夏野菜の収穫が最盛期を迎えています。また秋冬野菜の準備を開始しました (^o^)

今年は天候に恵まれていますね。昨年のような渇水状況はほとんどありませんでした。適度の量、適度の間隔で雨が降り、野菜たちもご機嫌で育ち続けました。

故福岡正信氏が語っていたように、私達人間は野菜を一ミリだって育てる事はできません。そうした意味で私達は野菜を育ててはいません。ですからミャー菜園における野菜栽培の最大の眼目は、「野菜たちに居心地の良い環境を提供する」という点に尽きますし、それが最大の目標です。という事で私達が操作できない気象環境が良好なのは、何よりも有り難いという気持ちにさせてくれます。

 

 ミャー菜園では、夏野菜と言えばトマトです。トマト『麗夏』の収穫が開始されました。早春から大変な時間を投入して野菜栽培に取り組んで参りましたが、今年も無事にトマトの収穫が開始されましたので、これまでの苦労も全て吹き飛んでしまいました。それではトマト他、沢山の夏野菜の収穫が始まりました。順に見て参りましょう 。(^o^)

 

 

f:id:nakazawa-s:20180623142959j:plain【ミャー菜園の現在の様子です】

まずはミャー菜園全体の風景です。写真手前は秋冬野菜専用畑ですね。エン麦がすでに鋤き込まれており、雨に恵まれ腐熟が進行しているという状況ですね。奥の方には順調に成長が続く夏野菜が見えます。

 

 

トマトの収穫が始まりました。(^o^)

f:id:nakazawa-s:20180623142351j:plain【トマト『麗夏』の現在の様子です】

第一段果の収獲が始まりました。雨よけ栽培でない事もあり、今年は雨が多いので一段果からひび割れが発生していますが、自家用ですからね、特に問題にはなりません。樹上で完熟したトマト…。家庭菜園ならではの贅沢な味わいではないでしょうか。しかも無農薬なら安心してガブッと食べられますね。(^o^)

今年は第一段果に尻腐れ果が出てビックリしましたが、収穫開始の時点で尻腐れ果は三個ありました。この程度なら許容範囲ですね。今年は適宜散水してみました。それが功を奏したようです。今のところ全株順調に育っています。しかしながら毎年梅雨に入ると疫病は確実に発生するので閉口していますが、株ごと抜かなければならないほど激発はしないので、その点は安心して見守ることが出来ます。

 

 

ナスの収穫が始まりました。(^o^)

f:id:nakazawa-s:20180623142413j:plain【ナス『千両二号』の現在の様子です】

7株植えられているナスも、全株順調に育ち収獲期を迎えました。支柱の枠組みはご覧のように完成していますが、間もなく四本仕立ての支柱を立てる予定です。ナスもトマトと同じように毎年病気が発生します。皆様もご存じの半身萎凋病ですよね。しかしながら病葉を摘葉する程度で、病気の勢いを削ぐ事が可能となっており、そうした手法で毎年乗り切っていますので、今年もそうなる事を祈りながらの収獲&管理作業が続きます。

 

 

トウモロコシの収穫が始まりました。(^o^)

f:id:nakazawa-s:20180623142455j:plain【トウモロコシ『おひさまコーン7』の現在の様子です】

トウモロコシも無事に収穫が開始されました。果実には結構虫が入っていると思われます。無農薬ではそれは普通ですよね。トウモロコシの皮むきを妻に任せると、台所から悲鳴が聞こえることになるので、トウモロコシの皮むきは私の仕事です。(笑)

実はまだ少し早い収穫開始です。完熟する前に収穫するのは、妻のリクエストがあるからで、少し早めのトウモロコシは、甘みこそ少し弱いですが、プチプチと弾けるように食する事が出来ますよ。

ですからトウモロコシについては、我が家では三回食べ頃があると言えるでしょう。一回目はヤングコーンと呼ばれる間引きしたトウモロコシです。二回目は少し早めに食してプチプチ感を味わい、そして三回目は完熟した甘い甘いトウモロコシを食するという流れですね。(^o^)

 

 

