ロンドンパラリンピックの応援に行ってまいります (^o^)

パラリンピック・ロンドン大会が8月29日開幕しましたね。連日スタジアムを満席にするほどの観客を集めての熱戦が展開されています。(^o^)

パラリンピック大会はオリンピックの一ヶ月後に開催される障害者スポーツの祭典ですよね。日本からも、選手135名 役員121名 計256名の規模で参加しています。 

ブログ管理人であるミャーちゃんも。間もなく視覚障害者ランナー高橋勇市選手の応援にロンドンへ駆けつけますが、もちろん滞在中は他の競技も含めてすべての日本選手を応援するつもりですよ。(^o^)

 

 

今回の記事は、視覚障害者ランナー高橋勇市選手の応援をしようとロンドンに駆けつける応援団に配信した文面をここに転載させていただきます。

皆様もこれまであまり障害者スポーツにご縁が無かったかもしれませんが、転載した文面をお読み下さり、また障害者スポーツ関連サイトなどをご覧下さいまして、障害者スポーツについてこれまで以上に関心を持っていただけたらとても嬉しいです。(^o^)

そしてもちろん併せて、パラリンピック・ロンドン大会の応援もよろしくお願いします。(^o^)

 

 

 

(ここから関係者に配信した文面です)

パラリンピック・ロンドン大会高橋勇市選手応援ツアー情報

(作成者/中澤修平 最終更新/平成24年8月03日)

 

パラリンピック・ロンドン大会マラソンコースをグーグルマップに埋め込みました。5キロごとのポイントの通過時刻も掲載されていますよ。(^o^)

 


より大きな地図で パラリンピック・ロンドン大会マラソンコース を表示

 

このマップには、マラソンコース表示と周回毎の通過予想時刻の表示がメインですが、それ以外にも、皆様が宿泊するホテルの所在、ロンドン・オリンピックスタジアムと在英国日本国大使館、電車・地下鉄主要駅等がマッピングされていますから、スマートフォンをお持ちの方は、ぜひマップをお気に入りに入れて現地で活用して下さいませ。
もちろんマップに地下鉄路線図を表示すれば、現地でかなり便利に使えそうですよ。(^o^)

 

◆マラソン競技に出場する視覚障害者ランナー三選手ご紹介
T11 和田 伸也 (伴走/ 志田 淳・中田崇志)
T11 高橋 勇市 (伴走/ 大崎 栄・早田俊幸)
T12 岡村 正広

 

◆パラリンピック・ロンドン大会マラソン競技
マラソンコースの概要:
☆小ループ 3.571km 1周 (左側台形のループ)
☆大ループ  12.875km 3周 (全体のループ)

スタート時刻: 現地時間 9月9日 AM8:00。 バッキンガム宮殿前、ザ・マル
ゴール予想タイム: 2時間37分31秒 (3分45秒/1km 、18分45秒/5kmで計算)

 

ゴール予想タイム: 2時間37分31秒は、平成16年(2004年)の第14回かすみがうらマラソン兼盲人マラソンかすみがうら大会における高橋勇市選手のゴールタイム、これは高橋選手の自己ベストタイムでもありますが、2時間37分43秒を勘案して中澤が個人的に設定したものです。

ちなみに、高橋勇市選手のパラリンピック競技大会でのマラソンリザルトは、
2004アテネ大会 2時間44分24秒 (金メダル/T11クラス)
2008北京大会 2時間43分38秒 (16位/T11・T12同一クラス、T11だけなら2位)

マラソンをやっている方は、ランニング用時計を持参しスタート時にスタートボタンを押しておけばスプリットタイムを把握することが可能です。

 

◆ご注意:
ゴール予想タイムは中澤の個人的設定です。この設定タイムよりも13分ほど速い自己ベストタイムを持つ選手も走ります。視覚障害者ランナー三選手への万全な応援態勢を敷くために、必要に応じて早めに応援ポイントに向かわれますようお願いいたします。
また車いすマラソンも12選手が出走しますが、各ポイント通過時刻は表記よりも大幅に速い時刻となります。
最も速いT54クラスで1時間20分がゴール予想タイムですからご注意下さいませ。

 

