ありがとう (^o^)

年を重ねるほど一年365日の経過を短く感じますね。推測するにおそらくこれは加齢していくほど、忘れっぽくなるからだと思えます。印象深い出来事やイベントさえも、相対的に早期に忘却されていく‥‥。昨年よりも今年の方が印象深い出来事が格段に多かったにも関わらず、一年間が益々短く感ずるのは、そうした事情によるのだとのやっと合点した次第です。

という訳で、今年も大晦日となりました。皆様は何をして過ごしておられるでしょうか。私は年間を通して慌ただしい日々を過ごす事となりますから、この一年の最後の日だけは、私は事務所に一人隠り仕事を離れ雑事を忘れ、心を静め一年を振り返り‥。且つ来年を視界に入れます。すなわち心をデフラグし充電する為の空き空間を脳裏に構築するのです。

 

 

日本語には「お陰様」という美しい言葉がありますよね。歳を重ねる毎に「お陰様」と共に人生がある事を実感させられます。「袖振り合うも多生の縁」と申しますよね。そうした道路を通行途上たまたま話をしたというレベルの細やかな出会いから、すでにご縁のある方々とより深いつながりを持ったレベルまで、「お陰様」を肌で感ずる本当に数多くの出会いと交流のただ中にあった一年でありました。

縁があって同じ時代に生まれ合わせた人々とのこうした交流により生まれた果実は、とても尊いものであると感じますし、ただただ感謝の念が湧き上がるのみです。来年も誰よりも多く、この「お陰様」という言葉を口から発せられるよう心がけて、日々歩みたいと念じています。

 

 

◇ 

 

 

今年からエンディングノートを書き始めました。毎年更新する予定です。これは第一義的に、私が死んだ際に妻が困らないようにする為です。特に交通事故での即死や脳梗塞などによる突然死に威力を発揮するに違いありません。私はまだ直接的な体験はありませんが、人が死ぬと死亡届とか相続とか、諸手続がかなり大変なようです。

また昨今ではネット上に様々な繫がりがありますよね。私もホームページやブログを複数持っていますし、毎月課金されているネット情報もまた複数あります。

そうした妻が知らないネット情報も含めて、銀行口座管理情報やカード管理情報、そして毎月支払っている情報を網羅しておきます。親戚情報も限定的ながら記載しておけば、それでなくともバタバタする葬式などでも困惑しないで対応できる可能性が高まります。このようにエンディングノートは、私が例えば脳梗塞で突然死んでも、お手上げ状態にしない手立てにはなるはずです。

 エンディングノートには副次的に別の有用性があると感じました。と言いますのも、併せて生涯設計といいましょうか、人は必ず亡くなりますが、その亡くなるまでの生をより深く考えるようになったのです。「死を見つめる事により、より良く生きることができる」とよく言われますが、全くその通りだと感じます。

 

将来死亡するまでの生涯設計の概略は次の通りです。幸い私は自営業者ですから、定年がありません。健康である限り生涯仕事をする事ができますが、引き際も肝心ですから、75歳まで会社を維持し、76歳から80歳までシルバー人材センターから仕事を頂き働くという方針を決めました。仕事を中心にしますが、ボランティア活動、趣味の楽しみ、健康維持のための運動にも力を入れて活動します。これらは車の四輪であり、車が安定して走るためにバランスを保ちながら取り組む必要性を認識しています

そして決して外せないのがボランティア活動です。ボランティア活動の筆頭は、これまで35年間続けている、約二週間という限定ながら、沖縄県で毎年冬に取り組む遺骨収集です。こちらはホームページがありますのでご覧ください。このホームページは、HTMLタグを打ち込んで作成した手作りのホームページです。

 

★南部戦跡に膝をつきて

http://okinawa-remains.com/index.html

沖縄における遺骨収集は、極めて危険が伴う作業ですが、あと数年は取り組めるはずです。

遺骨収集に次いで力を入れていたボランティア活動は、視覚障害者ランナーの伴走です。つまり目の見えないランナーと一緒に走ってゴールを目指すのです。この伴走ボランティアは、かつてと表現した方がよいかもしれません。現在は膝の故障で速く走れないので、一人の視覚障害者ランナーAさんと、公園での練習にお付き合いするレベルで伴走をして一緒に走っているだけだからです。

この視覚障害者ランナーAさんとは、これまで15年以上伴走で一緒に走っていますが、私が走れる限りこれからも一緒に伴走で走ることが続くでしょうし、またそう強く願っています。と言いますのも、驚くかもしれませんが私たち晴眼者は、目が全く見えない或いは少ししか見えないという視覚障害者ランナーから学ぶ事がとても多いのです。その事こそが、長く視覚障害者ランナーの伴走が続いた一つでもあるのです。