蔓ありインゲン(1)の収穫が始まりました。(^o^)

f:id:nakazawa-s:20180623142512j:plain【インゲン『ケンタッキーワンダー』の現在の様子です】

蔓ありインゲンも無事に収穫が開始されました。少し小さめのサヤは何よりも美味しいというのは、家庭菜園をされている方ならご存じですよね。

そして嬉しいのは、今年はアブラムシの発生が無いことです。結果として蟻もいません。ですから恐らく長い収獲期間となるでしょう。

 

 

オクラの収穫が始まりました。(^o^)

f:id:nakazawa-s:20180623142549j:plain【オクラ『ベターファイブ』の現在の様子です】

オクラも無事に収穫を迎えました。ただアブラムシの発生が見られます。激発していると言えるレベルです。ただ幸いなのですが、今年のミャー菜園では、アブラムシの発生はこのオクラのみとなっています。

 

 

タマネギの収穫が始まりました。(^o^)

f:id:nakazawa-s:20180623142619j:plain【タマネギ『OP黄』の現在の様子です】

タマネギも無事に収穫期を迎えました。昨年の台風による冠水の影響か病気が発生してしまい、通常の半分ぐらいの収穫量となってしまいました。タマネギが病気になったのは初めての経験です。よい教訓になりました。

 

 

スイカの収穫が始まりました。(^o^)

f:id:nakazawa-s:20180623142754j:plain【スイカ『紅大』の現在の様子です】

大玉スイカも順調に育っています。少し早いのですが、株元から50センチほどの所にあるスイカが食べ頃を迎えました。スイカは一度に登熟すると食べきれないので、なるたけ分散して登熟するのが望ましいと考えていますから、その意味ではこの時節に食べられるのは大歓迎です。

今年も一切受粉作業をしませんでしたが、撮影後食べる予定のスイカも含めて、現時点で15個着果しています。この段階では孫蔓の摘心も徐々に終わりとし放任に移行していきます。

写真では見えませんがミャー菜園の害獣対策は、スイカ畑の四隅に支柱を立て、周囲に二本の防鳥糸をグルリと張ります。防鳥糸の高さは1メートルの高さと2メートルの高さです。あと対角線上にも一本ずつ糸を張ります。この措置だけで、これまで何年もカラスによる食害はありません。ハクビシン等の地上の害獣による被害はこれまで体験していないので、特に措置はしていないのが現状です。(^o^)

 

 

 

 

その他のミャー菜園の様子をご覧下さいませ。(^o^)

f:id:nakazawa-s:20180623142657j:plain【蔓ありインゲン(2)『ケンタッキーワンダー』の現在の様子です】

蔓ありインゲン(2)も順調に育っています。蔓が伸び始めていますね。(^o^)

 

 

 

f:id:nakazawa-s:20180623142715j:plain【ニガウリ『ほろにがくん』の現在の様子です】

ニガウリも順調に育っています。蔓先端が支柱交差部まで達しました。作業が遅れていますが、早急に棚を作成しなければなりません。畝の両側に半間ほどの棚を作成する予定です。(^o^)

 

 

 

f:id:nakazawa-s:20180623142737j:plain【キュウリ(1)『ときわ333』の現在の様子です】

収獲が継続されているキュウリ(1)です。蔓の先端は支柱先端部に達しています。適宜下葉落としを開始していますし、収獲と同時に蔓も一緒に切除していますので、見た目スッキリとしています。風通しを良くするとベト病の発生も抑制できる可能性が増しますからね。と言いつつベト病やうどん粉病は毎年栽培後半で発生しますから、基本キュウリの病気は放任にしています。(^o^)

 

 

 

f:id:nakazawa-s:20180623142912j:plain【キュウリ(2)『夏すずみ』の現在の様子です】

キャベツの収穫を終えた畝に定植されたキュウリ(2)です。雨に恵まれ無事活着しまして成長を再開しています。管理作業としては、五節までは脇芽や果実は切除していきます。

 

 

 

f:id:nakazawa-s:20180623142813j:plain【エダマメ(1)『サッポロミドリ』の現在の様子です】

エダマメ(1)も順調に育っています。害虫による多少の食害を受けていますが、家庭菜園では無視できるレベルです。(^o^)

 

 

