。写真奥右側には先ほどの緊急工事現場が見えますね。ここの護岸は目測で高さ2メートルぐらいです。新河岸川の水位の影響をもろに受ける場所でもあります。江川都市下水路に新河岸川が増水して逆流するようなら、新河岸川の樋門を閉じなければならないという事になります。

  

 

 

f:id:nakazawa-s:20171104143455j:plain【新河岸川の樋門】

ここが新河岸川にある樋門です。写真はひどい浸水被害など無かったかのように、穏やかに流れており、江川都市下水路の平常の水位を示しています。

それでは台風21号による増水時はどれくらい増水していたのか…。樋門の両側の雑草が生えている部分に注目して下さい。フェンス下の雑草が繁っている部分は、概ね1メートルぐらいの高さがあります。そこよりも下の方は、茶色いゴミみたいなのが流れた跡が見えますよね。

この様子から推測すると、後1メートル増水すると、新河岸川そのものから溢れた水が住宅街に流れ込んでくる事態になったと言えそうですね。この写真が示している水位の段階ですと樋門を閉じなかったら、この樋門の向こう側の江川都市下水路護岸から、住宅街に河川水が激しく流れ出るでしょう。その意味で、川越市が午前1時16分から、この樋門を閉じたというのは、大難を小難にした可能性があると言えるでしょう。

しかしながら、川越市の河川管理担当部署は、河川氾濫後の最初の記者会見で、「河川を巡回していた作業員二名が、マニュアルに従い樋門を閉じた」と表明していましたが、後日「樋門に設置してあるセンサーが働き自動的に閉じられた」と訂正しました。

これは川越市が浸水被害のあまりの甚大さに、責任回避のためにとった、極めて悪質な逃げであると思えます。なぜなら今次浸水被害地域にお住まいで、且つNPO日本防災士会に所属しているという方が、未明にかけて浸水被害のあったその日も、前日の雨が降り続いていた段階から真夜中まで、新河岸川や江川都市下水路を数回にわたり巡回しており、「新河岸川の水位が台風などで警報水位に達したことは、これまで何度もあったが、一度もセンサーが作動したことは無い。いつも目視確認しているので、これは間違いない」と語っているのです。

ちなみに町会長さんが教えてくれましたが、この樋門は建設されて半世紀近く経つそうですが、これほどの長い歴史にあって、今回初めて樋門を閉じたそうです。よく門が動いたなと感心しましたが、喜んでいる場合ではありません。新河岸川の樋門を閉じれば、江川都市下水路の水は行き場を失い、住宅街に流れ出るのは、小学生でも予想できる事態です。

新聞記事には、「江川に雨水を排水する中島雨水ポンプ場も配電盤が冠水して24日夕までポンプが使えず、被害が拡大したものとみられる」と書かれていますが、この文章は間違いです。中島雨水ポンプ場は、元々この地域の最も低い位置にある50メートルほどの道路脇に3年ほど前に設置された施設ですが、大雨が降ると道路が冠水してしまうので、道路が冠水しないようにする為に、雨水を江川都市下水路に排水する為の施設であり、新河岸川に排水するための施設ではありません。

 

江川都市下水路の水を新河岸川に排出する為の強力なポンプ車を複数台用意した上で、新河岸川にある樋門を閉じる…。という措置を講じるべきだった。

 

江川都市下水路に隣接して、新河岸川の水位を低下させる事を目的とした巨大な遊水池が数年前に完成しています。ですから江川都市下水路に沿ってポンプ車は何台でも川に沿って配置できる状況でした。そうしたなかで、川越市の担当部署は、新河岸川にある樋門を閉じただけで、ポンプ車等の用意は一切考慮しなかったといいます。開いた口がふさがらないとはこの事です。

また川越市の河川管理担当部署は、新河岸川にある樋門を閉じるに際しては、江川都市下水路の片側は管轄下の川越市ですが、もう片側は別の自治体であるふじみ野市なのですから、樋門を閉じれば当然影響を受けるであろう、ふじみ野市担当部署にもそうした注意喚起の通報をするべきでしたが、そうした通報はありませんでした。

川越市からふじみ野市担当部署への通報については、樋門を閉じるという事前連絡も無ければ事後連絡も無かったという事で、ふじみ野市担当部署は、住民からの通報により事態の急を知ったという始末で、浸水被害の把握と対処が後手後手に回ってしまうと言う結果になってしまいました。

町の世話役の方が、「この度の浸水事故は人災だ!」と語っておられましたが、江川都市下水路を見て歩いて、河川管理担当部署の杜撰さに唖然とすると共に、全くその通りだと実感した次第です。

