ここ数年というもの、9月に入っても厳しい残暑が続きましたが、今年は8月末には秋めいた気象状況となり、かつ8月中に秋雨前線が到来するという、極めて特異な天候となりました。今頃になってエルニーニョ現象がやって来たという印象ですが、何はともあれ厳しい残暑が無かったのは、老体には朗報でしたね。(^o^)
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ミャー菜園における秋冬専用畑では、春の段階でエン麦の試験栽培を行いまして、秋冬は予定通り葉・根菜類の野菜を栽培するに至りました。
畑の作業を休んだ三ヶ月というもの、「あ~身体が楽だ~。(^o^)(^o^)」というのが正直な実感でした。
しかしながら一期でも畑を休みますと、その弊害は少なくないと感じました。
栽培をたった一回休んだだけですが、なんと言いますか “勘” が鈍ると言いましょうか、作業手順がスムーズに湧いてきませんね。野菜栽培では微妙な作業、つまり言葉には出来ない繊細な “勘所” というのが厳然とあります。それがスムーズに出てこないのです。アレッと思いながら首をかしげるとアッと思い出す始末です。
野菜栽培もスポーツと同じように、一日でも休むと “一歩後退” という事になるんですね。この事を知っただけでも休んだ価値があると思いました。(^^;)
改めて続けることの大切さをかみしめながら、こうして再び野菜栽培に取り組めたことを胸一杯に感謝の心を表しながら作業を進めました。(^o^)
播種・定植の記録
【定植】8月31日実施
キャベツ 『しずはま1号』 40株定植
ブロッコリー 『緑帝』 20株定植
【播種】8月31日実施
ニンジン 『向陽二号』
【播種】9月7日実施
ダイコン(1) 『耐病総太り』
シュンギク(1) 『中葉春菊』
ハクサイ『F1郷秋60日白菜』
【播種・定植が始まった秋冬野菜専用畑の様子】
今年の秋冬野菜専用畑は7畝で運用していきます。野菜の種類としては、キャベツ・ブロッコリー・シュンギク・ダイコン・ハクサイ・ニンジンになります。
【キャベツの様子です】
無事に活着したキャベツの様子です。定植時よりもすでに一回り大きくなっています。キャベツに限らず秋冬野菜は虫との戦いと言っても良いくらいですよね。成長するにつれて、本格的な害虫との戦いに突入することになります。
※写真撮影は防虫ネットをしたままで撮影させて頂きます。ネットを剥いで撮影すると、撮影の間に害虫がネット内に侵入する恐れがありますからね。これ以降防虫ネットを撤去するまで、こうした方式での撮影とさせて頂きますので、ご了承くださいますようお願いします。m(_ _)m
【ブロッコリーの様子です】
ブロッコリーの様子ですね。断熱のための稲ワラは、地温確保のために間もなく撤去する予定です。
【茎がピンク色になっている様子です】
少し解りにくいかも知れませんが、茎がピンク色に染まっています。今年は例年と比較して残暑が厳しくなかったので、茎がピンク色になる事も無いと思われましたが、やはり少し変色しましたね。半分くらいの株がピンク色になったでしょうか。
このようにピンク色になると、少なからずダメージを受けているのは間違いないようです。その証拠にピンク色にならなかった株と比較して、本葉一枚以上成長が送れています。
【昨年の写真です。茎がピンク色になっている様子です】
昨年は残暑が厳しくて、ご覧のように茎が見事にピンク色に染まりました。昨年は子供の花蕾の発生が極端に少なかったのですが、この時期のダメージが影響した可能性もありますね。
【ニンジンの様子です】
少し解りにくいのですが、ニンジンが無事に発芽しています。(^o^)
発芽させるときは稲ワラを敷いていましたから、ワラが少し散乱しています。正確に計測していませんが、発芽率70~80%ぐらいでしょうか。コート種子を利用して一穴4粒播種しました。4粒とも発芽しないという欠株は一穴だけでした。コート種子は裸種と比べて、発芽させるのが少し難しいと感じています。
【この株はキャベツそれともブロッコリー?】
葉の形状をご覧下さいませ。キャベツのようなブロッコリーのような…。
キャベツの苗を植えたわけですが、定植時はキャベツの葉そのものだったので迷いはありませんでしたが、成長するにつれて葉がブロッコリーの雰囲気となって参りましたね~。
キャベツは時折おかしな葉の形をした株が出現しますよね。この株から花蕾が発生する可能性は無いと思われますが、結球するかどうかも怪しいですよ。(^^;)
これから観察を続けますし、状況に応じてブログにも掲載しますので、ご一緒に追跡調査して参りましょう。
今後は、この株をミャー菜園で言うところの、「害虫専用株」にする予定です。
畑の引っ越しを検討しています。(^^;)
ここの畑はとにかく土が悪いです。水はけがとても悪い。(T_T)
という事で畑の引っ越しを検討しています。仲介者にはすでに連絡済みです。すぐには見つからなくとも、来春までには新しい畑が見つかるのではないかと期待しているところです。
やはり住宅地として埋め立て造成された場所は駄目ですね~。
表層の土はそれなりなのですが、30センチよりも深い部分は驚くほど、建設残土で盛土されている事から、水が染みこんでいきません。住宅用に造成された場所はこりごりという気持ちです。(^^;)
来年の春作は新しい畑で作付けできるように、日曜日には近隣の菜園&畑巡りをする予定です。こうした取り組みは、なにか懐かしい感じがしましたが、よく考えてみますと、25年前に埼玉県に引っ越しをしたことを契機として、家庭菜園を開始すべく、耕作していない畑を探し求めた事がありましたが、その時と同じだと思いつきました。
“足で探す” これが往時の教訓でした。今回も頑張るぞ。(^o^)