 

f:id:nakazawa-s:20180623142831j:plain【エダマメ(2)『サッポロミドリ』の現在の様子です】

エダマメ(2)も順調に育っています。雨が多いので少し徒長ぎみですが、許容範囲ですね。(^o^)

 

 

 

 

6月2日にエン麦の鋤き込み作業を実施しました。ミャー菜園での豊かな作柄の源泉は、このエン麦の鋤き込みにあると言っても過言ではありません。足腰が元気な内は続けていきたいと念じています。(^o^)

 

f:id:nakazawa-s:20180623143118j:plain【エン麦『ヘイオーツ』の現在の様子です】

仕事が忙しくなかなか着手できませんでしたが、ご覧のように穂が固くなりそうな段階になりましたので、これ以上先送りできません。

今年は播種量を畑全体で900グラム(19.8グラム/㎡)に押さえた結果、ご覧のように倒伏が一切無いという理想的な姿となりました。来年以降もこの数値を参考に播種量を検討していきたいと思います。

f:id:nakazawa-s:20180623143044j:plain【野菜屑置き場の現在の様子です】

野菜屑とか剪定屑が山のように積まれています。これらのほとんどをエン麦鋤き込みと同時に土中に埋めていきます。これらの多様な素材が、土中の微生物の多様性を保証してくれると言っても過言ではありませんね。(^o^)

II

f:id:nakazawa-s:20180623143026j:plain【エン麦『ヘイオーツ』の鋤き込み作業が完了した様子です】

無事に鋤き込みが完了しました。日程的に例年よりも少し早いので、それほど酷暑の中での作業にはなりませんでした。少しビックリしたのは、エン麦が全く倒伏していないという事と関連していると思われますが、スコップで掘り返した塊が、一度たりとも崩れることがありませんでした。これにはビックリです。30年近くエン麦の鋤き込みをしていますが初めての体験だと思えます。

倒伏しなかった事により、根がしっかりと土中に展開したという事でしょうね。来年以降もしっかりその辺を加味して観察を続けます。(^o^)

 

 

 

 

 無農薬の畑に集う虫達の様子です。ミャー菜園における野菜栽培の最大の眼目は、「野菜たちに居心地の良い環境を提供する」という点に尽きますと、冒頭に書きましたが、そうした環境は害虫と呼ばれる虫達にも居心地が良いのだと思わずにはいられません。

 そうした意味で、アブラムシの激発には対処しますが、その他の害虫の発生は基本ノータッチです。虫達はそれぞれの餌場で存分に食べまくり、蝶や蛾そして昆虫などの成虫となって自然に帰っていきます。

 

 

f:id:nakazawa-s:20180623143157j:plain【畑の虫達の様子です】

テントウムシの幼虫ですね。

 

 

 

f:id:nakazawa-s:20180623143217j:plain【畑の虫達の様子です】

ナミテントウムシです。オスメスがHをしているところでしょうか。(笑)

 

 

 

f:id:nakazawa-s:20180623143236j:plain【畑の虫達の様子です】

キュウリの葉にウンチが…。

 

 

 

f:id:nakazawa-s:20180623143255j:plain【畑の虫達の様子です】

上を見ると一枚の葉がしおれて枯れかかっています。

 

 

 

f:id:nakazawa-s:20180623143314j:plain【畑の虫達の様子です】

しおれた葉をめくってみると居ましたね~犯人が。ウリキンウワバです。成長点付近なら下の方の葉に強制移動させますが、途中の葉だったので逮捕拘束はせず無罪放免にしました。(^o^)

 

 

 

f:id:nakazawa-s:20180623143330j:plain【アゲハチョウの幼虫の様子です】

アゲハチョウの幼虫です。珍しい場面に遭遇しました。写真は脱皮が完了したところを捉えています。脱皮を終えると、古い皮は幼虫が食べると言われていますが、これまで見た事がありませんでした。ずっと観察を続けていましたら、幼虫は古い皮を全て食べました。自然界の不思議さを垣間見た思いがしました。(^o^)

 

 

 

f:id:nakazawa-s:20180623143352j:plain【畑の虫達の様子です】

ナスの葉にも毛虫が居ました。どのような蝶になるかは、ちょっと不明ですが、無事に成虫になってもらいたいので、そっとしておきます。(^o^)