夏野菜の整枝・剪定・管理作業

5月も下旬となり、日中は汗をかくぐらいの暑い日もあったりして、夏野菜と言える果菜類の成長もグングンと加速しているようですよ。(^o^)

今日は果菜類の整枝・剪定、管理作業をざっくりと書いてみたいと思います。

ただこれらの解説記事は “ミャー菜園における” という前提であるとご理解下さいますよう御願いいたします。整枝・剪定、管理作業は品種や野菜の系統種によってかなり違ってきますし、農家と私たちのような家庭菜園では、これまた用いる資材等も違うことから、おのずと作業形態も違ってくるはずです。

 

ビニールトンネルもすべて撤去されたミャー菜園ですが、野菜たちの様子を観察しますと、どうやら肥料過多の兆候が鮮明となってまいりました。(^^;)

そうした点に注目しながら写真を見ると、肥料過多の野菜はどのような草姿になるのか、大いに参考になるはずです。もちろん反面教師という意味でですよ。

 

それでは本日5月23日朝のミャー菜園の様子を追いかけてみましょう。

レッツラゴー。(^o^)

 

 

ダイコン(1)、タマネギの収穫を開始しました。(^o^)

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【収穫が開始されたダイコン(1)『耐病総太り』の現在の様子です】

※この写真のみ5月16日(木)に撮影したものです。

ついに根菜類の収穫も開始されました。(^o^)

特段の問題もなく無事に収穫に至りました。

 

 

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【収穫が開始されたタマネギ『OP黄』の現在の様子です】

タマネギも倒伏が始まったので収穫を開始しました。(^o^) 一斉収穫は6月に入ってからとなりますね。

結果的にトウ立ちはゼロでした。定植時の一番太い茎は直径5ミリでしたが、この太さでも問題ないと言える事が明らかとなりました。来年はもう少し太い苗も挑戦してみるかも知れません。

 

 

 

ミャー菜園における夏野菜の整枝・剪定・管理作業。

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【菜園全体の様子です】

ビニールトンネルや防虫ネットもすべて撤去され、そして稲ワラも敷かれ始めており、夏の菜園に近づいてまいりましたね。(^o^)

 

 

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【トウモロコシ『ハニーバンダム』の現在の様子です】

トウモロコシも順調ですね。まだ雄穂は見えません。

ただちょっとお太りぎみでしょうか。(^^;)

ミャー菜園では、間もなく倒伏防止の為に、支柱を設置する作業があります。また狸避けのネットは張りません。その後は収穫を待つのみと言ったところです。

 

 

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【ピーマンの現在の様子です】

ブロッコリーの栽培をしていた畝に植えたピーマンの様子です。畝はマルチを剥がすこと無くそのまま使用しました。肥料の追肥等はありません。

第一果は開花と同時に切除しました。以降は分岐から下の脇芽はすべて撤去する作業がありますね。

 

 

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【蔓ありインゲン(2)『ケンタッキーワンダー』の現在の様子です】

鳩対策は成功です。(^o^)

インゲンの種は鳩にやられやすいですから、本来なら防虫ネット等で被覆しなければ無事な発芽は難しいものですが、わずかな面積ですし、ネットを設置するのも面倒なので、ご覧のように「猫とカラス」で鳩を恫喝したという訳ですね。(笑)

来年もこの方式で行こうっと。(^o^)

植えられているのは、無事に発芽したインゲン(2)とパセリです。

 

 

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【蔓ありインゲン(1)『ケンタッキーワンダー』の現在の様子です】

こちらは最初に蒔いたインゲン(1)ですね。すでに蔓が伸び始めています。

 

 

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【蔓を結束している様子です】

インゲンの蔓は最初なかなか支柱に絡まってくれない場合があります。そんな場合はかわいそうなので、人為的に絡ませてやると良いと思います。麻紐でご覧のように一回結んでやればオッケーですね。一度使用した麻紐はその後何度でも使用できます。

ミャー菜園ではインゲンではあまり使用しませんが、ニガウリではかなり使用します。一回結びの最大の利点は、緩く結ばれていますから、茎が太くなっても それに追随していくので、問題が発生しないという点です。また秋になり完全に回収しきれず土に入り込んでも、いずれは土に帰るという点ですね。(^o^)

 

 

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【ニガウリの現在の様子です】

6株定植されていますが、主枝は5節で摘心してあります。摘心したあと主枝を倒したままだと脇芽の葉の展開がゆがんでしまうので、ご覧のように摘心した主枝は麻紐にくくり、支柱に絡めてつり上げておきます。 そうすると均一に脇芽が展開してくれますね。ご覧のように脇芽もかなり伸びてまいりましたから、今度の日曜日あたりに脇芽を設置されているネットに絡めてやる予定です。その際はインゲンのところで紹介した麻紐で一回結びという形で結束します。

 

 

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【ニガウリの主枝を麻紐で吊り上げている様子です】

主枝を吊り上げることにより、脇芽から展開している葉がバランス良く広がっているのが見てとれますね。(^o^)

 

 

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【キュウリの現在の様子です】

ギョェ~~~。葉の緑が濃いですね~。(^^;)

肥料が効きすぎている証です。まだベト病は発症していませんが、これだけ葉が濃いと前途が思いやられそうです。(^^;)

それはともかく、5節までの脇芽・雄花等はすべて撤去します。ミャー菜園では7節から着果という流れになりますね。全体の草姿としては、縦長のダイアモンド形を目指します。

 

 

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【キュウリを吊り上げている様子です】

少し解りにくいのですが、キュウリの主枝を吊り上げています。そうしないとマルチ面に主枝がへばりついてしまうからです。そのような状態は病気発生の原因にもなりかねず避けねばなりませんからね。