 

 

   

 

ブロッコリーの収穫が始まりました。(^o^)

f:id:nakazawa-s:20171104144415j:plain【収獲が始まったブロッコリー『緑嶺』の様子】

菜園は全て70センチぐらい冠水しました。当然このブロッコリーも葉先まで冠水しましたが、無事に収獲に到りました。

しかしながら、汚水混じりの泥水に冠水したという事で、外販と人様に差し上げるのは一切控えることにしました。秋野菜が届けられるのを楽しみにしていた方も多いのですが、タダでも差し上げられないと判断しています。

という事で、秋野菜の収穫が続いていますが、とても食べきれないと思いますが、自家消費のみとなります。 

   

 

f:id:nakazawa-s:20171104144439j:plain【収獲が始まったブロッコリー『緑嶺』の様子】

美味しそうですよね。緑嶺という品種は、春も栽培するのですが、春はなぜかツブツブが大きめになってしまいますが、秋はご覧のように小さいので見栄えも良いです。(^o^)

   

 

ニンジンの収穫が始まりました。(^o^)

f:id:nakazawa-s:20171104144501j:plain【収獲が始まったニンジン『向陽二号』の様子】

ニンジンはまだ少し小ぶりですが、スープに使いたいというリクエストがありましたので、早めの収穫開始にしました。ニンジンも水没しましたが、特に影響は受けていない印象です。

ただ残念ながら、アゲハチョウの幼虫が沢山住み着いていましたが、恐らく水没する過程で流されたり、溺れて死んでいったと思います。実際目印として刺してある青い棒の付近には全く居ませんでした。(T_T) 

 

  

f:id:nakazawa-s:20171104144520j:plain【水没したブロッコリーの葉の様子】

水没したブロッコリーは葉先の様子です。一週間でご覧のような変化が見られました。新葉も出ているので、株全体としては大きな影響は受けないと思います。

  

 

f:id:nakazawa-s:20171104144537j:plain【水没したダイコンの葉の様子】

ダイコン(1)(2)共に、葉先がご覧のような変化が見られました。やはりダイコンも新葉も出ているので、株全体としては大きな影響は受けないと思います。 

キャベツ、ダイコン(1)の収獲が始まりました (^o^)

今年二度目の秋雨前線? がやって来るようです。本日から一週間ぐらい傘マークが並んでいますね。夏からこれまでずっと気温が高めに推移していましたから、特に驚きませんが、秋雨前線が去った後は、太平洋高気圧が去りますから、本格的な秋になるかもしれませんね。

ミャー菜園では、残すところタマネギの定植と、今年実験で栽培している小松菜とカブの種蒔きぐらいしか予定されている作業はありませんから、これから続く雨も特段影響は受けないと思われます。

  

  

f:id:nakazawa-s:20171016130120j:plain【秋冬野菜専用畑の現在の様子です】

10月も半ばとなり秋冬野菜も大きく成長しました。一番手前の防虫トンネルがまだ掛けられている畝は、今年テストとして栽培しているカブと小松菜です。テストですから栽培の様子は掲載しないと思いますのでご容赦下さいませ。

本来はこのカブと小松菜の畝にハクサイを栽培するのですが、近年はあまりハクサイを食べなくなったので、ハクサイは別の場所に10株のみ栽培しています。

  

 

キャベツとダイコン(1)の収穫が始まりました (^o^)

f:id:nakazawa-s:20171016130147j:plain【キャベツ『しずはま1号』とダイコン(1)『耐病総太り』の現在の様子です】

収獲が始まったキャベツ『しずはま1号』とダイコン(1)『耐病総太り』です。防虫トンネルを外してから10日ほど経過していますから、少し食害痕が出来ていますが、これまで逮捕した害虫はゼロでした。結球部分の食害もまたゼロです。ダイコンもシンクイムシ等の攻撃はゼロで、全くの楽ちん栽培でした。(^o^)

  

  

f:id:nakazawa-s:20171016130317j:plain【収穫を開始したキャベツ『しずはま1号』の現在の様子です】

美味しそうですよね。早速今夜の食卓で頂きます。(^o^)

  

  

f:id:nakazawa-s:20171016130343j:plain【ダイコン(1)(2)『耐病総太り』の現在の様子です】

手前がダイコン(2)です。奥の方は収獲が始まったダイコン(1)ですね。(1)(2)共に今のところシンクイムシの攻撃はゼロです。しかしながらシンクイムシやネキリムシ等の攻撃の可能性はまだありますから、この段階でも最終間引きに至っていません。間引きは遅め遅めで作業を進めていきます。

  

