仕事が忙しく、ブログ更新が滞ってしまい申し訳ありませんでした。(^^;)
8月は下記の作業を実施しました。
8月24日(土)
マルチ敷き実施。(秋冬は8畝で運用)
8月25日(日)
◆定植
キャベツ(1) 『しずはま1号』 20株定植
キャベツ(2) 『?』 20株定植
ブロッコリー 『緑帝』 20株定植
◆播種
ニンジン 『向陽二号』
ダイコン(1) 『耐病総太り』
仕事が忙しく土日しか作業する予定が組めないので、8月24日から25日にかけて急いでこれらの作業を実施しましたが、現在までの結果として、残念ながらニンジンの播種は失敗してしまいました。(^^;)
ニンジンは930粒播種して発芽したのはたったの数本…。
これほど見事な失敗は過去に無かったような…。
最も失敗の原因は明らかで、播種後三日目の朝、この日は傘マークがついており、実際に早朝の段階は雨が降っており、傘を差して出勤しました。
ところが、10時頃からでしょうか、急速に雨が上がり、そしてピーカンの快晴に…。本来なら日よけネットを被せておくはずでしたが、まさか快晴にはならないだろうと思い、防虫ネットのみ被覆で出勤です。(^^;)
ピーカンの青空を見て、東京から戻るわけにもいかず、深刻なダメージを覚悟したのでした…。
という経緯でニンジンは見事に失敗、9月1日の日曜日に蒔き直しました。
暑い日が続きますね。埼玉県にあるミャー菜園も、9月1日の日曜日うだるような暑さでした。野菜たちもあまりの暑さに、可哀想なぐらいへたっていました。(^^;)
【定植したブロッコリーの様子です】
強烈な日射に、定植してあるブロッコリーとキャベツはご覧のようにへたっていました。枯れてしまうのではないかと思えるほどです。
【温度計の様子です】
日中の土中温度はすごいことになっています。なんと47度を指しています。あと3度上昇したら計測不能レベル…。これでは夏場のマルチ栽培における播種・定植時は、日よけ等の措置をとらなかったら絶対に失敗しますね。
ちなみに空中温度は42度をさしていますが、水銀だまりに日が射していますので、温度は高めになっています。
【茎がピンク色になっている様子です】
ご覧下さい。茎がピンク色に染まっています。長年の経験から言える事ですが、このような現象は、苗に強いストレスが掛かっている証です。野菜たちの悲痛な叫びを言葉にすれば、「つらいよ~」という表現になるでしょうか。(^^;)(^^;)(^^;)
幸い変色は茎までで収まっていますから、このままで様子を見ます。
ちなみに葉先までピンク色になったら事態は深刻で、そうなるともう植え替えしか選択肢は無いですね。でも植えられている野菜たちは必至に頑張って、ギリギリの所で踏ん張ってくれています。頑張れ野菜たち。!!
という事で、
来年からは8月播種・定植は止めにしま~す。(^^;)
野菜たちに多大なストレスを与え、ほとんど成長しないというのなら、急いで8月中に植え付ける意味がありませんからね。
24年間8月播種・定植を実施してきましたが、これも温暖化の影響という事になるのでしょうか…。
※ニンジンは暑さに強いので例年通り8月播種を予定しています。
9月1日の日曜日無事にニンジンの再播種を実施したあと、夜になると久しぶりにまとまった雨が降りました。雨さんありがとう。(^o^)
以下の写真は月曜日の朝撮影したものです。
久しぶりの雨で、早朝の野菜たちも生き生きしていました。(^o^)
【秋冬野菜専用畑の様子です】
夜に雨が降り、菜園はご覧のようにしっとりしています。(^o^)
【キャベツ(1) 『しずはま1号』の現在の様子です】
定植してから一週間経過しましたが、ほんのわずか成長した程度ですね。それでも全株同一レベルで活着してくれたので、今はそれだけで嬉しいです。(^o^)
【ブロッコリー 『緑帝』の現在の様子です】
ブロッコリーもキャベツと同様で、定植後ほんのわずか成長しただけです。
【キャベツ(2) 『?』の現在の様子です】
こちらはキャベツ(1)と比較して、かなり小苗でプラグ苗でした。それだけにダメージを一番受けてしまい、葉が枯れた苗も多く、こちらは定植時よりも小さくなった苗が多いです。(^^;)
幸い他の野菜同様、全株同一レベルで活着してくれたので、その点は良かったです。
【春夏野菜専用畑の現在の様子です】
春夏野菜専用畑はご覧のように全て撤去され、いつでもエン麦が播種出来きるような段取りとなっています。こうして何も植えられてない畑を見ると結構広いですよね~。(^o^)
◇
野菜栽培技術を向上させたいと誰もが思い願っているはずですよね。そうであるならば根に着目することをお勧めしたいです。毎年毎年、根を観察し続ける事により、地上部分との相関関係が垣間見えるようになりますよ。(^o^)
ですから、すべての収獲を終え枝葉を片付ける際には、「あ~大変だ」などと愚痴を言いながら、早く終わらせる事ばかりに気をとられ、根を引っこ抜いて終わりという事にしないで、ついでで良いですから、引っこ抜いたらしっかり根を観察する習慣を身につけますと、その観察で得た “相関” は、皆様の持てる野菜栽培ノウハウをきっと一段階高めてくれますよ。(^o^)
“根は野菜の成績表” だと言えるでしょう。
【ナスの根です】
ナスの苗は接ぎ木苗ですから、写真は台木の根を写していることになります。根の量は平年よりも少ないですね。太い根も少ないです。
今年はすべての根に言える事ですが、根量がかなり少なめですね~。(^^;)
【ピーマンの根です】
ピーマンも例年よりも根量が少ないです。ピーマンはご覧のように比較的浅いところに根を張りますから、暑さ対策は必須ですね。
【トウモロコシの根です】
収穫を終えてだいぶ経過していますから、かなり枯れていますが、根の量が圧倒的に少ないですね。
【オクラの根です】
オクラは当然自根ですが、ご覧のように根にセンチュウが入ってしまいましたが、これはよく見られる現象ですね。インゲンもセンチュウが入りやすいです。
よく見ると右半分は健全な根で展開しています。センチュウが入ったのは全部のオクラのなかでこの株だけでしたが、最もよく成長したのもこの株でした。
ちなみにミャー菜園ではオクラと後から出てくるモロヘイヤは一穴に3~4株定植します。一株だけ定植するよりも、競争原理が働くのか、より繁茂するような印象があります。この写真も三株が一緒になっていますね。
【モロヘイヤの根です】
モロヘイヤは夏こそ我が季節と言わんばかりに元気ですが、その言葉通り、根も元気です。掘り起こすのが大変です。この写真は4株が一緒になっていますね。
【ニガウリの根です】
ニガウリも根の総量が少なかったです。写真は少し引っ張りすぎてしまったので、根が引き抜かれてしまい、根が少ないという状況を増長させていますが、いずれにしても根が少なく、暑さに強いニガウリも、やはり雨は必要とするのかもしれません。