 

 

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【ニンジン『向陽二号』の現在の様子です】

ニンジンは発芽さえすれば成功間違いなしという野菜ですから、安心して見ていられますね。

今年もキアゲハの幼虫が住み着いてくれたら嬉しいな。(^o^) 

 

 

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【ナス『千両二号』の現在の様子です】

順調に育っていますね。(^o^)

第一・第二果は開花と同時に切除しました。切除に際しては病気が伝染しないように、カッターの刃を更新しながら作業を進めます。収穫は第三果からとなります。今度の日曜日に逆三角形の支柱を設置する予定です。

ナスもアブラムシがつきやすいので、株元をしっかり整備し観察を継続しなければなりませんね。 

 

 

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【スイカの現在の様子です】

スイカの蔓は収獲を終えた結球レタスの畝に展開させます。

スイカの主枝は5節で摘心していますから、伸長しているのは子蔓という事になります。主枝の摘心はカッターの刃を用います。一回一回刃を折りながら行い病気伝染のリスクを軽減させる必要がありますね。

ちょっと草勢が強いですね~。蔓ボケが確定と言ったところですが、あまり悲観する必要はありません。蔓ボケになっても、蔓のかなり先の方に行った段階で着果してくれますから、「収獲が遅くなる」程度に思っておけば良いと思います。

 

 

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【防草シートの様子です】

防草シートを敷いた上に稲ワラを敷くことをお勧めします。そうすることにより、稲ワラの量を減らせますし、何より蟻の住処を作らせないという効果が期待できます。

防草シートは風に煽られやすいので注意しなければなりません。ご覧のように石などの重しを置いておくと台風が来ても安心していられますね。

 

 

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【スイカの株元の様子です】

スイカはアブラムシがつきやすいですよね。気がついたらアブラムシで葉裏はびっしり…。な~んて事にならないように、いつも細心の注意力で観察を続けたいものです。

アブラムシ発見の効率を高めるためにも、スイカの株元をきちんと整備しておく事はとても大切な点ですね。株元の主枝を蟻が行き来していないか、その点を観察するだけで、アブラムシがどれくらい発生しているのか見極めがつくというものです。

ミャー菜園でも、株元の観察力を高めるために、株元には稲ワラを敷かず、しっかりと株元が見えるようにしています。

 

 

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【使用する木片の様子です】

ミャー菜園のスイカの蔓は同じ方向に向いていますから、とてもお利口さんに見えますが、最初からそうであった訳ではありません。(笑)

やはり最初は、ご覧のような木片を用いて 向かうべき方向を制御してやらなければなりませんね。

 

 

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【ダイコン(2)『耐病総太り』の現在の様子です】

ダイコン(2)も順調に育っていますね。(^o^)

 

 

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【トマト『麗夏』の現在の様子です】

4段花が咲き始めている株もあるというような段階です。(^o^)

 序盤で簡易雨よけ栽培により管理してまいりましたが、現在はご覧のように雨よけはありません。このような状態で管理を続けていきます。

茎もかなり太くなってしまいましたが、栄養成長の暴走はまずまず防げたと言って良いでしょう。

 

 

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【トマト果実の様子です】

第一果はゴルフボールよりも大きくなってまいりました。ミャー菜園では一房3個から4個に制限して育てます。数を抑えることにより、一個一個がかなり大きくなりますからね。(^o^)

 

 

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【エダマメ(1)の現在の様子です】

エダマメも順調に育っています。定植して以降は特に作業はなく収獲を待つだけです。 

 

 

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 【アスパラガスの現在の様子です】

ずいぶんと葉が繁茂してきましたね。先端は高さ3メートルぐいらのものもあります。

まだ茎枯病は発生していませんが、これから秋までどのような展開になるのでしょうか。とても不安です…。(^^;)

 

 

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【アスパラガスの地際の様子です】

地表面に3センチぐらいでの厚さで培養土を用いて被覆しました。これは茎枯病対策の一環ですが、その効果が出ますでしょうか…。

と、いいつつ…。

よく見ると茎に茎枯病の病斑がチラホラと…。(^^;)

 

 

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【エン麦の現在の様子です】

エン麦も順調に育っています。エン麦の育ち具合が素晴らしいので、秋野菜は無肥料で育てようと思い始めています。(^o^)

 

 

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【エン麦の様子です】

縦長のこの部分についてだけエン麦の育ちが良くありません。葉色がここだけ薄くなっていますから、何らかの原因で生育不良を起こしていると思われます。この畝部分は昨年秋にブロッコリーが植えられていた場所です。ここだけ育ちが悪いのですが、他のアブラナ科の場所は特に問題ないことから、原因はちょっと思いつきませんね。(^^;)

 

 

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【野菜屑置き場のトマトの様子です】

今年もトマトの余った苗を、4株野菜屑置き場に植えました。予備として確保しておいた苗なので、本定植のトマトよりも定植がかなり遅いことから、本定植のトマトよりも小ぶりですが、それでも第一果はしっかりついていますし、問題なく育ってくれそうな雰囲気ですよね。(^o^)

 

 

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【ボーダーガーデン現在の様子です】

今年はパンジーが元気に咲き続けています。パンジーが元気に咲き続けてくれるのはそれはそれで嬉しいのですが、夏花の植え替えのタイミングがギリギリになってしまうような…。微妙な気分でもあります。

いずれにしても、これだけ元気に咲いているのですから、今すぐ撤去するというのはかわいそうですから、今後のことは出たとこ勝負で対応したいと思います。(^o^)