 

f:id:nakazawa-s:20171017125059j:plain【ブロッコリー『緑嶺』の現在の様子です】

ブロッコリーについても、防虫トンネルを外してから10日ほど経過していますから、少し食害痕が出来ていますが、これまで逮捕した害虫はゼロでした。全くの楽ちん栽培でした。現時点の花蕾は早いもので野球ボール程度までになっていますから、あと少しで収穫開始となりますね。

脇芽もご覧のように沢山出来ていますから、子供の花蕾も大豊作となりそうです。この秋は気温が高めに推移していましたから、防虫ネットの撤去のタイミングに悩みましたが、害虫の発生もまだ見られず、10日前の撤去は成功だったようです。 

  

 

f:id:nakazawa-s:20171016130429j:plain【ニンジン『新黒田五寸』の現在の様子です】

ニンジンも順調に育っています。すでに間引きは完了しています。アゲハチョウの幼虫が10匹以上居ますよ。目印として青い棒がさしてあるのがその居場所です。(^o^)

   

 

f:id:nakazawa-s:20171016130455j:plain【防虫ネットに付いた蛹の様子です】

虫たちのための専用キャベツ・ブロッコリーの近くに設置してあった防虫ネットに蛹が付いている事に気づき、防虫ネットは撤去しましたが、そのまま野外に置いて、蛹の中の蝶が飛び立つまで見守る予定です。

擬態色からして、また大きさからしてアゲハではないですね。おそらくモンシロチョウの可能性大です。白地に蛹が居てとても目立ちます。写真撮影が済んだら、木の枝で擬装してこの蛹を守ります。そうしないと鳥などに食べられてしまいますからね。

   

 

f:id:nakazawa-s:20171016130604j:plain【激しく食害されたキャベツ『しずはま1号』の現在の様子です】

ご覧下さい。害虫発生のピークが過ぎた事から、葉が全て食害された虫専用のキャベツも成長を再開しました。少しずつ成長点が大きくなっていき最終的には結球キャベツとして食べることが出来るでしょう。同じく5株植えられている虫専用のブロッコリーも同様に成長を再開しています。

秋野菜が順調に育っています (^o^)

朝晩の冷え込みが少しずつ増している今日この頃です。 前回の投稿から間が開いてしまいましたが、農作業そのものはしっかりと順調に続けていました。この秋も若干の天候不順はありますが、まずまずの気象状況に助けられ、秋冬野菜は全て順調に育っています。(^o^)

無農薬で秋冬野菜を栽培するのは、それほど難しい事ではありませんが、手間は余計に掛かります。例えばこの時期は、仕事を終え帰宅して夕食を食べてから、毎夜畑に出向き、害虫が居るか居ないかの点検をしなければなりません。

ミャー菜園では防虫ネット等で防護されていますから、実際のところ害虫はほとんど居ませんが、やはりなんと言っても、狙われるターゲットは白菜です。ヨトウムシの大好物である白菜については、放っておくと二三日で悲惨な結末となりますので、白菜については毎夜の点検は絶対に欠かせません。特に成長初期は要警戒です、成長点付近まで食害が及んだらアウトですからね。

ただ雨の日は畑に行きません。雨に濡れた野菜を観察しても、害虫の存在を見つけるのはかなり難しいからです。しかしながら、二日続けて行かないとかなり広範囲が食べられてしまうので、二日続けて点検を休むと言うことはありません。

 

秋冬野菜専用畑 9.3m×5.6m=52.1㎡(15.7坪)

(※エン麦播種範囲は7.9m×5.6m=44.2㎡)

  

 平成29年秋冬野菜専用畑の施肥記録 

『貝化石』 総量16kg(平米300g)

『粒状苦土石灰』 総量4kg(平米76g)

『有機100%5-5-5』 総量20kg(平米384g)(※有効19g/平米)

『化成肥料8-8-8』 総量6kg(平米115g)(※有効19g/平米)

『くん炭』 総量1000リットル(平米19リットル)

『腐葉土』 総量900リットル(平米17リットル )

 ※原則追肥無しですが、草勢によっては液肥を散布する可能性もあります。 

 

 

播種・定植の記録

【定植】8月19日実施

ブロッコリー 『緑帝』 20株定植

キャベツ 『しずはま1号』 20株定植

 

【播種】8月27日実施

ダイコン(1) 『耐病総太り』

ニンジン 『新黒田五寸』 

 

【播種】9月05日実施

エン麦 『ヘイオーツ』

  

【播種】9月24日実施

ダイコン(2) 『耐病総太り』 

 

 