◆オリンピック・ロンドン大会男女マラソン国内放送予定。
オリンピック女子マラソン 8月06日(月曜日) 日本時間PM19:00
オリンピック男子マラソン 8月12日(日曜日) 日本時間PM19:00

※地理的状況を把握し現地で素早く行動する為にも、オリンピック男女マラソンは、必ずテレビ観戦して下さいますようお願いいたします。

 


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パラリンピック・ロンドン大会における高橋勇市選手の応援団は、欧州三菱現地駐在員の皆様も含め総勢50名ほどになる見込みです。手弁当による現地での応援、本当にありがとうございます。初対面の方もいらっしゃいます。現地ではよろしくお願いします。

 

ロンドン大会では、高橋勇市選手を含む視覚障害者ランナー三選手以外に、車いすランナーも大勢走られます。彼ら彼女らを日本代表選手として、等しく応援して下さいますようお願いします。

ロンドン大会におけるマラソン競技は、オリンピック史上初の周回コースで実施されますから、ゴールするまでに最大7回、最低6回応援できるという、応援する側にも声援を受ける選手の側にも極めてメリットのあるコースであると言えます。

それだけに、準備万端怠りなく事前調査をしっかり積み重ね、ロンドンでは効率の良い応援態勢を構築できるように取り組んでいきたいと思いますのでよろしくお願いします。

(コース全体を俯瞰すれば、カーブが90カ所以上ありますし、アップダウンもそれなりにあり、そして滑りやすい石畳があったり、舗装路の路面状態もあまり良くないと聞きますから、視覚障害者ランナーや車いすランナーには、決して走りやすいコースではありません。)

 


 

◆視覚障害者ランナーを沿道で応援する際の注意事項

視覚障害者ランナーを沿道で応援する場合は、一般的な晴眼者を応援する場合と比べ、応援場所の選定に一定の注意を払う必要がある事をご承知下さいませ。

応援団の皆様の中には視覚障害者ランナーの伴走を日常的に行っている方が大勢いらっしゃいますが、ここでは視覚障害者ランナーの伴走をやった事が無いという方の為に、視覚障害者ランナーを沿道で応援する際の若干の注意事項を述べさせていただきます。


視覚障害者ランナーは、伴走ランナーの声による指示で、道路を右に曲がったり左に曲がったりしながら走りを進めるのはご承知の通りです。ですからこの声による指示が適切なタイミングで、的確に視覚障害者ランナーに伝わる必要があります。

伴走ランナーの声による指示が、何らかの理由で視覚障害者ランナーに伝わらなかったり、或いは聞き取りにくかったりして対応が遅れたら、一瞬のうちに転倒等のアクシデントが発生する可能性があります。

早くも結論として述べたいのは「伴走ランナーが視覚障害者ランナーに指示を出す場所では、安全な走りを担保するために、応援の発声は極力控えて下さい」という事になります。

ロンドンでは曲がり角が90カ所以上あると言われています。「そんなこと言ったら、応援する場所が無いよ」という声が聞こえてきそうですが、可能な限りという事で結構です。なるたけ伴走ランナーが指示を出す場所を避けるようにするという事でお願いします。

ひとつの例を上げます。
視覚障害者ランナーが直線道路を走ってきて、これから交差点を右に曲がっていくケースを例にして説明させていただきます。

伴走ランナーの指示は、「指示の予告」「指示」「指示終了の宣言」この三つで構成されています。

1,「指示の予告」は交差点の直前20メートルから25メートル付近で「間もなく3時の方向に曲がります」と発せられます。

2,「指示」は交差点の直前5メートルぐらいで「ハイッ、3時の方向に曲がります」と発せられます。

3,「指示終了の宣言」は交差点を曲がり終え、直線に向け二人の走りが安定したところで「曲がり終わり」と発せられます。

 

以上が交差点における伴走ランナーの指示の様子です。
交差点のカーブの円弧の距離によりますが、概ね15秒から20秒程度で、交差点における三つの指示を終えるのが一般的です。

それでは問題提起しますよ。
交差点において伴走ランナーが指示を出している最中に、私たちが応援の声を発したケースを想像してみて下さいませ。(^o^)

