秋冬野菜の収穫が始まりました (^o^)

 

天候に恵まれ、今年の秋冬野菜の育ちも絶好調で、無事な収獲に至りました。(^o^)

 今年は害虫の発生がほとんど無いという嬉しい結果となっています。これから先は白菜のヨトウムシの攻撃が激化するので、これはあくまで今日までの段階の話ですが、キャベツ、ブロッコリー、ハクサイ、ダイコン等で、逮捕した害虫はゼロです。

 ミャー菜園の観察日記を長くご覧になっている皆様は、ミャー菜園には、害虫専用の野菜があり、逮捕した害虫は殺さずに、その野菜の株に放つというのをご存じだと思います。今日までの段階で、逮捕した害虫がゼロという事で、その害虫専用の野菜も綺麗な葉のままです。

 

収穫が始まったのは、キャベツとシュンギク、そしてダイコンです。ダイコンはまだ小さいのですが、例年早くから食べ始めないと余ってしまうので、今年はまだ小さい段階から食べ始めてみることにしました。 

 

播種・定植の記録

【播種】9月19日実施

ダイコン(2) 『耐病総太り』

 

f:id:nakazawa-s:20151010091006j:plain【秋冬専用畑全体の様子です】

嬉しい事に害虫の発生も今のところ見られません。病気については、シュンギクに少しと、エン麦が若干病気発生の兆候となっている程度ですから、大勢に影響はないというレベルです。

 

 

f:id:nakazawa-s:20151010091053j:plain【ブロッコリー『緑帝』の様子です】

全株順調に成長を続けています。花蕾が見えてきました。(^o^)

すでに一段大きいトンネルパイプ・防虫ネットとなっています。今のところ害虫の発生はゼロですから、ネットを剥がしたことがありません。写真を見ると、所々に石が置いてありますが、重しとしての石を置いて、葉の展開力により、ネットが持ち上がらないように措置をしているという訳です。 

 

 

f:id:nakazawa-s:20151010091117j:plain【キャベツ『しずはま1号』(ポット苗)の様子です】

全株順調に成長を続けています。一週間前にネットを撤去しました。そしてついに本日収穫開始となりました。ご覧のように害虫発生ゼロですから、葉がとても綺麗ですよね。(^o^)

 

 

f:id:nakazawa-s:20151010091154j:plain【キャベツ『しずはま1号』(セルトレイ苗)の様子です】

 全株順調に成長を続けています。ポット苗よりも一週間以上遅れて収穫となりそうなのでホッとしています。こちらも葉が食害痕も無くとても綺麗ですね。(^o^)

 

 

f:id:nakazawa-s:20151010091227j:plain【ダイコン(1)『耐病総太り』 の様子です】

 ダイコンも特に問題なく順調に育ってくれました。やっかいなシンクイムシの攻撃もゼロでした。根部はまだ小さいですが、毎年食べきれずに残してしまうので、今年は少し早めに食用を開始しました。

 

 

f:id:nakazawa-s:20151010091259j:plain【ダイコン(2)『耐病総太り』 の様子です】

 こちらも順調に育っています。間引き菜として利用しますので、一穴あたり多めに播種しています。

 

 

f:id:nakazawa-s:20151010091324j:plain【ニンジン 『ベーターリッチ』の様子です】

順調に成長を続けています。強いて言えばネキリムシの攻撃で何株が失ってしまいましたが、仕事が忙しくあまりよく観察しなかったこちらにも原因がありますので、やむを得ないですね。これぐらい大きくなるとネキリムシの攻撃も止みますね。

 

 

f:id:nakazawa-s:20151010091345j:plain ハクサイ『耐病中生75日型』

直播きしたハクサイです。一株だけ成長が少し遅れていますが、草姿に問題は無いので、全株問題なく収獲に至りそうで安堵しています。但し結球が始まる頃からヨトウムシの攻撃が始まるので、引き続き警戒は解けませんね。

 

 

f:id:nakazawa-s:20151010091408j:plain【エン麦『ヘイオーツ』の様子です】

エン麦も問題なく成長を続けていると言いたいところですが、少し病気が入っています。とにかく雨が続きましたから、その影響と思います。このまま行けばまずまずの粗大有機物を確保できそうですから、あまり気にしないようにしましょう。(^o^)

 

 

 

アゲハ幼虫羽化への悲喜こもごも…。(^o^) (>_<) 

 f:id:nakazawa-s:20151010091442j:plain【アゲハ幼虫の飼育ケースの様子です】

この飼育ポットは新しく作りました。この中に14匹飼育されています。今朝の段階でその14匹はすべて蛹になりました。14匹も一緒に飼うと餌のパセリがどんどん消費されていきますね。その点が一番ビックリした点です。幸いに中に植えられているパセリは大株でしたから、なんとか全部が蛹になるまで持ちこたえました。