 

f:id:nakazawa-s:20171005155023j:plain【秋冬野菜専用畑の現在の様子です】

今のところ、全ての野菜が順調に育っています。(^o^) 

 

 

f:id:nakazawa-s:20171005155059j:plain【キャベツ『しずはま1号』の現在の様子です】

順調に育っています。間もなく一段大きな防虫トンネルに変える予定です。今のところ害虫の発生はゼロです。防虫ネットを剥がして撮影したいところですが、撮影中に蛾などが侵入して産卵する可能性がありますので、防虫ネットをしたままで撮影しています。ご了承下さいませ。

  

  

f:id:nakazawa-s:20171005155117j:plain【ブロッコリー『緑嶺』の現在の様子です】

順調に育っています。ブロッコリーは成長が早いので、すでに一段大きな防虫トンネルに変えました。今のところ害虫の発生はゼロです。ミャー菜園の特徴の一つである、チェーンを用いての栽培はとてもユニークですよね。建設現場で使うチェーンを用いることにより、ネット内に害虫の存在を見つけた場合は、チェーンを外して害虫を外に出し、再びチェーンをネットの上に置けば、害虫の侵入もかなり防げます。

   

 

f:id:nakazawa-s:20171005155136j:plain【ダイコン(1)『耐病総太り』の現在の様子です】

順調に育っています。今のところシンクイムシの攻撃はありません。ダイコンはとにかくシンクイムシの食害に用心しなければなりません。成長点をやられたら、その時点でアウトですからね。特に最終間引きが完了して、一穴一株になっているのに食害されたら最悪です。

   

 

f:id:nakazawa-s:20171005155201j:plain【ニンジン『新黒田五寸』の現在の様子です】

間引きの途中であり、まだ一穴一株にはなっていません。秋に栽培するニンジンは通常は埼玉県でも梅雨の最中に播種しなければなりませんが、栽培手順の関係でミャー菜園では、8月下旬に播種するのでとても遅いです。ですが無事に収穫に至るので収穫時期がずれるだけだと認識しています。

この段階でアゲハチョウの幼虫が7匹住み着いていますね。10月中にはアゲハチョウになるでしょうから、ギリギリというところですが、飛翔するまでしっかり保護し見守りたいと思います。タイミング的に寒さ対策をしてやるかもしれません。

   

 

f:id:nakazawa-s:20171005155219j:plain【アゲハチョウの産卵されたばかりの卵です】

少し解りにくいのですが、写真のど真ん中に直径一ミリの白く丸い玉がみえますね。この卵は、私がニンジンの間引きをしている最中に、目の前にアゲハチョウがやってきて産卵の動きをしていたので、アゲハが去った後撮影しました。産卵現場を目撃したのは初めてです。

   

 

f:id:nakazawa-s:20171005155250j:plain【サツマイモの現在の様子です】

そろそろ試し掘りをしてみようと思っています。

   

 

f:id:nakazawa-s:20171005155327j:plain【エン麦『ヘイオーツ』の現在の様子です】

無事に発芽しまして、順調に育っています。

   

 

f:id:nakazawa-s:20171005155345j:plain【虫専用のキャベツ・ブロッコリーの現在の様子です】

虫達のためにキャベツ5株、ブロッコリー5株が植えられています。ご覧のように激しく食害されています。食害されて良いのですけど…。すごい食欲ですね。いずれにしても、ここから何十匹かの蝶や昆虫が巣立ってくれれば嬉しいです。

   

 

f:id:nakazawa-s:20171005155401j:plain【アオムシ等に食害されたキャベツの現在の様子です】

上から見ますと、まるで芸術作品のように葉が食べられてしまいました。しかしながら恐らく結球はするでしょう。ここまで食べられても枯れることはなく、成長点が激しく食害されていないので、寒くなるにつれて害虫も居なくなりますから、やがて草勢が回復し新葉が展開し、小ぶりではあってもキャベツとして結球部分は食べられると思います。年内にその収穫出来たキャベツを撮影しますので、乞うご期待です。(^o^)

   

 

f:id:nakazawa-s:20171005155418j:plain【アゲハチョウの幼虫の様子です】

意外な所でアゲハ幼虫を見つけました。なんとアシタバの葉の中です。ミャー菜園では、建物の北側の野菜栽培に不向きな場所に、タラの芽やミョウガ、コゴミ等の山野草を育てていますが、一緒にアシタバも植えてあります。そのアシタバの葉に居ました。かなり大きくなっていますので、あと一週間程度で蛹になるのではないかと思われます。アゲハチョウの幼虫がアシタバの葉を食べるなんて本にも書いてありません。そうと知ったら、来年はまた数株アシタバの苗を植えることにしましょう。(^o^)

