春夏野菜専用畑に肥料を入れました (^o^)

 季節の移ろいは本当に早いですね。早春の家庭菜園における最初の仕事といえる肥料の施肥が始まりました。ミャー菜園では、ここの畑に引っ越してくるまでは完全有機栽培でしたが、この場所は元々が住宅分譲地として盛り土して造成されたものであることから、土の色が赤くコンクリートや金属の破片なども出てくる始末で、十分に地力がつくまでは化学肥料と有機肥料共に使用しながら様子を観察しつつ、地力がついたら従来の有機栽培に移行する予定です。

 

今年の施肥の状況ですが例年と少し違います。昨年の畑の位置から約2.5メートルずれたため、このずれた約2.5メートルの範囲については、初めて野菜栽培をする事になりますので、ゼロからの土作りという事で肥料を多めに入れなければなりません。

また、下の写真2枚を比較して頂くと解りますが、現在の畑はいかに地力がないかが判明したのです。ですから今年は肥料を多めに入れて様子を観察してみることにしました。過剰施肥は、もしかしたら窒素過多でアブラムシが激発する可能性もありますが、許容範囲を知るためにも、それはそれで一つの体験として、そうしたネガティブな可能性も含めてしっかりと観察を続けていこうと考えています。

  

f:id:nakazawa-s:20160330083945j:plain【昨年秋のブロッコリー『緑帝』の様子です】

昨秋のブロッコリーはこんなに立派に育ちました。そして驚くことに、適正な肥料だったという事でしょうか、収穫開始までの間は結局害虫の発生はゼロでした。(^o^)

 

f:id:nakazawa-s:20151029081903j:plain【昨年秋のブロッコリー『緑帝』の様子です】

上掲の二枚の写真を比較してご覧下さい。二枚の写真に写し込まれているブロッコリーは、同時に購入した苗ですし、同じ時期に定植したものです。にわかには信じがたいほど差がついていますが、間違いなく同時期に購入し同時期に定植したものです。

苗を購入する場合、通常は数株多めに購入して予備苗として畑の隅に定植しておいて、本圃の苗が枯れてしまうなどのトラブル時に、この予備苗を捕植するという流れですよね。二枚の写真では、確かに最初の写真はマルチが敷いてあり、後の写真はマルチが敷いてありませんが、これだけの成長差はマルチ云々という差ではないですね。

ちなみに下掲の写真つまり予備苗として植えられた場所は、昨年の春夏野菜専用畑のあった場所なのです。昨年の春夏野菜は、ほとんど全ての野菜が立派に育ちました。もちろんスイカも天候に助けられつつ大豊作でしたが、そのスイカが植えられていた場所に植えたブロッコリーがご覧のような草姿ですから、いかに地力が無いか歴然としています。 

 

という事で、今年の春夏野菜専用畑には、例年よりも多めに肥料を投入してみました。最初に書きましたように、アブラムシが激発する可能性がありますが、限界を知るという意味でやってみる価値はあると考え、肥料過多に挑戦してみました。

 

春夏野菜専用畑 10.65m×5.2m×2面=110.76㎡(33.5坪)

 

 平成28年春夏野菜専用畑の施肥記録 

『貝化石』 総量40kg(平米361g)

『粒状苦土石灰』 総量20kg(平米180g)

『有機100%5-5-5』 総量40kg(平米361g)

『化学肥料8-8-8』 総量40kg(平米361kg)

『くん炭』 総量1200リットル(平米10.8リットル)

『腐葉土』 総量1500リットル(平米13.5リットル )

 ※原則追肥無しですが、草勢によっては液肥を散布する可能性もあります。

 

 

f:id:nakazawa-s:20160310083141j:plain【春夏野菜専用畑の様子です】

施肥を終え耕耘した後に撮影した、春夏野菜専用畑の様子です。昨年初冬に鋤き込んだエン麦や野菜屑等の粗大有機物は、まずまずのレベルで残渣の形状が失われていたので安堵しました。今後はトータルで三回全面耕耘してからマルチを敷き、定植・播種をしていくという流れになります。 

また同日作業として、秋冬野菜は全て収獲し、ブロッコリーなどの枝葉もまた全部撤去しました。(^o^)