『晴眼者は、目が見えるが故に物を見ようとはしない、視覚障害者は目が見えないが故に真実を見ようとする』

これは視覚障害者について長く伴走を続ける内に感じた事を私が言葉にしたものです。視覚障害者は目が見えないが故に、私たち晴眼者よりも格段にしかも鋭く事象を捉えているのです。そして視覚障害者は絶望の淵から這い上がった方が多いので、人生経験的に学ぶこともまた多いのです。

ちなみにかつてはシリアルランナーであった事もあり、パラリンピックに出場する選手の伴走であちこちのマラソン大会に出まくった時代がありました。そうした事もあり、四つのパラリンピック大会、2000シドニー、2004アテネ、2008北京、2012ロンドンのパラリンピック大会にご家族とともに、参加選手の応援に行った経緯があります。こちらはホームページがありますのでご覧ください。

 

★ミャーちゃんは走る!

https://run-banso.com/

 もう一つ重要なボランティア活動に取り組み始めました。取り組みを開始してから、すでに三年経過していますが、このボランティア活動をする為に生まれてきた!と感ずるほど、性格に合っていると感じていますので、これもまた健康である内は生涯続けると自認しています。社会福祉法人としての準公的なボランティア活動で、どのような活動内容なのかについては社会に公開してはいけないというルールがありますので、残念ながらボランティア活動の内容をここで語ることはできません。申し訳ありません。

ちなみにボランティア活動は加齢と共に縮小していかねばならないと漠然と考えていましたが、78歳のスーパーボランティア、尾畠春夫(おばた はるお)さんが、山口県周防大島町家房で行方が分からなくなっていた藤本理稀ちゃん(2才)を無事に発見されたのはご承知の方も多いと思います。

彼の救命活動は国民栄誉賞並の快挙だと思えますが、同時に尾畠さんの言動から大きな刺激を受けました。尾畠さんのようになりたいと感じたのです。現状同じレベルには至りそうにありませんが、その志には近づけようと心に誓いました。彼は65歳から「恩返しをしたい」とボランティア活動を始めたそうです。私たちも年をとった、ボケ始めたなんて言ってられません。(笑)

 

趣味は家庭菜園・園芸がメインです。野菜栽培は何物にも代えがたい楽しみとなっていますが、一昨年から趣味的なお楽しみだけではなく、ボランティア活動の要因も加味されました。子ども食堂への野菜提供が加わったからです。また妻はその子ども食堂で調理のお手伝いをしています。子供に恵まれなかった私たち夫婦にとって、猫を飼うだけではなく(笑)、こうして子供たちの成長に直接的に参画できる喜びを満喫しています。

「子供は国の宝」これはいつの時代でも変わらない真実です。自分の子供他人の子供、そうした分け隔てをする事なく子供たちに応接したいものですね。

その他の趣味として、たまらなく読書が好きですし、HTMLタグを打ち込んで作成する手作りのホームページ作製もまた魅力的な趣味となっています。これらの趣味もまた生涯続けるつもりです。

 運動については、ジム通いと公園でのクロスカントリーウオーキングがメインになります。ただ仕事は肉体労働系なので、健康の維持という観点では最高にメリットのある仕事です。そうした事もあり、現在の体重や胴回り寸法などは、高校時代と同じという極めて健康体を維持しています。ただ痔とか持病はいくつかあるので、その点は注意しなければなりません。(笑)

 

 

 

 

私もエンディングノート を書く世代についに入りました。残された余命を思うときに、やはり最も大切なのは終着駅が必ず訪れるという事を脳裏にしっかり刻む事だと思えます。死を良く意識する事こそが、良く生きることができると思わずにはいられません。

自分の今の心境を吐露しますと、ちょっと誇大妄想がひどいので、割り引いて読んでほしいのですが、家庭を含めた現在の私の立ち位置は、日本一幸せな立場にあるのではないか‥‥。そう思わずにはいられません。

こうした至福な環境にあるからこそ、これからの人生はこれまで社会から受けた大恩に感謝しつつ、残された余命を持って今度はその大恩を社会にお返しする事に全力で取り組もうと深く心に決めました。

 

 

◇ 

 

 

一年を終えるにあたり、恒例となっていますが、思いつくままに感謝の意を「ありがとう」の言葉で書き綴ってみましょう。私達は生きているだけで、毎日毎日宇宙の星の数ほどに「ありがとう」に囲まれて生活をしています。

人生全般の「ありがとう」を書き連ねるのは、大晦日の一日だけではとても不可能です。あまりに膨大すぎて手が出ません。絞りに絞って家庭菜園にまつわるありがとうに限定して記載してみますからね。

 

まずは何よりも先に、妻にありがとう。(^o^)
今年一年野菜栽培を愛する人々、すなわち生命を慈しむ人々と交流できたことが、一番嬉しかったです。皆様、本当にありがとうございます。心から感謝致します。(^o^)