夏野菜の収穫を継続。秋冬野菜専用畑に施肥しました (^o^)

今年の夏野菜は小雨傾向に翻弄されましたね。これほどの少雨傾向を象徴するのが、キュウリの成長点付近の幼い葉が、水不足で枯れてしまいダメージを受けたケースです。これには驚きました。幸いに7月に入ると若干のお湿りがあり、同じようなダメージを受けた野菜は無くなり安堵したところです。

ちなみにこの雨不足で、各野菜は皮が固くなったような印象です。キュウリなんかも例年よりも確実に皮が固いです。トウモロコシもトマト、そしてナスも…。あげれば切りがありませんが、これはもしかしたら野菜が自分自身を守るために、蒸散を防ごうとそうしたのかも知れません。

いずれにしても野菜たちに何の罪もありませんからね。この少雨傾向の中でよくぞ枝葉を生長させ、例年通りの大きさまで成長させました。どのような食感であろうとも、毎日感謝しながら野菜を頂いています。

 

少し時間が経過してしまいましたが、その後のミャー菜園の様子を見てみましょう。(^o^)

 

タマネギの収穫が始まりました (^o^)

f:id:nakazawa-s:20170803163154j:plain【収穫を開始したタマネギ『OP黄』の現在の様子です】

※6月3日撮影

雨が降らない中で、タマネギ君たちも例外ではなく、水をほしがっていたであろう事は解っていましたが、ついに放置したままでも、ご覧のように結球も十分なレベルで肥大してくれました。タマネギは極端に大きくなると、美味しくなくなると言われていますから、お店で売られているぐらいの大きさが揃っており、品質的にも満足できるレベルとなりそうです。タマネギ君達も本当に厳しい雨不足の中よく頑張りましたね。無駄にすることなく、しっかりと食べさせて頂きますよ。(^o^)

 

 

蔓ありインゲン(1)の収穫が始まりました (^o^)

f:id:nakazawa-s:20170803163229j:plain【収穫を開始した蔓ありインゲン『ケンタッキー101』の現在の様子です】

※6月11日撮影

蔓ありインゲンも丈夫な野菜なので、タマネギ同様に一切水やりせず育ってもらいました。申し訳ないとは思いつつ…。丈夫な野菜である事が解っていたので…。雨不足により例年よりも草勢は弱い結果となりましたが、ご覧のように花は沢山咲いているので、豊かな収穫が続きそうです。蔓ありインゲン君達も本当に厳しい雨不足の中よく頑張りましたね。無駄にすることなく、しっかりと食べさせて頂きますよ。(^o^)

 

 

f:id:nakazawa-s:20170803163254j:plain【ブロッコリー『緑嶺』の現在の様子です】

※6月11日撮影

ブロッコリーについては、子どもの花蕾を長く食して参りましたが、最終的にご覧のように花が咲き始めました。これまではご覧のような花が咲き始めたら、株元から切除して撤去してしまうのですが、葉をよく見るとモンシロチョウの幼虫がかなり居たので、このまま廃棄処分にしてしまうのは可哀想と思い、全部モンシロチョウとして飛翔するまでこのままにしておくことにしました。いつも書いているように、アゲハチョウ、モンシロチョウ、ミツバチ等々が自然界では激減しています。減少傾向に対し焼け石に水であっても、人為的に増やすのは意義のある事ですからね。来年以降もブロッコリーについては、畑に残置してモンシロチョウの幼虫を飼育し、羽化まで持って行きたいと思います。(^o^)

  

 

トマトの収穫が始まりました (^o^)

f:id:nakazawa-s:20170803163518j:plain【収穫を開始したトマト『麗夏』の現在の様子です】

※6月11日撮影

トマトも無事に収獲に到りました。市販のトマトはあまり赤くない段階で収獲しますが、家庭菜園では畑で完熟させます。ご覧のように一段果は真っ赤になっていますよね。少雨傾向にあるので、甘みは十分に乗っていると思われます。また少雨傾向の為に、大玉である『麗夏』ですが、例年よりも小粒になっています。トマトは土壌をあまり乾燥させると、尻腐れ果が増えるので、適宜甘味を阻害しない範囲で水やりを実施しました。小雨傾向にあるという事で慎重に事を進めました。多大なエネルギーを投入しましたから、そうした苦労に思いを馳せながら、しっかり食べさせて頂きます。(^o^)

  

 

トウモロコシの収穫が始まりました (^o^)

f:id:nakazawa-s:20170803163545j:plain【収穫を開始したトウモロコシ『ゴールドラッシュネオ』の現在の様子です】

※6月18日撮影

トウモロコシも無事に収獲に到りました。トウモロコシもまた丈夫な野菜なので、少雨傾向の中で一切水やりはしませんでした。ごめんなさい、トウモロコシ君達。(^^;)

