タマネギに被覆していた虫除けネットを撤去しました。(^o^)

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【写真は先週定植したブロッコリー『緑嶺』の現在の様子です】

ブロッコリーは生育序盤で強い寒さにあうと早期抽台する可能性が増します。すなわち抽台すると花蕾が十分成長しない段階で花芽分化が進んでしまい、花蕾が大きくならず商品価値のないブロッコリーとなってしまう可能性があるのです。

3月上旬にはブロッコリーを定植して栽培がスタートするミャー菜園でも何度か早期抽台を経験していますが、早期抽台するかしないかの分岐点はまだ把握できていないのが現状です。

早期抽台回避の対応で一番確実性があるのは、ここ埼玉県あたりではお彼岸以降に定植するなら、まず早期抽台は起こらないのではないかと見ています。ただ寒さ対策として遅く定植すると、それだけ収穫が遅くなりますので、どのあたりで妥協点を見いだすかというのが課題ですね。

 

タマネギに被覆していた虫除けネットを撤去しました。(^o^)

ニュースで 「今年の冬は過去10年の中で一番寒い冬だった」 と語っていましたが、その通りだと実感された方がほとんどだと思います。

その意味で、この厳しい寒さを乗り越えた山野の動植物、そして菜園で冬越しをしたタマネギ君たちは本当によく頑張りましたね。私たち人間は愚痴を言いながらも寒ければ着込めば良いわけですが、山野の動植物はそうはいきません。

「この三ヶ月厳しい寒さに本当によく耐えましたね。」 山野の動植物に心からねぎらいの言葉をかけたい気持ちでいっぱいですよ。(^^)/

 

そんな厳しい寒さも、お彼岸前後になりますと、さすがに暖かい日も多くなり、タマネギも厳しい寒さを乗り越えて、成長が再開されています。少しずつ大きくなりつつありますよ。(^o^)

今日は冬の極寒期、防寒対策としてタマネギに被覆していた虫除けネットを撤去しました。

虫除けネットなんて防寒対策で有効なのかな? と思われる方もいらっしゃるかも知れませんが、少なからず効果があると思われますので、ミャー菜園でも毎年必ず虫除けネットで被覆しています。その効果があるせいか、これまで何年も霜柱でタマネギが浮いてしまったというような状況は発生していません。

冬の間タマネギに虫除けネットで被覆するメリットを書きますと、

1,霜柱の成長を抑制できる可能性がある。

2,冷たい北風の強烈な風圧を緩和できる可能性がある。

3,雪が降った場合、苗への圧密ダメージはゼロにできます。

4,マルチの端部の剥がれを抑制できる可能性がある。

5,虫除けネットの中は、若干温度が高くなると言われている。

6,犬やタヌキが畝の上を走る事によるダメージを防げる。(笑)

 

このように虫除けネット被服のメリットは複数ありますが、デメリットも一つあると思われます。それは、

1,遮光率が若干ある。(編み目の目合いにより率は変わります)

 

ですから、虫除けネットの被服をいつまでも続けていると、成長を遅らせてしまう恐れがありますので、強い霜が降りなくなったら、早晩撤去するようにしたほうが良いと思います。ただし、トンネルパイプはそのまま設置を続けるのが良いと思います。メリット6番で書いたように、引き続き犬やタヌキが畝上を走るのを防ぐ必要があるからです。(笑)