春夏野菜専用畑にて畝にマルチを敷きました。(^o^)

 この時節、昨年は雨が多くて管理機による耕耘に日程調整が困難を極めましたが、今年は小雨傾向にあり、耕耘の日程調整は問題なくて予定よりも一回多い四回の耕耘を経て、本日のマルチ敷きと相成りました。(^o^)

雨もまずまずの雨量で二回降りましたから、有機肥料もそれなりにこなれて土のコンディションも良い感じですよ。(^o^)

マルチ敷き作業はかがんで作業しますので、足腰に負担がかかり大変な作業なのですが、この作業が始まると、気分は一気に野菜栽培モードになり、ピリピリッと気が引き締まります。

近年仕事は忙しくなる一方でプライベートの時間確保が難しい課題なのですが、今年の野菜栽培も例年通り全力で取り組みまして、結果として心豊かな菜園生活を送りたいものだと願っているのですが、さて今年の作柄はどうなりますかね…。

 

 

マルチ敷き

ミャー菜園の春夏野菜専用畑は、全部で13畝ありますからマルチを13本敷きました。午前は耕耘をし、午後マルチを敷き始め、強い風も吹かなかったこともあり、夕方には余裕を持って作業を追えることが出来ました。

  

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マルチ敷きについては、詳細な解説文を旧菜園観察日記に昨年掲載しましたので、その解説文を転載させていただきます。

家庭菜園でのマルチ敷きは、まさに十人十色といえるぐらい、様々な方法があると思われますが、ミャー菜園のマルチ敷きは実にユニークですから、マルチ敷きが旨くできなくて困っているという方はぜひご覧になってみてくださいませ。

 

 

(転載開始)

ミャー菜園のマルチの敷き方ご紹介

ミャー菜園のマルチの敷き方をご紹介したいと思います。(^o^) 

ミャー菜園でもかつて200坪の面積で野菜を育て、畑で朝市を開き販売していた時期がありましたが、これだけの面積だと管理機を用いて機械的にマルチを敷かないととても間に合いませんので、この時期は機械を用いてマルチ敷きを実施していました。 
 
しかし現在のような小さな面積を機械で敷くと、開始点と終了点とで手間ばかり掛かって効率が良くありません。
 
という訳で、現在のミャー菜園では手作業でマルチを敷いています。
マルチの敷き方というのは、本当に十人十色と言っても良いほど、皆さんが個性的な敷き方をするのに驚いていますよ。(^o^) 
 
もちろん、ミャー菜園の敷き方もかなり個性的です。 
見る人が見ると、あっと驚くユニークな方法であるかもしれません。 
 
本来ならユーチューブなどの動画にして見て頂ければ、リアルに表現できますし、「なるほどな~」 と作業の手順をよく理解して頂けるのではないかと思いますが、現状では動画による公開は考えておりません。何とか言葉による解説で理解して下さいますよう御願い致します。
 
 
 
写真はたった二枚だけです。(^_^;) 
最も重要なポイントを映し出している写真を掲載しました。 
 
ミャー菜園のマルチ敷きは二つの特徴がありますよ。(^^)/ 

 
1,目測で作業を進めるため作業が早い。 
ミャー菜園のような比較的規模の大きい菜園で、一日にたくさんのマルチを敷かなければならない場合に、この方式はとても有効です。 

 
2,強い風が吹いていても単独でマルチが敷ける。 
ミャー菜園方式のマルチ敷きは、強風にとても強いです。 
かなり強い横風が吹いていても、一人での作業を強行できるという特徴があります。 
風が強くても日曜日にしか作業が出来ないという条件下での試行錯誤が、ミャー菜園のマルチ敷きの方法を生んだのですから当然ですけどね。(^o^) 

 
ミャー菜園でのマルチ敷きの目標は、「単独で、早く、きれいに敷く」 という点です。 
小さな菜園で小さな畝を一畝か二畝作ればよい場合は、じっくりと丁寧に作成すればよいのであり、作業のスピードをあまり重視しないが故に、ミャー菜園方式はあまり参考にならない事をご了承下さいませ。
 
 
畝間は約1.4mありますが、この寸法だけは計測して位置決めしますが、あとの作業はすべて目測で進めます。(^_^;) 
ですから、体験を重ねて慣れるまであまり格好良くできないかもしれません。 
 
ミャー菜園ほど畝の数が無いという場合は、間縄やテープ等を用いて、綺麗に作業できるようにすれば良いはずです。
 
 
すべてミャー菜園方式に準ずる必要はまったくありません。 
参考になる部分だけ真似れば良いのですからね。(^o^) 
 
 
一つ条件があります。 
マルチを敷く畝は平畝です。5㎝とか10㎝とかの高畝にする場合は、この解説はあまり参考になりません。 
ミャー菜園でも少し畝を高くしているのではないかと思われている方がいらっしゃるかもしれませんが、通路部分が自然と圧密されて低くなった結果、若干の高畝に見えるだけです。 
 