今回の飼育ケースで工夫した点は、棒が4本立っていますが、その内の3本に造花、つまり本物ではありませんが、ヘデラという蔓植物に似せた造花を東急ハンズで購入し、3本の棒に絡ませて、植物の枝葉に偽装したというわけです。

これにより、アゲハ幼虫君たちは、棒だけだと露出しすぎで危険を感ずるかもしれませんが、枝葉がある場合は、隠れているという認識を持ち得るような気がしますので、比較的安心して棒の途中で蛹になってくれるのではと思ったのです。

実際に私の思惑は当たり、ほとんどの幼虫が棒の途中で蛹になってくれました。中には造花のヘデラの茎に作った蛹も複数あります。

 

 

f:id:nakazawa-s:20151010091508j:plain【羽化したアゲハチョウの様子です】

この羽化したアゲハチョウは、前回ご紹介した段階の蛹が、ついに羽化して飛び立とうとしているところです。羽化してから1時間30分後に飛び立っていきました。手前の棒に付着している蛹は、これから羽化していくものと思われます。(^o^)

 

 

f:id:nakazawa-s:20151010091533j:plain羽化したアゲハチョウの様子です

悲しい事態になってしまったのが、この羽化したアゲハチョウです。

このアゲハは、午前9時頃、偶然なのですが、私が見ている目の前で羽化が始まりました。羽化は通常暗いうちから始まるとのことですから、午前9時に始まったこと事態がすでに異変を感じさせます。

この写真は午後1時ぐらいに撮影したものですが、ご覧のように結果として羽根が大きくなりませんでした。これでは大空を飛ぶことは出来ません。結局以降も羽根に変化は無く、このままの状態が続きました。

そもそも羽化している時に、片方の羽根が蛹の表皮に粘着しており、私が慎重に蛹の殻と分離してやったのです。自然界だったら、この事態は蛹の殻から離脱できず、殻に絡まったまま、足をバタバタさせたままで、やがて死んでしまうという状況にあったはずです。

思うに、このアゲハチョウが蛹になる頃は、例の長雨が続いていた頃でした。飼育ケースは軒下に置きましたが、厳しい環境にあったことは疑いありません。パセリも夏越しの疲れが出ているはずですので、本来のパセリと違い青いけれども栄養不足という可能性もあります。実際にこの頃蛹になったものは、総じて蛹の大きさが小さいです。そうした事もあり、蛹になる段階で何か病気のようなものになっていたのかも知れませんね。

飛び立つことの出来ないこのアゲハチョウは、ここで静かに死を待つのみなのか…。

 

 

f:id:nakazawa-s:20151010091604j:plain【アゲハチョウの様子です】

羽根が展開しないという事で、自然界ならそのまま外敵に襲われて食べられてしまうのではないでしょうか。またそうした事態にならなくとも、餌を食べられないのですから、恐らくすぐ餓死してしまうのでしょう。(^^;)

そこでしばらく思案して、ご覧のように花屋さんから花を買ってきて、花の蜜を吸わせる事にしました。どの花に蜜が多いのか不明ですから、なるたけ吸いやすそうな花を多種類用意しました。幸いにご覧のように結構チューチュー吸ってくれました。(^o^)

写真では解りにくいですが、子供がカブトムシを飼うなどの際に使用する、透明プラスチック製の飼育ケースを購入し、その中にアゲハチョウを入れました。観察時以外は蓋もしておきます。そうしないと、どこかに行ってしまうかもしれませんからね。

 

 

f:id:nakazawa-s:20151010091627j:plain【アゲハチョウの様子です】

しかしながら、翌日になると元気がありません…。

花は小さな花瓶に入れてあるのですが、動きがぎこちなく足元がふらつくアゲハチョウが、下に落ちてしまうので、常に花の上に居られるように、周囲にティッシュペーパーを入れてアゲハチョウが下に落ちないように措置をしました。

 

 

f:id:nakazawa-s:20151010091656j:plain

【アゲハチョウの様子です】

3日目の朝起きてすぐに観察しましたら、残念ながら死んでいました。(T_T) (T_T)

自然界なら、一度も蜜の味を知ることなく死んでしまったでしょう。

しかしこのアゲハチョウは、少なくとも蜜の味を二日間ぐらい味わいましたからね、その点が唯一の救いだと思いますし、花の上で死ねたのですから、このアゲハチョウも少しは浮かばれたかな…。

さようならアゲハチョウさん。

土の中に、花と一緒に埋めてやりました。

 

追記:反省点としては、私たちが食べる「蜂蜜」を最初から脱脂綿などに浸して、吸わせれば良かったかなというのを、後になって気づきました。今度このような事態となった場合は、試してみたいと思います。