伴走ランナーが視覚障害者ランナーに、「間もなく3時の方向に曲がります」と指示を出している最中、すなわち、伴走ランナーが「間もな……」と指示を出している最中に、応援する人がとても大きい声で「勇市~~~。頑張れ~~~。」と大声で叫んだらどうなるでしょうか~。(笑)

ご承知の通り、視覚障害者は聴覚が信じられないぐらい発達しています。雑多な雑音の中で聞き取りたい音を拾う能力は、健常者とは比較にならないほど強力に発達しているのです。ですから、例に出したように、大声でかつ英語でなく日本語で叫ばれたら、間違いなくその大声は視覚障害者ランナーの耳に勝手に入り込んでしまうでしょう。

結果として視覚障害者ランナーは伴走ランナーの声による指示が良く聞き取れなかったなんて事になってしまい、アクシデント発生を助長させてしまうかもしれません。

従いまして、応援する場所を決めるに際しては、走る選手がよく見える場所だとか、高い位置だからよく見えて応援しやすい場所だとか、人垣が少なくて応援しやすい場所だからとか、駅の近くで応援に便利だと思ったから等々、応援する側の都合と目線で場所を選ばないようにお願いいたします。

結論として沿道で声援を送る最適な場所は、「伴走ランナーが指示を出さない場所」で行うのが理想だという事です。
応援する場所を選ぶ際には、「ここは伴走ランナーが指示を出す場所だろうか?」という点を常に意識してほしいと思いますね。

具体的には、応援するのに最も適する場所は “路面状態の良い直線道路” だと言えます。視覚障害者ランナーがカーブであると認識できないほど極めて緩やかな曲線カーブももちろんオッケーです。

このような直線および極めて緩やかな曲線カーブの走路では、伴走ランナーも視覚障害者ランナーも無言で黙々と走っているはずです。
こうした場所でこそ、応援の声は最もはっきりと伴走ランナーと視覚障害者ランナー双方の耳に届くでしょう。(^o^)

 

それではここで、伴走ランナーが視覚障害者ランナーに「指示」を出す場所はどこなのかを説明させていただきます。沢山ありますよ。(^o^)

右に曲がる時。左に曲がる時。緩やかに右に曲がる時。緩やかに左に曲がる時。Uターンする時。道幅が狭くなる時。道幅が広くなる時。路面に段差がある時。路面状態が悪く良い場所をを選んで走らなければならない時。路面に穴などがあり急に進路を変えなければならない時。上り坂になる時。下り坂になる時。他の選手を追い越そうとしている時。他の選手から追い越されようとしている時。5km・10km等ラップ・スプリット計測点を通過する時。給水所に近づいた時…。

以上が、コース上において伴走者が指示を発する場所です。原則としてこれらの場所の前後30メートルぐらいの範囲内を避けて応援して下さいますようお願いします。

またロンドンコースは、いわゆる日本で言うところの「ロータリー部分」を周回するのが一周につき3回ありますがロータリー部分での応援は避けて下さい。選手と伴走者はロスタイムが発生しないように、円形に沿いインコース取りを必死にやっていますから、応援を受ける状況にありません。

これは車いすランナーも全く同じです。カーブへの対応に全神経を集中しています。車いす競技はコーナーリング時の接触・転倒事故が最も多いのです。

それから20km地点は伴走ランナーの交代場所ですが、交代した伴走ランナーは、高橋選手のペースリズムに速やかに合わせようと、リズムをつかむことに全ての精神を集中していますから、伴走ランナーが交代して200メートルぐらいの間は応援の自粛をお願いします。

以上が視覚障害者ランナーを応援する際の注意点でした。
長い文章でしたが、読んで下さいましてありがとうございました。(^o^)

 

(最後にもう一言)
応援に際しては、高橋選手ら視覚障害者ランナーへの応援が最優先されますが、応援に余裕があれば、伴走ランナーの名前も一緒に発して下されば、二人が共に嬉しいはずですし、二人が共に勇気百倍になるはずですよ。(^o^)

 


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ここからは各種パラリンピック情報です。

 

◆大会名称
ロンドン2012パラリンピック競技大会(第14回夏季大会)
 「London 2012 Paralympic Games」(通称:ロンドンパラリンピック)