 
 
それでは、ミャー菜園のマルチ敷きの手順を言葉にて解説します。 
理解しがたい部分がありましたら、どうぞ投稿でご質問下さいますよう御願い致します。 
 
1,管理機にて畑全体を耕耘する。 
(施肥した以降一度でも雨が降れば、マルチ敷きのために必ず耕耘します。マルチ下の土をフカフカの状態にしておくためです)
 
 
 
2,畝の位置を計測し、棒などを挿しておく。 
(ミャー菜園ではセンターライン位置を表示していきます) 
 
3,畝と畝の中間点を歩き足跡をつける。 
(通路部分となる場所ですからその位置を解りやすくするためです。1枚目の写真右側に、歩いた後がありますね) 
 
4,畝の部分をレーキ等でおおざっぱに平らにする。 
 
5,畝の部分を長さ70㎝の板きれで丁寧に平らにする。 
(ミャー菜園ではやりませんが、この段階で丸いパイプで平らにしても良いですし、板でたたいて圧密してもよいですね) 
 
6,マルチの向きを、目測で反対側のセンターに合わせて置く。 
(この反対側のセンターに合わせるというのは意外に難しいですよ) 
 
7,マルチの上にブロックを二枚置く。 
(ブロックは強風に対する重しになると共に、定規にもなるわけです) 
 
8,端部を埋める。 
(※埋める部分を長く切らないように注意。長く切ると土の中で水たまりが出来る可能性があり。その水が腐って病気が発生する可能性があり) 
 
9,マルチを土の上で転がしながら反対方向に持って行く。 
(地面に向かって少し圧しながら進みます。つまり転がっている石などを押さえつけて前進するのです。結果として畝が更に平らになります。これは重要なポイント作業のひとつです) 
 
10,マルチが反対側に達したら、元側のブロックを二枚を外す。 
(狭い菜園の場合は、このブロックを反対側に持って行く。ミャー菜園の場合は広いしかずがあるので、両側に二枚ずつブロックが用意されています) 
 
11,引き終えたマルチを強く引っ張りながら、ブロックを二枚載せる。 
(風が強くマルチが煽られる場合は、ブロックを乗せてから13番→12番の順で実施) 
(両側にブロックが用意されている場合は、マルチが反対側に達した時点ですぐにブロックを乗せることができるので、強い風の時には楽ちんで作業できますよ) 
 
12,所定の位置でマルチをカッターで切断して、土に埋める。 
(同じく長く切らないように注意) 
 
13,木材を重しとして畝の中央付近に二ヶ所置く。(※写真参照) 
(畝の距離が長い場合、又は強風でマルチが煽られる場合は、途中二ヶ所 (合計4個の木材) このような木材を置けば、強風に対しマルチが煽られませんし。また木材を置くことにより、真っ直ぐ直線的にマルチを敷けます。従ってこの木材を置くというのは、重要なポイント作業です) 
 
14,ブロックを外す。 
 
15,「三角ホー」 という道具で、マルチを埋めるために側面を掘っていく。 
(鍬ではだめです。マルチシートの下を掘り進めますので、三角ホーでなれば不可能です) 
(これは熟練を要する作業です。慣れるまではロープを張って、事前に法面を掘っておくのもひとつの方法です) 
 
16,マルチ側面を手でまず埋めていく。そして靴で二往復程度踏みつけてより固結させる。 
 
17,最後にマルチの上に乗った土を、ホウキで掃いて綺麗にする。 
 
 
以上がミャー菜園のマルチ敷きの方法です。(^o^) 
言葉では理解しにくいですがご了承下さいませ。m(_ _)m 
 
冒頭に書きましたように、マルチ敷きはまさに十人十色の方法がありますので、ミャー菜園方式の一部が皆様のマルチ敷きの参考になるのなら、この上ない喜びですよ。(^o^) 
  
追記 
ミャー菜園のトマトやキュウリの畝の支柱設置も、ミャー菜園方式は実にユニークですから、後日ご紹介させて頂きます。(^o^) 
 
 
■写真一枚目 
ミャー菜園のマルチ敷きの特徴がよく出るように写した写真です。(^o^) 

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■写真二枚目 
三角ホーで側面を掘り終えた段階の写真です。 
三角ホーで側面を目測で真っ直ぐ掘り進めるのはかなり難しい作業ですが、「基準となるべき位置」を把握できるようになれば、より簡単に掘り進める事が出来るようになります。とにかく体験を重ねて下さいませ。 

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左側には敷き終え完成したマルチが見えますが、決して完全な綺麗さではありませんが、とにかく早くマルチが敷けるというのが、このミャー菜園方式の特徴でもあります。(^o^) 

(転載終了)