春夏野菜専用畑にて播種・定植が始まりました。(^o^)

今年の早春における気象状況の特徴は、“強風と急激な気温上昇” といった所でしょうか。

実際に3月に入り何度かものすごい風が吹き荒れましたし、寒い冬でしたがあれよあれよという間に春真っ盛りのような暖かな気温の日が多くなりました。

徐々にではありますが日本も熱帯性の気象環境となりつつあるのか、春と秋のそれぞれの期間が短くなっているという印象がここ数年強いです。皆さんは早春のこの時節について、どのような印象をお持ちでしょうかね。(^o^)

 

播種と定植

17日の日曜日に定植と播種を実施しました。

午後は風が強くなってきましたが、強風下でのマルチ敷きや播種・定植そしてトンネル被覆は何度も体験済みですから、多少の困難さはあっても問題なく一人で対処し、無事に予定した作業を終えることが出来ました。(^o^)

 

 【播種】 
ニンジン『向陽二号』(ペレット種子) (株間縦横共に15㎝)  
ニンジンは好光性種子ですから、覆土は極めて薄めにします。今年は保湿対策はせずに播種しました。


ダイコン『耐病総太り』 (株間30㎝) 
種が浮き上がってこないように、例年通り少し深めの1.5センチほど土を被覆して播種しました。

 
トウモロコシ『ハニーバンダム』 (株間30㎝) 
今年は気温が高いことから、雨対策はせずビニールの換気口はそのままでいきます。

種蒔きの際は、マルチの穴に播種する粒数を同数にする等把握しておくと、発芽したときに発芽率の検証が出来るので便利です。小松菜みたいに小さすぎる種は無理かもしれませんが、ペレット種子とか、トウモロコシやダイコンの種なら問題なく数えて播種できますね。

 

 
【定植】 
結球レタス『エクシード』 70株 (株間30㎝) 

キャベツ『金系201号』 22株 (株間45㎝) 

ブロッコリー『緑帝』 22株 (株間45㎝) 


キャベツ・ブロッコリーも含めてすべてセル苗ですが、セル苗はポット苗と比較して、定植適期幅が狭いので注意を要します。

今年の結球レタス苗は、気温が暖かく推移したせいで成長が進み、寝巻きががかなり進んでいましたから、苗をポットから外すのに手間取り、かなり根を押したり引いたりとダメージを与えてしまいました。

成長に悪影響が出ないように祈るばかりです。(^^;)

 

 

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 【タマネギ『OP黄』の現在の様子です】

暖かくなり成長が再開されました。苗は定植の段階で大きい苗から小さい苗まで順に並べて定植しました。手前側が大きい苗、奥の方へ行くほど小さい苗を植えたことになります。定植時苗の直径が5ミリを超えていると、トウが立つリスクも高くなりますから、5ミリ以上は排除しました。写真手前側に植えた苗は、直径が5ミリに近いものを植えたことになりますから、手前側がトウ立ちのリスクが一番高いと思われますが、定植苗の茎の直径寸法がトウ立ちにどのように影響するか観察してみる予定です。

昨年秋にネキリムシに四株食害されましたが、予備苗を植えましたから、現在は全株植えられている状態です。

マルチの周囲には、たくさんの石が置かれています。マルチが強風で吹き飛ばされないように、重しとして置いてあるのです。この石はとても重宝でいろんなステージで活躍してくれます。皆さんもこのような石を準備され活用してみて下さい。(^o^)

 

 

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【アスパラガスの現在の様子です】

ご覧のようにアスパラガスの畝には厚さ5㎝以上稲ワラで被覆されています。防寒対策という訳ですよね。(^o^)

この稲ワラは春夏野菜専用畑で使用したものを、秋冬野菜専用畑でも苗のマルチとして使用し、そしてその後にアスパラガス畑に敷いて更に活用していることになりますから、ミャー菜園では稲ワラは三度活躍してもらう流れになっていますよ。(^o^)

 

 

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【ボーダーガーデンの現在の様子です】

「冬来たりなば春遠からじ」厳しい寒さが続いたこの冬のあいだ、パンジー達はけなげにも咲き続け、ご覧のように元気に再成長の時を待っています。

間もなくゼラニウムとか多くの一年草を定植して賑やかなボーダーガーデンにする予定ですよ。(^o^)

 

 

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【ビニールトンネルの様子です】

すでに播種・定植を終えた畝の様子です。(^o^)

ご覧のようにビニールトンネルの表面に、更に断熱シートで被覆しているのが見えますが、このような状態で夜間の寒さから畝を守っています。

朝にはこの被覆シートは剥がしますが、作業の利便性を考慮して、剥がすのではなく片側に寄せるという方式で対応します。そうすれば、再び被覆するのにすごく短時間に被覆することが出来ますからね。

このような「被覆→剥がし」の作業は、仕事から帰っての夜間や、出勤前の早朝に行います。例年このような対応は、桜が咲く頃まで続けられます。(^o^)

 

まだトンネルが設置してないのでマルチが見える畝がありますが、よく見ますと棒のようなものが置いてありますね。

棒のようなものは “重し” として置いてあるのです。この時節は時折強烈な風が吹きますからね。重しをマルチに乗せておかないと、無残にもマルチが吹き飛ばされ…。

という結末になってしまいますからね。土がカラカラだと余計に飛ばされやすいですから要注意ですね。(^o^)

 

それにしても、トンネルに使用しているビニールが赤茶けていますね~~。(^^;)

ごめんね~、野菜君達。ビンボーだからしょうがないよ。(^^;)

何年も使用しているビニールなので、ずいぶんと汚れていますが、これでは太陽光線もあまり透過しないかもです。もっとも現在定植・播種した畝は、そう遠くないうちに防虫ネットなどにきりかえる事もあり、汚れたビニールでもさほど悪影響は無いように思えます。ちなみに果菜類については、なるたけ新しいビニールを使用するように努めています。

 

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(※20日撮影)【結球レタス『エクシード』の現在の様子です】

まとまった雨が降り地面が黒っぽくなりました。(^o^)

それにしても、強風が吹き荒れ、一晩でマルチの上がゴミだらけになってしまいました。これだけの風が吹き荒れるのですから、ビニールトンネルをしていなかったら、一晩で苗は深刻なダメージを受けるでしょうね。 

 

 

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(※20日撮影)【キャベツ『金系201号』の現在の様子です】

キャベツは生長が早いですから、定植時よりも、すでに少し大きくなってますよ。

キャベツとブロッコリーの畝については、ビニールトンネルの被覆と共に、防虫ネットでも同時に被覆してあります。ちょっと見にくいのですが。

その理由は、今年はすでに相当暖かな日もありますから、最高気温予想が25度近いような日は、裾を上げておかないと焼けてしまう恐れがあります。

ビニールの裾を上げておいたら、チョウチョは容易に葉に卵を産み付けることが可能となってしまいます。という訳で、裾を上げておいても防虫ネットがあるために、チョウチョが葉に近づくのは不可能という訳です。

アオムシさえ防げば、春のキャベツ・ブロッコリーはその他の害虫は発生しないので、本当に楽ちんな栽培となりますよ。(^o^)

 

 

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(※20日撮影)【ブロッコリー『緑帝』の現在の様子です】

ブロッコリーは寒さによるダメージを受けやすいのですが、今年はその心配は不要かも知れませんね。ブロッコリーについては、その点だけが心配の種といえますから、今年は安心して見ていられそうです。(^o^)