そして自分自身の健康にありがとう。 腹筋背筋、手足の筋肉さんありがとう。 腰さん、いつも酷使してごめんね。 私が管理する菜園52区画の “愛菜家” メンバーの皆さんありがとう、来年もよろしくね。 もう一つの管理菜園メンバーの皆さんありがとう、来年も楽しく野菜栽培を楽しみましょうね。 有機肥料さんありがとう。 腐葉土さんありがとう。 貝化石さんありがとう。 苦土石灰さんありがとう。 野菜屑・剪定枝葉さんありがとう。 耕耘機さんいつも頑張ってくれてありがとう、来年も頼りにしているよ。 井関農機さん耕耘機のメンテナンスありがとう。 ガソリンさんありがとう。 オイルさんありがとう。 土さんありがとう。 微生物さんありがとう。 耕土を支える更に下の土さんやマグマさん達ありがとう。(^^;) ビニールマルチさんありがとう。 スコップさんありがとう。 角スコップさんありがとう。 草取りホーさんありがとう。 重しとして利用する石さんたちありがとう。 懐中電灯さんありがとう。 電池さんありがとう。 草取り専用長靴さんありがとう。 刈り払い機さんありがとう。 種さんありがとう。 春菊の種さんは小さすぎて年寄りには摘まむのが辛いので、もう少し大粒になってね (^^;)。 各種苗さんありがとう。 種苗会社さんありがとう。 苗生産者さんありがとう。 地元の種屋さんありがとう。 沼田市の種屋さんありがとう。 花屋さんありがとう。 花苗さん、いつも綺麗に咲いてくれてありがとう。 ホームセンターさんありがとう。 水さんありがとう。 ジョウロさんありがとう。 ポリタンクさんありがとう。 虫除けネットさんありがとう。 トンネルパイプさんありがとう。 トンネルビニールさんありがとう。 ビニール固定プラさんありがとう。 棚スチールパイプさんありがとう。 キュウリネットさんありがとう。 温度計さんありがとう。 間引き苗さん、本当にごめんなさ~~い m(_ _)m。 エン麦さんありがとう。 稲ワラさんありがとう。 ミミズやミツバチ、蝶などの益虫さんありがとう、来年も大歓迎だよ。 アオムシやヨトウムシ、ネキリムシなどの害虫さん、来年は来ないでね (^_^;)。 支柱さんありがとう。 針金さんありがとう。 作業手袋さんありがとう。 ゴム手袋さんありがとう。 長靴さんありがとう。 麦わら帽子さんありがとう。 ハサミさんありがとう。 カッターさんありがとう。 空気さんありがとう。 太陽さんありがとう。 風さんありがとう。 霧さんありがとう。 雨さんありがとう。 ところで雨さん最近怒りっぽくなったのか雨脚が強い時が多いよ。もう少しやさしく降ってね~ (^^;)。 台風さんには参ったよ、来年は少し自粛してね (^^;)。 野菜を買ってくれた皆さんありがとう。 買った野菜がとても美味しかったと語ってくれた皆さんありがとう。 ボーダー花壇の四季折々の花さん達ありがとう。 その花壇の花を手入れして下さっている近所のおばさん達ありがとう。 その花壇の花を綺麗だと褒めて下さる通行人さんありがとう。 雑草さんありがとう。 畑の通路さんありがとう。 野菜屑置き場さんありがとう。 杭さんありがとう。 仕切りロープさんありがとう。 ビッツさんありがとう。 駐車場さんありがとう。 大きな物置小屋さんありがとう。 小さな倉庫さんありがとう。 自宅の倉庫さんありがとう。 アスパラガス畑のパイプさんたちありがとう。 一輪車さんありがとう。 防草シートさんありがとう。 台車さんありがとう。 秤さんありがとう。 マルチ穴開け金物さんありがとう。 チェーンさんありがとう。 クマデさんありがとう。 箒さんありがとう。 チリトリさんありがとう。 野菜屑置き場のコンポストさんありがとう。 ビニールゴミ袋さんありがとう。 スーパー袋さんありがとう。 ターンバックルさんありがとう。 パイプ接続金具さんありがとう。 ガスボンベさんありがとう。 バーナーさんありがとう。 鎌さんありがとう。 収穫カゴさんありがとう。 豊かな大自然さんありがとう。 ふじみの市さんありがとう。 埼玉県さんありがとう。祖先や先人の皆様にありがとう。 日本国にありがとう。 銀河系と太陽にありがとう~。

 

そして最後にもう一度、妻にありがとう。ペコリ (^o^) 

 

◇ 

 

 つたない文章であるにも関わらず、今年も多くの皆様がこの菜園ブログを訪ねて下さいました事を心より感謝申し上げます。誠に有り難うございました。(^o^)

 

皆様の菜園ライフが益々豊かなものになりますよう祈念いたします。

佳いお年をお迎えくださいませ。(^o^)