『ゴールドラッシュネオ』という品種は今年初めて栽培してみましたが、あまり害虫が付かないですね。この品種は、種苗店で「作りやすい品種ですよ」という紹介があり栽培したものです。確かに害虫もあまり付かないし、間引き以外は放任という状況でしたが、無事な収獲になりましたからね。

栽培は容易でしたが、7月に入ってから強烈な北風が二日ほど吹き荒れて、トウモロコシはほとんど全て倒れました。農家の土寄せしたトウモロコシも倒れていましたから、出勤していて実際の強い風を見ていませんが、台風並みの強烈な北風だったようです。(^^;)

写真にも地際にブロックが写されていますよね。こうした物で起こして、何とかダメージを受けないようにしつつ収獲に到ったものです。あまり面倒を見てやれませんでしたので、しっかりとトウモロコシを味わいながら食させて頂きます。(^o^)

 

 

キュウリ(2)の収穫が始まりました (^o^)

f:id:nakazawa-s:20170803163607j:plain【収穫を開始したキュウリ(2)『夏すずみ』の現在の様子です】

※6月25日撮影

キュウリ(2)も雨がほとんど降らない中で定植しましたが、幸いに比較的早く活着してくれて安堵しました。キュウリは活着さえすれば、草勢がありますからグングンと成長してくれます。勿論このキュウリには、定植以降毎日水やりしました。そうした事もあり無事に収獲に到りました。(^o^) 

 

 

エダマメ(2)の収穫が始まりました (^o^)

f:id:nakazawa-s:20170803163814j:plain【収穫を開始したエダマメ(2)『サッポロミドリ』の現在の様子です】

※6月25日撮影

エダマメも少雨傾向の中で苦しんだ野菜だと思いますが、エダマメ君達も頑張ってくれました。エダマメは開花時期を中心に、水を切らさないように注意しました。この時期だけは十分に水やりを心がけたというわけです。そうした事もあり、サヤ数も満足すべきレベルで収獲に到りました。(^o^)

 

 

f:id:nakazawa-s:20170803164016j:plain【ナス『千両二号』の現在の様子です】

※6月25日撮影

ナスも6月中旬にもなると豊かな収穫が続くようになります。ご覧のように沢山ナスがぶら下がっていますね。ナスについては、今年は三本し立てではなく、四本仕立てで取り組んでいます。三本よりも四本の方が収穫量が多いのではないか…。という欲深い理由から決めたわけですが、実際にその通りとなり、三本し立てよりも収穫量は多いのではないかと実感しています。

写真は枝葉があまり混み合っていませんよね。意外とスッキリした感じで、風がしっかり通る印象を受けます。無農薬栽培ですから、ナスの病気は一度なってしまうと撃退は難しいので、病気回避のために、なるたけ風通しを良くする事を心がけています。(^o^) 

 

 

スイカの収穫が始まりました (^o^)

f:id:nakazawa-s:20170803163626j:plain【収穫を開始したスイカ『紅大』の現在の様子です】

※7月1日撮影

スイカも無事に収獲に到りました。意外に思うかも知れませんが、スイカはあまり乾燥させるのは良くありません。という事で、スイカについては適宜水やりを実施しました。ただ結果として、それでも水不足傾向にあったのでしょうかね。例年なら収穫開始の時でも、葉は青々としてグングン伸長を続けて居居るのですが、今年はすでに成長はストップ。そして葉もご覧のように元気がありません。甘みを出すために、水やりを抑制したのは事実ですが、やはり水が不足して、スイカ君達は苦しい中で、果実に水分を送ったために、葉が精気を失ってしまったのかもしれません。いずれにしても、無事に14個の収獲が出来ました。暑い日の夜、豪快に甘いスイカを食しました。また子ども食堂にも甘いスイカを届ける事が出来ました。スイカ君達ありがとう。(^o^)

 

 

オクラの収穫が始まりました (^o^)

f:id:nakazawa-s:20170807084608j:plain【収穫を開始したオクラ『グリーンソード』他の現在の様子です】

※7月29日撮影

無事にオクラも収穫に到りました。ご覧のように草姿は立派になりましたが、少雨傾向の中で、なかなか活着しませんでした。これほど活着が遅れたのは、野菜栽培27年の歴史の中で一番ではないかと思います。それくらい根付いてくれませんでした。畝の左右で品種が違うので、品種による特性という事でもなさそうです。とにかく毎日毎日生殖成長に向かいすぎないように、水やりを徹底しました。