◆運営主体
 国際パラリンピック委員会(IPC)
ロンドン2012 オリンピック・パラリンピック組織委員会(LOCOG)

パラリンピックCM動画(ユーチューブ動画です)
Channel 4 Paralympics - Meet the Superhumans (Annotated Version)
http://www.youtube.com/watch?v=kKTamH__xuQ&feature=BFa&list=FLvGfNnmibi5uCQT-NgVtYSQ

 

◆実施競技・種目・参加資格
20競技・503種目

◆開催期間
開会式:2012年8月29日 閉会式:9月9日  12日間開催

◆開催地
イギリス・ロンドン
(主会場:ロンドン・オリンピックスタジアム)

◆参加規模(予定)
165か国・地域から約6,200名(選手4,200名、 役員2,000名)が参加
初参加国(アンチグア・バーブーダ、ブルネイ、カメルーン、コモロ諸島、ジブチ、コンゴ共和国、ガンビア、ギニア・ビサウ、リベリア、マラウィ、モザンビーク、北朝鮮、サンマリノ、ソロモン諸島、トリニダード・トバゴ、アメリカ領バージン諸島 )

◆日本選手派遣規模
(1)選手135名 役員121名 計256名(平成24年7月18日現在)
(2)実施20競技中、17競技に参加
(5人制サッカー、7人制サッカー、男子ゴールボール、男子シッティングバレーボール、女子車椅子バスケットボール、車いすフェンシングは不参加)

◆特記事項
2004年アテネ大会以降、中断されていた知的障害選手の正式参加が再開される予定(陸上競技・卓球・水泳)

◆添付したpdfファイルは以下の通りです。
◇ 日本選手団選手名簿
◇ 日本選手団役員・コーチ名簿
◇ 競技会場
◇ 競技スケジュール
◇ 在英国日本国大使館が作成した「パラリンピック観戦安全手引き」

 


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◆パラリンピック関連リンク集

 

◇ London 2012 Paralympics
http://www.london2012.com/paralympics/

◇ IPC国際パラリンピック委員会
http://www.paralympic.org/

◇ IPC国際パラリンピック委員会 陸上部門(IPC)
http://www.paralympic.org/athletics

◇(財)日本障害者スポーツ協会
http://www.jsad.or.jp/

◇(財)日本障害者スポーツ協会サイト内 「パラリンピック special site」
http://www.jsad.or.jp/paralympic/index.html

◇ 日本身体障害者陸上競技連盟
http://www.jaafd.org/

◇ 日本盲人マラソン協会
http://www.jbma.or.jp/

◇ KanPara Press (カンパラプレス)
http://www.kanpara.com/

◇ Paraphoto (パラフォト)
http://www.paraphoto.org/

◇ Yahoo! JAPAN THE LONDON 2012
http://london.yahoo.co.jp/para/

 


◇ 在英国日本国大使館
http://www.uk.emb-japan.go.jp/jp/

住所: 101-104 Piccadilly London W1J 7JT
電話番号:020-7465-6500(代表)
FAX番号:020-7491-9348(代表)

【緊急連絡先】 
1.大規模災害、テロ事件等の緊急事態が発生した場合 020-7465-6500 へ連絡して下さい。

2.人身事故、犯罪等に巻き込まれた場合
大使館領事班 ( 020-7465-6565 ) に連絡してください。なお、勤務時間外や休館日の場合には、0808-238-9830 に連絡願います。

公衆電話から電話を掛ける場合には、0808-234-0146 に連絡願います。

3.旅券の紛失の場合
万一、旅券を盗難・紛失された場合は、先ず最寄りの警察に届出て、紛失・盗難を届出たことを証する書類を入手の上、当館において旅券の紛失届の提出及び新規発給の申請をして下さい。
旅券の新規発給を受けている時間的余裕がない場合には、日本へ直行で帰国する方に限り、旅券に代わる「帰国のための渡航書」を発給しております。

当館では、音声による24時間利用可能な「電話案内サービス(番号 020-7465-6565 )」を設け、領事関係諸手続きについてご案内しておりますので、ご利用ください。