 

 

f:id:nakazawa-s:20170807084647j:plain【ナス『千両二号』の現在の様子です】

※7月29日撮影

現在のナスの様子ですが、葉が若干病気がかっていますが、病気になった株はありません。病気については特に対策はせず様子見という状況です。畑に運べる水は一日でわずか50リットルです。水分をほしがるナスには、雀の涙しか散水出来ない状況が続きましたが、不思議と成長は続き、葉の先端部はすでに2メートルを超えました。枝葉はこの段階でも葉があまり混み合っていませんね。4本で仕立てながら、収獲と同時に剪定作業を進めていきますので、常に通気は確保されているのではないかと思われます。8月に入るとナスは皮が固くなるので、小さめの収穫を心がけることになります。

 

 

エン麦を鋤き込みました (^o^)

f:id:nakazawa-s:20170803163352j:plain【繁茂しているエン麦の様子です】

※6月11日撮影

鋤き込む前に撮影しましたが、ご覧のようにエン麦の穂が出てしまいました。まだ種にはなっていないので、このまま鋤き込めば大丈夫だと思います。まずは刈払機で刈り取ります。そして鋤き込むわけですが、その際に野菜屑置き場の粗大有機物も一緒に鋤き込みます。

 

 

f:id:nakazawa-s:20170803163417j:plain【エン麦を鋤き込んだ後の秋冬野菜専用畑の様子です】

※6月18日撮影

土がカラカラに乾いている状況での鋤き込み作業となりました。これほど乾いている土は初めての体験かもしれません。スコップの入りも湿っているときとそれほど変わらず、作業能率が低下するというような印象はありませんでしたが、とにかくホコリが舞ってしまうので、マスクをして作業したほどです。

問題は少雨傾向がこのまま続くと、エン麦や投入した粗大有機物が腐熟しない可能性が高まりますので、これ以降は適宜雨が降ってほしいです。(^o^) 

 

 

 

 

秋冬野菜専用畑に肥料を鋤き込みました (^o^)

 少雨傾向の中で、粗大有機物が腐熟するだろうか…。と気になって夜も眠れませんでしたが(笑)、耕耘してみれば満足すべきレベルで腐熟していました。6月18日にエン麦を鋤き込んで以降、確かに雨は少なかったですが、適切な間隔で雨が降ってくれたことが幸いしたようです。これで完璧に秋冬野菜専用畑の準備が整ったと言えるでしょう。(^o^) 

 

秋冬野菜専用畑 9.3m×5.6m=52.1㎡(15.7坪)

(※エン麦播種範囲は7.9m×5.6m=44.2㎡)

 

 平成29年秋冬野菜専用畑の施肥記録 

『貝化石』 総量16kg(平米300g)

『粒状苦土石灰』 総量4kg(平米76g)

『有機100%5-5-5』 総量20kg(平米384g)(※有効19g/平米)

『化成肥料8-8-8』 総量6kg(平米115g)(※有効19g/平米)

『くん炭』 総量1000リットル(平米19リットル)

『腐葉土』 総量900リットル(平米17リットル )

 ※原則追肥無しですが、草勢によっては液肥を散布する可能性もあります。 

 

 

 

 

アゲハチョウの幼虫が来てくれました (^o^)

f:id:nakazawa-s:20170803164143j:plain【アゲハチョウの幼虫が写されているパセリの様子です】

これまでアゲハチョウの幼虫は、ほとんど来てくれませんでした。(^^;)

畑にはパセリが27株植えられていますし、自宅も写真に写されているパセリのプランターが設けられていましたが、これまで畑で一匹、自宅で二匹という寂しい状況でした。

ですが、数日前妻が自宅庭に置いてあるパセリに、孵化したての小さな幼虫が居る事を発見しました。私もしっかり確認しましたが、このひとつのプランターで17匹居ます。

繰り返しますが、畑には27株の大株になったパセリが植えられているのに、現時点でゼロ。アゲハチョウは羽化した場所を覚えていて、我が家に産卵にやって来るのでしょうかね。これまで我が家の庭のパセリから数え切れない数のアゲハが羽化しましたから、この小さなプランターに17匹も居る事もあり、複数のアゲハチョウが同じタイミングでやって来て産卵したとしか思えません。

  

 

f:id:nakazawa-s:20170803164207j:plain【アゲハチョウの幼虫の様子です】

この写真にも5匹のアゲハチョウの幼虫が写されています。17匹も居るとなると、幼虫が成長するにつれてあっというまにパセリの葉はなくなってしまいますが、すでに畑で成長しているパセリをプランターに移し替えてあり、準備は万端整っていると言えるでしょう。大株に育っている畑のパセリはこうした事態の為に準備してあるとも言えます。

ちなみにもう少し大きく成長したら、プランターを置く場所は、木の近くに移動して、木に登って蛹になれるように対応します。17匹のうち何匹が飛翔してくれるのか…。万全の態勢で育てたいと思います。(^o^)

 

 

 

 

※アゲハチョウやモンシロチョウ、そしてミツバチ等々…は、今や周知の事実として、将来起こりうる不吉な事象を警告するかのように、生息数が急速に減りつつあります。

20年~30年前から家庭菜園を始めた方々は、菜園に訪れる昆虫類や蝶類の驚くほどの多様性を知っているはずです。そうした方々は、ふた昔前から比較して、現在の菜園に訪れる客人(昆虫類や蝶類)の居ない殺伐とした風景に、得も言われぬ危機感を感じておられる事でしょう。 

もはや「害虫」などと呼んで軽視しさげすんでいる場合ではありません。発想を転換し、これからは害虫も居心地の良い、或いは住みやすい菜園を目指すべきではないでしょうか。そうです、家庭菜園で「害虫」をも育て生産しましょう。(^^;)(^^;)(^^;)

家庭菜園を続けていれば、虫達を殺さなければならない場面は幾度となくありますよね。私たちは菜園を移動するだけで、気づいてはいませんが蟻やクモその他の小さな虫を踏み潰しています。だからといって菜園の中で移動するに際に、地面の小動物を避けながら移動するなんて出来ませんよね~。

また菜園の草取りに金属刃の道具を用いて草取りをされている方も多いと思います。最近は立った姿勢で草取り出来る便利な道具が沢山ありますからね。こうした金属刃の道具で草取りをすると、確実に蟻やクモその他の小さな虫をズタズタに切り裂いていることでしょう。だからといって、草を手で引き抜くなんてとても出来ませんよね~。

こうしたケースも含めて菜園の管理作業をする上で、害虫にダメージを与えてしまうのは致し方ない場合も多々あります。広い菜園を管理されている方は、特にやむを得ないと思われているはずです。

白状すれば、ミャー菜園でも故意・過失含めて、虫を沢山殺しています。例えば管理機を用いて耕耘していますから、高速で回転するロータリーに、土の中で生息している虫たちが突然襲いかかる金属刃で傷つき、数多くの虫たちが土の中で静かに命を落としているはずです。また刈払機を年に数回使用します。エン麦を刈ったり、菜園周囲の土手の雑草を刈ります。ご存じのように超高速で回転する刃で数多くの虫たちがズタズタに切り刻まれて飛び散っている事でしょう。(^^;)

またミャー菜園では、エン麦をすき込む作業をします。この時もまた数多くの虫たちが、土に埋められ苦しみながらこの世を去っているに違いありません。(^^;)

ミャー菜園で繰り広げられるこうした殺生は、慚愧に堪えない事態ではありますが、作業をしない訳には参りません。また当該作業を止めるつもりもありません。であるが故にそれを補償する形で、自ら虫達を生産すれば少なくとも数の帳尻は合うはずです。勿論殺した数だけ増やせないかも知れませんが、一定の補償にはなり得ます。

と言いつつ、虫食い穴だらけのキャベツ、虫達の集中攻撃を受けて、収獲に到らない果菜類…。こうした菜園における無残な結末はとても受け入れられないし歓迎できませんよね。そこで、これまでの経験から害虫専用の株を植えることを推奨いたします。例えば菜園の端っこに害虫専用のキャベツ2~3株植えるのです。

菜園で見つけたアオムシを踏み殺すのではなく、害虫専用のキャベツに投げ入れる。そうすればキャベツに直接産み付けられたアオムシも含めて、そうした措置をするだけで何十匹ものモンシロチョウや各種の蛾の仲間が菜園から飛び立っていくはずです。

根切り虫なども、殺さずに土手の土の中とかに移動してやれば済みます。これらの措置は、若干のスペースの確保と一定の手間は掛かりますが、これは逆の目線で見れば、家庭菜園に取り組む人だけが享受できる、心が豊かになれる特権であり手段であると言えるかもしれませんね。ちょっと特殊ですが。(^^;)

一つの例を書きましたが、こうした小さな試みが全国的な大きなうねりとなれば、掛け替えのないこの地球全体の生命の多様性維持にも、幾ばくかの貢献ができるかもしれません。菜園を運営されている皆様。これからは発想を転換し、野菜と共に虫をも生産する菜園を目指しましょう。(^o^)